死出の箱舟・■■の■ その十九
(=ↀωↀ=)<気づいていませんでしたが前回で400話だったようです
(=ↀωↀ=)<結構な話数になったなぁと思うと同時に
(=ↀωↀ=)<「これ完結までには1000話超えてそうだな……」とも思ったという
(=ↀωↀ=)<今後もよろしくお願いいたします
□【装甲操縦士】ユーゴー・レセップス
『いい反応ですね! 中身は超級職なパイロットと見た!』
機械竜とも言うべき紅白の機体から陽気そうな女性の声が響く。
『【インペリアル・グローリー】。【超操縦士】のカーティス・エルドーナ……か。リストには……いたな』
次いで、どこか怪我でもしているのか苦しげな男性の声も聞こえた。
どうやら紅白の機械竜は二人の人間が搭乗しているらしかった。
あるいは、私とキューコのように<マスター>と<エンブリオ>で運用する機体なのかもしれない。
『……何者だ? 不躾に名を呼び、煌玉竜を模した機体を駆る不遜な輩であることは瞭然だが』
誰何するカーティスの声には、言葉の内容とは裏腹に緊張の気配が僅かにあった。
それは私と相対していた時にはなかったもの。
もしかすると、優れたパイロットにのみ分かる嗅覚のようなものがそうさせているのかもしれない。
『名乗るほどのものじゃない。アンタには用もないしな』
『あれ? 超級職なのに勧誘とかしないんですか? さっき振られましたし、ここで新戦力ゲットしないんです?』
『強いだけの人材なら不要だ。改人で事足りるからな』
その会話の意味は私には、そしてカーティスにも不明だっただろうけれど、そこに僅かなりの低評価が混ざっていることは察せられた。
【インペリアル・グローリー】からの威圧感が……増す。
『あ、ご主人様! 今チェックしてて分かったんですけどね!』
それを意に介さないように女性が陽気に声を発し、
『あの金色も地竜型の動力炉積んでますよ?』
『……Fuck。余計な手間ばかり増える船だな、ここは』
男性がひどく不機嫌そうな声で応えると共に、機械竜が動き出す。
『度重なる侮辱とその敵意……敵と見定めて支障ないようだな』
それに対応して、【インペリアル・グローリー】も動き出す。
そして竜頭の<マジンギア>と機械竜の<マジンギア>は、動力炉の唸りを響かせながら向かい合い、
――――激突した。
【インペリアル・グローリー】が極小先端のランスを機械竜へと突き込む。
しかしそれを読んでいたかのように、機械竜は器用に左前足でランスの側面を押して逸らす。
竜頭の機体は右に流される勢いに乗せてテールバランサーを横回転に振るい、先刻から使用待機状態にあったのだろう【ペイント・ナパーム】を機械竜へと降りかける。
迫る液体火薬に対し、機械竜は飛沫の直下で身を低くし、バーニアを吹かして一瞬で潜り抜ける。
液体火薬の炎上を背にして機械竜は【インペリアル・グローリー】の背後へと移動。
そのときには竜頭の機体も背後への回頭を済ませており、機械竜の背に左手を向ける。
『――《ミサイル・ダーツ》』
『――《ラッシュ・ミサイル》』
竜頭の機体の左手から放たれた無数の噴進爆弾。
それを迎え撃つように機械竜の背面からも数多のミサイルが飛び出す。
双方の攻撃は爆風に二機とも巻き込むような中間点でぶつかり合い、動力ブロックに爆風と破壊を巻き起こす。
『『――』』
爆炎も収まらないうちに二機は互いに向けて動き出していた。
轟音と共に機体をぶつけ合う。
『ほぅ……!』
『や、っりますねえぇ!』
――互角。
私には互角としか見えない戦いがそこに在った。
あるいは、私には見えないレベルでの攻防も数多重ねているのかもしれない。
それほどに、両者の実力は伯仲しているように見えた。
