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第十話 打ち合わせ

 □【聖騎士】レイ・スターリング


 フィガロさんとハンニャさんも加わり、これで<デス・ピリオド>も総勢一一人と、二桁の大所帯となった。

 これは益々明日の本拠地探しは頑張らないといけない。

 なお、本拠地購入の予算の捻出は、現状だと俺や先輩、マリーがメインになる予定だ。

 マリーや先輩にも出して貰うのだが、フィガロさんとハンニャさんは前の事件の返済があるし、兄も再度の大規模戦闘に備えて資金をバルドルの弾薬製造に回している。

 だから一先ずは俺をはじめとした懐に余裕があるメンバーで立て替えて、後から少しずつ出して貰う形になる。

 ちなみにフィガロさんとハンニャさんから本拠地の要望は特になかった。二人はフィガロさんがギデオンに持っている家に住むらしく、本拠地には住まないそうだ。

 ついでに兄からの要望はカットした。ポップコーン工場がどうとか言ってたけど流石にそんなリクエストは受け付けない。


 さて、レイレイさん以外のメンバーが揃ったところで、打ち合わせは“トーナメント”に関するものに移行した。

 “トーナメント”は明後日から一日一回、こちらの時間で計一〇日間行われる。

 これは同時に行うと向こう側(リアル)の都合で参加できない<マスター>が増えるため、なるべく多くを参加させるための処置だ。(加えて、興行を長引かせるためでもある)

 一つの“トーナメント”に参加した者は他の“トーナメント”には出場できないが、リアルで三日あればほとんどの人が一度くらいは挑戦するチャンスがあるだろう。

 また、いずれの“トーナメント”でも珠の仕様を掲示してあるため、時間に余裕があれば自分に適すると思われる珠や、有力そうな珠を選んで参加できる。

 俺もちょうど土日の休みに重なったので、ある程度は選択の幅がある。

 アズライトからは副賞の功労者であるし、特別に複数参加してもいいと言われたが、ここは他の人同様に一つに絞ることにする。変なところで不公平を作るのも良くない。

 俺が参加できそうなのはリアルの土曜日開催の二つと、日曜日開催の三つ、……無理をすれば月曜の未明にある六つ目も選べる。


「あ。こちらギデオン伯爵から届いてますよー」


 そう言ってマリーが手渡してきたのは、“トーナメント”の賞品である<UBM>の詳細だ。

 日程とルール、<UBM>への挑戦といった主旨は結構前から発表されていたが、詳細の交付はこちらの時間で昨日行われたらしい。

 手元の資料を見ると、“トーナメント”で挑める<UBM>の詳細とその順番は次のように書かれていた。


 ・一日目

 名称:伝説級【鬼面仏心 ササゲ】(推定:鬼)

 能力特性:与ダメージ比例範囲回復(推定)


 ・二日目

 名称:伝説級【破砦顎竜 ノーマーシー】(推定:ドラゴン)

 能力特性:物体強度完全無視攻撃(推定)


 ・三日目

 名称:不明(推定:アンデッド)。

 能力特性:ポルターガイスト、呪怨系状態異常。


 ・四日目

 名称:古代伝説級【魂刃騎 グラッドソウル】(推定:エレメンタル)

 能力特性:怨念吸収&身体強化


 ・五日目

 名称:逸話級【窮鼠回天 バルーベリー】(推定:魔獣)

 能力特性:致死攻撃無効化&無効化からの一定時間身体強化(推定)


 ・六日目

 名称:不明(推定:ドラゴン(龍))

 能力特性:竜巻・雷光・爆炎の発生(珠の段階では制御不可)


 ・七日目

 名称:不明(推定できず)

 能力特性:短距離ワープ(推定)。


 ・八日目

 名称:逸話級【双生孤児 アルマ・カルマ】(推定:エレメンタル)

 能力特性:分身形成(召喚?)


 ・九日目

 名称:伝説級【探鉱百足 ゴールドラッシュ】(推定:魔蟲)

 能力特性:鉱脈探査、地中走査


 ・十日目

 名称:神話級【夜天大将 オオイミマル】

 能力特性:不明(空間変質?)


