第二十話 Battle of Vorpal Bunny
(=ↀωↀ=)<気づけば連載開始二周年です(二日早いけど)
( ̄(エ) ̄)<そんなに経ったかという思いも、まだ二年かという思いもあるクマー
(=ↀωↀ=)<書籍も含めて色々ありましたからね
( ̄(エ) ̄)<しかしまだデンドロ全体では半分にもいってないのでこれからも頑張っていくクマ
( ̄(エ) ̄)<そんなわけで、三年目もデンドロをよろしくお願いしますクマー
追記:
(=ↀωↀ=)<人名誤字祭り修正……
(=ↀωↀ=)<なんか最近は妙に頻繁にやらかしている気がする
――決着は一瞬だった。
◇◆
王国の決闘ランカー、そしてPK達は知っている。
カシミヤの斬撃は終わってから気づく、と。
首が落ちて、それで自分が斬られたのだと知る。
カシミヤに倒された者は誰しもそれを経験していた。
それは純粋な速度によるもの。
【抜刀神】の《神域抜刀》によって、抜刀時のみカシミヤはAGIに一〇〇倍の補正を得る。
数値にして五〇万超。音速をも遥かに凌駕した一閃を、捉えられるものなど誰もいなかった。
まして、【自在抜刀 イナバ】のスキル、《鮫兎無歩》によってカシミヤは抜刀の一瞬で距離を詰められる。
音速の五〇倍で肉薄して放たれる一閃は正に必殺必中であり、トムのように分身でもしていなければ対応できない。
だが、ここに例外が現れる。
カシミヤと相対した【兎神】クロノ・クラウン。
彼は加速状態――カシミヤの半分程度の速度は発揮した二六万のAGIであったがゆえに、誰も目視すら出来なかったカシミヤの抜刀の始まりを知覚することが出来た。
「――《世界は右に、主観は左に、掌握するは永久なる理》」
カシミヤが距離を詰めるまでの間に、自身の必殺スキルを発動する。
右手のクロノスと左手のカイロス、二つの懐中時計の針の回りが倍速化し、クロノのAGIを更に四倍化する。
ここに両者の速度は逆転し、カシミヤに倍する速度を獲得したクロノが後方へと跳躍。
着地の衝撃を緩和するアクセサリーを持ってしても体が軋むが、それを代償として必殺の刃はクロノに届かない。
音速の五〇倍で放たれた必殺の一閃を、頭二つ程度の距離を空けて回避してみせたのだ。
同時に、クロノは手にしていた【ジェム】をカシミヤの周囲に投じる。
カシミヤの加速と高速移動は抜刀時のみ。
ゆえに、抜刀の終点に合わせて攻撃すれば、カシミヤに回避は不能。
抜刀を終えて右手を振り切ったカシミヤは、このまま散る。
クロノがそう考えた直後、カシミヤは左手での抜刀に移行した。
ノータイム。まるで最初から回避されると予想していたかのように、カシミヤの左手はもう一本の大太刀の柄に手を掛けていた。
そして《神域抜刀》の加速は途切れることなく、第二の抜刀に移行する。
発動が継続した《鮫兎無歩》による移動で【ジェム】の隙間をすり抜けながら、二の太刀をクロノの首へと放つ。
(……コイツッ!)
その二つの抜刀の間隙のなさこそが、クロノには脅威だった。
両手による連続抜刀という離れ業が、一つの動作として連なっている。
抜刀と抜刀の間に隙がないと、《神域抜刀》によって加速したままの刃が証明している。
それは抜刀補助に特化したイナバという<エンブリオ>、増えた鎖の補助腕ゆえになせることであると同時に、カシミヤ自身の桁外れの技量によっても為されている。
この若さをして【神】に到達した才覚は、この連続抜刀術にこそ顕れていた。
(それでも……速いのは僕だ!)
いかなる神速神技であろうと、今のクロノはそれをも超えた超神速。
クロノにとっては自身の半分程度の速度による抜刀であり、速くはあるが見えるし、回避も可能。
再び、頭二つ分の距離を空けて回避。
両方の大太刀を使い切ったカシミヤに、再度【ジェム】を投擲しようとして。
(……何?)
気づく。
大太刀を振り切ったはずのカシミヤの右手。
それが納刀された大太刀の柄に手を掛けていることに。
それは第一の大太刀を鞘に納めたのではない。
鞘に納まった三本目の大太刀を、新たに手にしていたのである。
(《瞬間装備》か……!)