少なくとも、真っ当な戦闘では私はどちらにも及ぶべくもない。
『ユーゴー、かてる?』
「…………」
勝率は決して高くない。
けれど……ゼロではない。事前にニアーラさんと打ち合わせたあの戦術を使うことができれば……。
あの二機に対し、こちらが持っているアドバンテージを最大限に活かせれば……勝機はある。
◇◆◇
□■【エルトラーム号】・動力ブロック
「……若干の不利、か」
後部座席のマキナが超絶した技術で機体を繰る中、ラスカルは冷静にそう判断した。
機体性能は悪く言えば基本的にバランスを度外視した【インペリアル・グローリー】よりも、先々期文明技術の権化であるマキナが手掛けた【サードニクス】が勝る。
むしろバランスが破綻した機体を乗り回すカーティスの技量が異常とさえ言える。
「並の<マジンギア>ならば、動力炉の時点で勝負にならないはずだが……相手も積んでいるのではな」
ドラゴン型の<マジンギア>である【サードニクス】が、他の<マジンギア>と比して最も優位な点は先々期文明産の動力炉である。
煌玉竜に代表される先々期文明兵器に用いられたフラグマンが設計した天竜型、あるいは地竜型の動力炉。
通常の魔力式機械の動力炉は搭乗者の魔力を地属性魔法に類する動力や、天属性魔法に類する電力に変換して機体を動かす。動力炉と言うよりは変換器とでも言うべきものだが、それゆえに搭乗者のMPによって稼働時間や出力に大きな制限が付く。
ユーゴーの【ホワイト・ローズ】は最たるものだが、【マーシャルⅡ】も戦闘兵器として見たときの稼働時間は決して長いとは言えない。
戦車型の【ガイスト】にしても、走行や砲撃に個別の人員を割り振ることでMPの損耗を抑え、稼働時間を延ばす仕様だ。
現代の動力炉で最も変換効率と出力に優れているのは【ブルー・オペラ】の動力炉だが、それも静粛性のデメリットと引き換えであり、偶然作れた代物で再生産もできない。
しかしフラグマンの動力炉はそれらとは一線を画す。
人の魔力を変換することなく、動力炉自体がほぼ永続的に魔力を供給し、変換する。
一体どこからそれだけの魔力を引き出しているのかは初代フラグマンしか理解できず、代替わりして知識を引き継ぐはずの歴代フラグマンにさえ理論が遺されていない。
製法を知っている【瑪瑙之設計者】にしても、なぜそうなるのかは理解していない……と言うよりも理解できないようにセーフティが掛けられている。
それゆえ天竜型・地竜型の動力炉は極めて希少な品であり、搭載しているだけで<マジンギア>としての格に埋めがたい差が生じる。
しかし奇しくも……ここに相対する二機はどちらもが搭載機。
二〇〇〇年の時を経て兵器に搭載された物と、マキナによって新造された物という違いはあれど……性能に大差はない。
「あちらが気づけば……不利だな」
動力炉の数は【サードニクス】が勝るが、それでも互角。
むしろ僅かながらに押されている理由がある。
超級職の差、である。
マキナは優れた技量を持っている。
何しろ、先々期文明の搭乗型フラグマン兵器、その基本操縦データは全て彼女が手掛けたほどだ。
だが彼女は人間ではなく、ジョブにも就くことができない。
彼女の操縦に、ジョブスキルによるサポートの類は皆無なのである。
また、同乗するラスカルの【器神】も兵器の運用・継続使用が主目的であり、性能自体を高める効果は薄い。
対して【超操縦士】であるカーティスはスキルレベルEXの《操縦》をはじめ、機体性能を引き上げるスキルも揃っている。
長期戦を続けるならば、回復し続けられる【サードニクス】に分がある。
だが、短期決戦ならば【インペリアル・グローリー】が倒しきるかもしれない。
未だにカーティスの方は【サードニクス】の手札を把握しかねているので畳みかけてはこないが、戦う内に手を読み切れば踏み込んでくるだろう。