 と、このように十体の<UBM>の情報が並んでいる訳だが……。


「……能力特性不明の神話級って、それ……ものすごく物騒な案件ですよねぇ?」


 マリーの言葉に、一同が頷いた。

 これらの資料に載っている情報は黄河から渡された説明書に書いてあったり、実際に珠を試用して得たものだ。

 しかし説明書は黄河でかつてあった内戦の影響で完全な状態ではなく、試用するにしても分からないケースがあったらしい。

 黄河に対して『そんな訳の分からない危険物送ってくんなよ』と言いたいところだが、あっちとしても手放してもいい、というか手放したい珠を選んだ結果なのかもしれない。

 情報がはっきりしている珠に有用なものが多いのは、その埋め合わせだろうか。


「<UBM>に逃げられたら大惨事だけれど、その対策はできているのかな?」


 フィガロさんの問いに俺は頷き、回答する。


「中央大闘技場の結界……決闘で使う元通りになる奴じゃなくて、フランクリンが使った閉じ込めるための結界を使うらしいです」


 あの結界なら、兄でもなければ一撃粉砕とはいかない。


「それとフィガロさんやハンニャさんが戻ってきたらという話でしたけど、『<超級>には自分が参加する“トーナメント”以外は警備と警戒に回ってほしい』だそうです。あと“トーナメント”自体はいつものように興行にします。けど、流石に<UBM>の討伐は危険を考慮して無観客です」


 ちなみに興行として観客を入れるのはベスト16が決まってからだ。それまでの試合はフィガロさんと迅羽の試合を減速させた仕組みとは逆に、結界内部の時間を加速させてさっさと進めるらしい。

 そうでもしないと一日で“トーナメント”から討伐まで終わらないから仕方ない。


「なるほど。タイプの違う<超級>が揃えば、ある程度の事態には対応できるか」


 ……ちなみに、アズライトは女化生先輩にも同様の警備を打診するらしい。

 それを言った時はものすごく業腹そうだったが、女化生先輩のデバフと回復魔法、<月世の会>の組織力は逃がさないために、そしてもしもの時に被害を広げないためには必須レベルだ。


『あ、ちなみに俺は今回“トーナメント”には不参加クマー。警備だけやってるクマー』

「え?」


 それは初耳だ。


「でも、一体どうして……」

『……王国の<マスター>の戦力アップも目論んでの“トーナメント”だろ? 俺が獲っても使わない着ぐるみが一つ増えるだけな気がするクマ』


 …………ありえる。

 兄は<SUBM>の【グローリア】以外は全て着ぐるみという謎の実績持ちだからな……。


『それに“トーナメント”に参加すると……』

「ん? どうしたんだよ、兄貴」

『いや、何でもないクマ。ともかく俺は不参加クマ』


 ふむ。何を言いかけたんだろうか……?


『クマニーサンだと流れ弾で結界を割るかもしれないからではないかのぅ』


 なるほど、その危険は確かにあったか。“トーナメント”中は観客が危ないし、<UBM>だと下手すれば逃がしかねない。


「それなら……私も不参加にするわ」

「ハンニャさんも?」

「ええ、闘技場ではサンダルフォンが全力を出せないもの」


 そういえばそれが理由でフィガロさんとの決闘も屋外でやろうとしてたんだっけ。


「王国への借金もあるし、警備に専念するわ」

「分かりました。俺の方からアズライトに伝えておきます」


 となると、クランからの参加者は……不在だろうレイレイさんを除いて八人か。


「それでレイ君。これからやる打ち合わせというのはつまり……ターゲットを散らすということかな?」

「はい。その通りです」


 流石は決闘と<UBM>に関しては王国で最もベテランなフィガロさん。この打ち合わせの主旨にすぐ気づいてくれたようだ。

 俺はみんなに向き直って、アズライトに聞いたことを改めて説明する。


「“トーナメント”は一位から順番に<UBM>へ挑戦できる。そして“トーナメント”自体は個人戦ですが、<UBM>戦はパーティを組んで挑めるんだ。このときのパーティは“トーナメント”に参加していない人や、他の“トーナメント”に参加する人でも大丈夫だ」

「ならばクランのメンバーを被らせず、なるべく多くの“トーナメント”での上位入賞を狙うのが良いということだのぅ」

「ああ」


 俺の言葉にメンバーはみんな納得した様子だ。

 ……なんかバビだけはよく分かってなさそうに見えるけど。


「うちのクランは【超闘士】フィガロを筆頭に、一位を狙える面子が多いですからね」

「そうですねー。ボクとフィガロ、ルークきゅん、それとレイ君も組み合わせ次第では狙えますね。お弟子さんチームも光るものがありますし、一位は無理でも上位入賞はワンチャンありますよ。」

「……私が抜けていますが?」

「え? 鈍足耐久なんてどっかで落ちるのでは?」

『言いやがったな逃げ足紙屑ッ!』

 