瞬間的に武器を変更するスキルの存在を思い出し、クロノは息を呑む。
今のカシミヤの構えは歪である。
上段から袈裟懸けに斬り下ろすような、抜刀術としてはありえない軌道。
しかし、鎖型の補助腕であるイナバは如何なる角度であっても鞘を保持する。
そして彼の加速が今も途切れぬことが、それもまた神域の抜刀であることの証明。
第三の抜刀が、クロノの首を斜めに両断せんとする。
しかし、想定外の一撃によって僅かに距離を詰められたものの、クロノはその一閃も回避せしめた。
両手の抜刀と、《瞬間装備》を用いた第三の抜刀。
カシミヤの放てる全ての連続抜刀を回避したとクロノが考え、またもアイテムを投じた直後、
――左手が四本目の大太刀を抜刀していた。
(ありえない……!)
既に《瞬間装備》による大太刀の変更は行っている。
スキルには使用後のクールタイムがある以上、連続しての変更は不可能。
それができるとすれば……。
(……まさか、《瞬間装備》のクールタイムをなくすスキルか!?)
クロノは察した。
<エンブリオ>は<マスター>に合わせて進化する。
カシミヤのイナバは、その全てがカシミヤの補助に特化している。
ゆえに、鞘に納めた状態の大太刀がカシミヤには必須であったのならば、進化の過程で《瞬間装備》の欠点をなくす何らかのスキルを獲得していても不思議はない。
その予想は事実であり、しかし予想を上回る。
カシミヤが用いているスキルの名は、《意無刃》。
イナバの必殺スキルであり――カシミヤの用いるアクティブスキルのクールタイムを無とする、常時発動型必殺スキルである。
ゆえに、カシミヤは己の意と体の動くままに、待機時間無しで刃を振るうことが出来る。
それこそが、カシミヤの抜刀を補助するために生まれた【自在抜刀 イナバ】の真骨頂。
白兎が波間の鮫を跳ねるが如く、息も吐かせぬスキルの連続行使。
(……あの<エンブリオ>は、その全てをカシミヤの抜刀術に捧げている)
想定外の四閃目を辛くも回避したクロノの目には、後方に退避する彼に追い縋りながら、既に右手で五本目を抜き始めているカシミヤが見えている。
本来の己と同じ無機物型の<エンブリオ>は、主が抜刀を行うためにその全力を尽くしている。
だが、それはあくまで補助への全力。
この抜刀術は、<エンブリオ>のみに頼るものではない。
(<エンブリオ>は……一切抜刀術の威力は高めていないし、自動でもない。あくまで動きを補助するだけ。抜刀術はカシミヤ自身のもの……)
《瞬間装備》のクールタイムがないからといって、それで抜刀術が成立するわけではない。
刀を持ち替えた上で一糸乱れぬ抜刀でなければ、《神域抜刀》の加速は途切れる。
そして、それほどの抜刀を為しているのは、カシミヤ自身の技量である。
鞘を持つ鎖を動かしているのも、抜刀を途切れさせないタイミングで《瞬間装備》を行っているのも、《鮫兎無歩》の移動と位置取りをしているのも、カシミヤの意思に他ならない。
(<エンブリオ>という補助腕はあれど、まだ幼い子供がこの領域に到達している……)
四閃から五閃へも、一片の隙もない。
間断なく続く、流れるような連続抜刀術。
ジョブスキル、<エンブリオ>のスキル、そして使用者自身の技量が織り成す三重絶技。
それこそが神速の八連斬撃――《我流魔剣・八色雷公》。
八人のトムを一瞬で全滅せしめた……カシミヤにしか放てぬ魔剣である。
(……なんとも、世界は広いよ。マスター)
迫る刃に背筋を震わせながら、しかし同時に感嘆をクロノは抱き始めていた。
それは己の望みを邪魔する者に向ける怒りよりも僅かに大きい。
だが、それでもクロノの戦いとカシミヤの刃は止まらず、止める気もない。
カシミヤの斬撃を回避しながら、クロノは勝機を探る。
(これが……五本目。鞘の色が違うのは、取り出す刀を誤らないための方策か?)