あちらの奥義を先に切られれば不利になると……ラスカルには分かっていた。
ゆえに……。
「……マキナ。ハイリガー・トリニテートを使う」
先に鬼札を切ることを決めた。
「いいんですか?」
今もカーティスと鎬を削る最中のマキナは、ラスカルの言葉に驚いた。
「構わん。どちらにせよ、あの悪趣味な金色も、ここの動力炉も、潰す必要はある」
あるいはデウス・エクス・マキナで接触すれば回収できるかもしれないが、稼働状態の【インペリアル・グローリー】にそれを実行するのは不可能であり、同時に敵機が健在であるうちには動力炉に近づくこともできない。
何をするにも、【インペリアル・グローリー】を潰すことが前提だった。
「了解です! リミットは……」
「俺が死ぬ前に止めろ」
「……アイアイサー!」
そうして、マキナは覚悟を決めて【サードニクス】のコンソールにコマンドを入力した。
「近接白兵戦モード、セットアップ! ハイリガー・トリニテート……起動!」
◆
「まさか、機動兵器戦で私に伍する者がいるとはな」
カーティスは自分と渡り合う【サードニクス】に、内心で舌を巻いていた。
彼は二十年近くも<マジンギア>に乗っている。
一人用に改造した【ガイスト】、エルドーナ侯爵家に残置した半人半車の専用機【アウトレイル】、今はベルリン中佐に与えた【マーシャルⅡ】の重装カスタム。
そして、この【インペリアル・グローリー】。
これまで数多の機体を操ってきたが、何時も彼と互角に戦えるパイロットはいなかった。
それがまさか最も性能の高い機体を動かす今になって現れるとは……彼も予想しえなかったことだ。
技術だけでなく、機体の完成度も凄まじい。【ホワイト・ローズ】にさえ装甲の間隙を見つけていたカーティスが、狙うべきポイントを見つけられないでいる。
「これがただの戦場なら、心を躍らせようというものだが……」
今、そんな暇はない。
一刻も早くこの敵を討ち滅ぼし、【エルトラーム号】の動力炉を奪わねばならない。
戦士としての愉悦と己の大目的が、天秤の両側に置かれて揺れていた。
「何より、この敵も同じ動力炉を持つと言うのならば……それも頂こう」
相手の出力、そして戦い続けても弱まる気配のない様子に、カーティスも相手が先々期文明の動力炉を積んだ機体であると察した。
予定外の難敵であっても、得られるものが増えるのならばそれも良し。
カーティスはそう考えて、眼前の機械竜を倒すための手順を組み立て……。
「……む?」
――機械竜に起こり始めた変化に目を見張った。
前足部分……地面へのアンカー程度に過ぎなかったクローが伸長し、明らかな武器と化している。
また、全身のフォルムも手足が伸び、スラスターの配置も修正される。
だが、最大の差異は……その色。
紅白だった機械竜は、何時しかその色を変えている。
装甲の白色部分が赤熱し、全身が紅と赤に染まる。
「何を――」
カーティスが咄嗟に機体の角度を逸らしたのは、無意識の行動だった。
しかしその直後、目視不可能なほどの速度で赤い塊が通り抜けた。
黄金の機体の肩部アーマーには、その通過を示すように爪痕が刻まれている。
「……‼」
『速い』という言葉を口にする暇もなく、さらなる追撃が変形したクローによって齎される。
紅赤色に染まった機体が、先刻を凌駕する速度での連撃を仕掛けてくる。
猛攻の中で防御と牽制のために振るったテールバランサーが破損し、《ペイント・ナパーム》が使用不能に陥った。
「……これ、は!」
今までの動きは三味線でも引いていたのかという程に、その戦闘機動は別物だった。
(奥義か! それとも特典武具か! どちらにしろ、あちらが先に切り札を切ったようだな……!)