 そして再びマリーと、鎧を着用した先輩が取っ組み合い始めた。

 スタイルは異なる二人だが、STR対抗だとそこまで差がないらしい。

 ……それにしてもこの二人、実は仲良いと思う。


「…………」


 さて、マリーはああ言ってくれたが、俺の上位入賞は難しいかもしれない。

 我ながら安定性のある強さではないし、自惚れでなくバトルスタイルが知れ渡りすぎている。

 事前に俺と戦うと分かっていれば、対策は打ちやすい。

 それに地力も、まだまだ足りていない。

 ギデオンに来るときも、純竜相手に大苦戦してようやく退けたくらいだ。

 あの純竜は、俺達が苦し紛れで《応報》のチャージに入った途端に撤退していた。

 恐らく、《応報》の危険を察したのだろう。ドラゴンらしく、賢い純竜だった。

 あるいは、ワームのように知能が低ければ、猛追によって発射する前にデスペナルティとなっていたかもしれない。

 ……そういえば、退く竜の背中に小型犬(ポメラニアン)がいたような気がする。

 いや、流石に見間違えだと思うけど。犬がドラゴンに乗ってるなんて意味不明だし。


 ……っと、話を“トーナメント”に戻そう。

 喧嘩している二人以外は、それぞれ自分の挑む相手を見繕っている。

 俺もまた、資料を見て出る日程を考える。


「悩むな……」


 俺が参加できるのは、大学を休まないならば六日目までだ。

 その中で俺が選ぶものは、三つに絞られる。

 名称不明のアンデッドと【バルーベリー】、そして【ササゲ】だ。

 アンデッドは欲しい能力ではないが、戦闘を想定すると相性がいい。《逆転》と【紫怨走甲】を持つ俺が戦えば恐らく有利に戦える。

 【バルーベリー】は良い能力だ。俺にとって致死ダメージを無効化する武具はいくつあっても困るものではない。しかし逆に、必殺の一撃を無効化した上で強化されるならば、戦闘相性はかなり悪い。

 そしてそれと同じくらい、【ササゲ】の回復能力もダメージを受ける前提の俺としては欲しいところだ。《煉獄火炎》などでも回復が見込めるようになるし、《復讐》を決めれば被ダメージ分を即座にリカバリーということも可能かもしれない。攻撃しながら回復できるならば、今後のジョブ構成から【司祭】を省くこともできる。


「……まぁ、“トーナメント”で上位にならなければ、獲らぬ狸の皮算用だけどな」

「御主、負けてはいけないとき以外はよく負けるからの」

「……王国の知り合いでシミュレーションすると大体負けるな」


 <超級>とか決闘ランカーとか熟練PKとか。

 ……俺の知り合いって本当に俺より強い人ばっかりだな……。

 クラン内でも霞達三人相手ならいける気がするが、ルークには負ける気がする。

 俺がどの程度強いのか、俺自身でもまだ分かっていない。

 それを知る意味でも、今回の“トーナメント”は良い機会かもしれない。


 ◇


 さて、“トーナメント”に参加する俺達がああでもないこうでもないと相談していると、“トーナメント”に参加しない二人……兄とハンニャさんが何事かを話している。


『なら、アイツはまだ“監獄”にいたんだな?』

「ええ。喫茶店を開いて、とても馴染んでいる様子だったけれど……」


 どうやら、ハンニャさんに“監獄”でのことを聞いているらしい。

 そういえば、前にハンニャさんがギデオンに来たときはすぐにあの事件が起きたし、それからしばらくログインしていなかったから話す機会もなかったのか。


「けれど、まだ(・・)というのはおかしな話ね。“監獄”からは脱獄なんてできないわよ。私にもできなかったわ」

『……ちなみに、どんな手段で脱獄しようとしたんだ?』

「<超級>に進化した時にサンダルフォンが覚えたスキル……名前は……ええと、何だったかしら?」

「《フォール・ダウン・スクリーマー》です! ハンニャ様! ちなみにぼくの空間操作を塔足の先端に集中して、空間ごと押しのけて穿孔するスキルです!」


 自分の<エンブリオ>のスキル名を覚えていないらしいハンニャさんに代わり、サンダルフォンが答えていた。


「そう。そうだったわ。それで“監獄”の外に繋がる穴を少しだけ空けられたのだけど、通る間もなく閉じてしまったわ」

「きっと“監獄”の管理者はぼく以上の空間操作の使い手です。こっちの渾身の空間穿孔を、ああも容易く修繕する。あんな芸当をする相手から逃げられませんよ!」


 横から聞いていると、ハンニャさんの方も、“監獄”の管理者もトンデモに思える。

 ただ、兄は少しだけ難しい顔を……着ぐるみの内側できっとしていた。


『…………穴自体は空いたのか』

「ええ。少しだけ外が見えたわ。脱出しようとスキルを切ったらすぐに閉じてしまったけど」

『……例えば、だ。アイツが体の一部を千切って(・・・・・・・・・)、穴を空けている真っ最中に外へと飛ばしたら……抜けられるか?』


 アイツ……体の一部を千切って?