冷や汗をかくほどの敵機の急変に……しかしカーティスの口角は上がり始めていた。
◆
カーティスの推測は、半ば正しい。
この力は紛れもなくラスカルとマキナの切り札である。
だが、それは奥義でも特典武具でもない。
聖なる三位一体。
ラスカル達の母艦である【テトラ・グラマトン】と同様に、最大宗教の用語を元にしたそれは……スキルではない。
言うなればコンビネーションだ。
三位一体の名のままに、【サードニクス】の性能、マキナの操縦技術、そしてラスカルのジョブスキルを……同時に全開使用する。
限界を超えて爆散するほどの出力で二基の動力炉を稼働。
機体が砕け散るほどの操縦で機体を駆動。
それらの反動を、【器神】の修繕・エラー消去スキルの連続使用で強引に制動。
即ち、機体をレッドゾーンで安定させる。
リミッター解除による自損とスキルによる回復の均衡が取れていれば、それは純粋に性能を桁違いに向上させるに留まる。
だが……。
「ご、ふっ……!」
超音速機動状態での超高速ステップと衝撃の連打は、肉体的耐久性に劣るラスカルにとっては致命的だった。
血を吐き、現在進行形で骨が砕けている。
ラスカルがいなければ使用できない力。
なれど、そのラスカルこそが唯一の欠点。
マキナが敵機を討ち滅ぼすのが先か、ラスカルが反動で息絶えるのが先か、ハイリガー・トリニテートとは諸刃の剣に等しい技だった。
「ご主人様……!」
「……構うな」
己の血と共に強引に回復の丸薬を飲み下しながら、ラスカルは言う。
「……俺の命が惜しければ、さっさとこいつを倒すんだな」
「……アイアイサー!」
ラスカルの言葉にマキナは頷き、リミッター解除状態の機体で更なる連撃を畳みかける。
◆
「ふ、ふふ、フハハハハハ……!」
カーティスは少しずつ手足から装甲が砕けていくのを実感していた。
だが、その顔と喉は我知らず……笑っている。
未だ見ぬ、同種の強敵に心が躍っているのだ。
そもそも、彼の本質は戦う者。
だからこそ、破格の才を持つクラウディアに一目惚れした。
そして今、原初の純粋さで……目の前の戦いへと彼の天秤は傾いた。
「《マンマシン・インターフェイス》……起動!」
だからこそ、カーティスは【超操縦士】の奥義を発動した。
日に一度しか使えない、脱出に取っておくはずだった奥義。
しかし……恐らくは二度と現れないだろう<マジンギア>で互角に戦える相手に使うのならば、惜しくはなかった。
直後、ハイリガー・トリニテート状態の【サードニクス】の爪が【インペリアル・グローリー】の胴体に迫り、
――カーティスは槍でその爪をいなし、
――さらに膝蹴りを【サードニクス】の胸部に叩き込んでいた。
『!?』
【サードニクス】のコクピットで、今度はマキナが目を見張った。
明らかに動きが違う。
純粋な速度だけではない。
竜頭の機体は先刻にも増して……流れるような動きだった。
【超操縦士】の奥義、《マンマシン・インターフェイス》の力。
パッシブではなくアクティブの強化スキル……STRとAGI性能の三倍化。
しかし、このスキルの根幹は強化などではない。
それこそは、《操縦》の極致。
思うがままに操縦する方法が分かるスキルの最終系。
――思考のままに、機体が動く。
もはや操縦桿を握る必要すらない。
今のカーティスこそが、【インペリアル・グローリー】。
肉体を動かすが如く、一切のタイムラグなしに機体が彼の思考に追従する。
『見える、見えるぞ! ハァッハハァ!』
自らの口を動かさず、機体の外部スピーカーでカーティスは言葉を発する。
鋼の機体は音速を凌駕しながら、しかしその動きは人体よりも流れるが如し。
『…………敵機脅威度修正。パターン構築。対処プランを連続試行』
対するマキナは、己の演算能力の全てを戦闘行動に振り分け、人機一体と化した眼前の敵を葬り去る戦術を繰り出す。
事ここに至り、両者の戦力は再び均衡する。
だが、両者共にタイムリミットが存在する。
半永久的に戦える動力炉を持つ二機だが、永遠ではないものがある。
黄金の竜頭機は蓄積したダメージで機体の限界が近づいており、
紅赤の機械竜はラスカルの死が近い。
共に、望むのは短期決戦。
だが、切り札を切ってもなお両者の差が詰まらないのであれば、打つ手は一つ。
一か八かの、大博打。
『チャージ完了。狙撃砲バレルをエネルギーモードへと置換。敵機……射程内』
【サードニクス】は狙撃砲の砲身でもある首を敵手へと向け、
『ハハハハハハッ‼』
【インペリアル・グローリー】もまたその竜頭の顎を大きく開き、
両者は……双竜は互いを見据え、
『――《ブラスト・フレア》!』
『――《ドラゴニック・バーン》!』
――どちらもが頭部から超高熱のエネルギービームを撃ち放っていた。
動力ブロックを染め上げる眩い光。
そして膨大な熱量が二機の中間で激突した。
その驚きは、両者同時だった。
地竜型動力炉の生み出す全魔力を熱量に変換し、至近距離から浴びせかける。
そんな武装とも呼べぬ代物を、まさか相手も積んでいるとは思いもしなかったためだ。
機械竜は頭部を狙撃砲としての用途しかなさぬと見誤った敵手への、至近距離の隠し手としてマキナが仕込んだ武装。
竜頭機は……『スーパーロボットなら熱線を出すべき』という製作陣の趣味によって積まれた武装。
そして奇しくも、両者の威力はまたも互角だった。
機体そのものの変換効率や出力では明らかに二基搭載した【サードニクス】が上。
だが、【インペリアル・グローリー】は【超操縦士】のスキルで出力自体が向上している。
結果として、同系の武装は互角の力でぶつかり合い、瞬殺かつ必殺となる筈が均衡状態を生み出してしまった。
だが、自分から解除することもできない。
この状態で先に解けば、相手の攻撃を一方的に浴びせかけられることになる。
結果として、『どちらが先にエネルギービームを吐き出す機構に限界が生じるか』というチキンレースの様相を呈していた。
そんな命懸けの均衡の中、
「――キューコ」
――沈黙していた白薔薇が唯一の勝機を見出していた。
To be continued
(=ↀωↀ=)<三つ巴前半戦終了
( ꒪|勅|꒪)<白いの動いてなかったけど……三つ巴?
(=ↀωↀ=)<前半戦ですゆえ
(=ↀωↀ=)<予定通りなら次回後半戦で決着
(=ↀωↀ=)<クリスマスに決着ってロボット物っぽいですね
蛇足:
○ハイリガー・トリニテート
(=ↀωↀ=)<EXAMとかトランザムとかロボットお馴染みのリミッター解除モード
(=ↀωↀ=)<装甲が赤熱し、性能発揮値が真面目に三倍くらいになる
(=ↀωↀ=)<ちなみにラスカルが乗ってないと本当に爆散する
○近接白兵戦モード
(=ↀωↀ=)<基本的に遠距離主体の【サードニクス】が
(=ↀωↀ=)<近距離での高速戦闘に対応するために形態を変化させたモード
(=ↀωↀ=)<静止状態になる超越狙撃形態の真逆
(=ↀωↀ=)<ハイリガー・トリニテートの超高速機動と組み合わさり
(=ↀωↀ=)<野生の猛獣もかくやという動きを見せる
( ̄(エ) ̄)<本能開放、ワイルドブラスト!