「厳しいと思うわ。だって、レドキング……“監獄”の管理者だってそのくらいは警戒しているはずだもの。ゼクスがそうしようとしても、妨害する術くらいはあるはずよ」

『……そうだな』


 ゼクス……【犯罪王】ゼクス・ヴュルフェルのことか?

 その名前は聞いたことがあるし、兄と因縁があるということも知っているけど。

 既に“監獄”に入った【犯罪王】のことを、兄はどうしてそこまで警戒して……。


「レイさーん。“トーナメント”の予定詰めますよー」

「……あ。ああ、分かった」


 マリーに呼ばれて、意識を聞き耳から相談に戻した。

 ……このことは、今度兄に直接聞いてみよう。


 ◇


 さて、相談の結果……<デス・ピリオド>の“トーナメント”参加は下記のような体制となった。


 ・一日目 【鬼面仏心 ササゲ】

 参加者:俺


 ・二日目 【破砦顎竜 ノーマーシー】 

 参加者:ビースリー先輩


 ・三日目 不明(推定:アンデッド)

 参加者:ルーク


 ・四日目 【魂刃騎 グラッドソウル】

 参加者:イオ


 ・五日目 【窮鼠回天 バルーベリー】

 参加者:なし


 ・六日目 不明(推定:ドラゴン(龍))

 参加者:なし


 ・七日目 不明(推定できず)

 参加者:マリー


 ・八日目 【双生孤児 アルマ・カルマ】

 参加者:ふじのん


 ・九日目 【探鉱百足 ゴールドラッシュ】

 参加者:霞


 ・十日目 【夜天大将 オオイミマル】

 参加者:フィガロさん


 概ね、それぞれのスタイルに合わせた形だ。ルークだけはなぜそれを選んだのか分からなかったけれど、ルークのことだから何か理由があるんだろう。

 また、六日目のドラゴンはともかく、十中八九有力な特典になるだろう五日目の【バルーベリー】もみんなが避けた。

 理由は、『詳細が分かっている上に能力特性が有用すぎるから』らしい。

 目玉として数多の強者……上位ランカークラスが集まり、上位入賞が難しくなることが予想された。それこそ、カシミヤあたりが出てきてもおかしくはない。どれほど有用でも、挑戦することすらできないというケースになっては元も子もない。

 そんな中で勝算があるのはフィガロさんだったが、フィガロさんは十体の中で最も厄介そうで、尚且つフィガロさんならば打倒できる公算も高い十日目の神話級を選んでいる。(そもそも致死ダメージ回避はフィガロさんならば装備強化すれば既存装備で事足りるらしい)

 俺も悩んだ末に【ササゲ】の方を選んでいるので、結果として【バルーベリー】の“トーナメント”は<デス・ピリオド>からは不参加となった。

 ちなみにマリーと先輩が揃ってルークに【バルーベリー】を勧めていたが、ルークは「鼠の<UBM>? 絶対にイヤです」と全てを拒絶するような完璧な笑顔でお断りしていた。


 ともあれ、こうしてみんなの参加枠は決まった。

 俺が出るのは初日の“トーナメント”。

 クランのオーナーとして、全力で頑張っていこう。


 ……ただ、何か重要なことを失念している気がするのはなぜだろうか?



 To be continued

(=ↀωↀ=)<分かる人には分かるかもしれないことの補足ー


(=ↀωↀ=)<前話でレイ君が戦ったらしいドラゴン


(=ↀωↀ=)<レイ君は純竜と戦ったと思ってるけど、実は亜竜


(=ↀωↀ=)<でも実力は純竜と同等以上


(=ↀωↀ=)<分かる人には分かる


(=ↀωↀ=)<分からない人には漫画版の二巻と三巻をお勧めします(ダイマ)


( ̄(エ) ̄)<……あいつ、今の時系列まで生き残ってたのかクマ



○蛇足・某ポメラニアン視点


?『ぎゃー! ようやく配下に加えた亜竜と空中散歩してたらなんかやべーのに遭遇したのである!? めちゃくちゃ怖いけど見逃してくれそうな見た目じゃないから戦うのである! アウトレンジからブレス攻撃で削ってくのである!』

(《応報》チャージ開始)

?『あ!? なんか北の村で見たやべー攻撃の構えである! 格好違うから分からなかったけど、アイツはあのコワイ奴である!? やばいやばい……! あ! 溜め中は動けなさそうだから逃げるのである! 逃げるが勝ちである! さらばだコワイのー!』


(=ↀωↀ=)<大体こんな流れだった模様


( ̄(エ) ̄)(アイツ、漫画三巻以降も本編の裏側にいたのか)


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