既に使用した……抜刀した大太刀を取り出さないために鞘を色分けし、瞬間的なイメージで次の大太刀を《瞬間装備》できるようにしている。
余人からすれば、一瞬の間に八度放たれる剣閃。トムを相手にしたように八人を瞬時に抹殺することも、一人に致命傷を八度与えて【ブローチ】を砕いて抹殺することも出来る。
一撃必殺の連続剣という矛盾なれども、魔剣の名に相応しい威力。
しかしその魔剣をして――クロノの首には未だ届かず。
(これで……六度目!)
たとえ、神速の抜刀が幾度放たれようとも、クロノがカシミヤよりも速いことに変わりはない。
僅かずつ距離を詰められているものの、それでもまだ《八色雷公》はクロノに触れず。
(……絶技と言う他ない抜刀術。けれど、それも永遠に続けられるわけではないはずだ。必ず、どこかに間隙が生じる)
クロノの読みは正しく、カシミヤの《八色雷公》はその名の通りの八連斬撃。
カシミヤをして、それ以上の連続抜刀は未だ完成していない。
ゆえに、クロノは抜刀の絶える間を待って、攻勢に出ることを決意する。
(……けれど、爆弾と【ジェム】はもう心許ない)
ランカー狩りやトムとの戦いで使いすぎた。
既に手持ちの消費アイテムは底を突きかけている。
しかし同時に、こうも考える。
(……どちらにしても、この相手にアイテムでは勝てない)
間隙を狙ったところで、アイテム程度では仕留められないのではないかという予感。
この短くも長い時間の中で、クロノはそれほどまでに認めている。
カシミヤこそは、自身がアバターで相対した人類の中で最も恐ろしい相手である、と。
ゆえに、クロノも決断する。
この敵手を認めよう、と。
(……左足一本でも、跳ね続ければ追いつける。トムを仕留め、それから王女を攫うこともできる)
その思考が意味することは唯一つ。
クロノが本気で、カシミヤを倒すと決めたということ。
己の足一本……犠牲にしてでも倒す価値あり、と認めたということ。
これよりクロノが放つは、このアバターにおける最大の切り札。
必殺スキルによる極限加速状態での――ブレードキック。
激突の反動で足が砕け散ることは必至。
なれど、一〇〇万を超えるAGIで放たれるその一撃の威力は、神話級金属であろうと粉砕せしめる。
クロノが唯一、自ら名づけた必殺の一撃。
その名は、《ゼロタイム・デッド》。
時の経過を認識する暇すらなく、相手は死ぬ。
(無論、【ブローチ】を装備している可能性は高い……それでもやれる)
【ブローチ】で致命傷を無効化した場合、クロノの足への反動も押さえられる。
そうであればすかさずもう一撃を放ち、今度こそ致命傷とすればいい。
カシミヤの倍速以上で動けるクロノには、その時間もある。
まして、被弾すればさしものカシミヤの抜刀術も崩れ、速度が一時的に常人のそれに戻るのだから。
(見極めるんだ……その瞬間を!)
自らの切り札を放つ瞬間を見定めんとクロノがカシミヤの七閃目を回避したとき。
ほんの僅か……八本目を抜こうとするカシミヤの動きが遅かった。
あるいはそれは己に勝る速さを持つ相手に初めて相対したがゆえの、……必殺の八連斬撃の七連目までが掠りもしなかったことによる僅かな仕損じか。
生じた極小の差異。
なれど、その隙をクロノは見逃さない。
カシミヤの懐に飛び込み、その首目掛けてブレードブーツの蹴撃を放ち、
――瞬間、クロノの右足が膝の裏から切断された。
「――――」
瞬時に、クロノは理解する。
カシミヤの八本目の抜刀が遅れたのは……仕損じではない。
八本目で、連続抜刀を自ら変速していたのだ。
《八色雷公》の八閃目、鞘内での抜き始めのみ速度を僅かに抑え、同時に別のスキルを使用していた。
そのスキルの名は、《居合い》。
相手が己の間合いに侵入した際、AGIを倍化するスキル。
後の先の斬撃を放つための、抜刀術の基礎スキルの一つ。
しかし、《神域抜刀》と合わせたその速度は……クロノにも届く。
カシミヤは読んでいたのだ。
己の連続抜刀がいつまでも続けられるはずがないと気づいたクロノが、己の攻撃の間隙に仕掛けてくるであろうことを。
それが既に幾度もしくじった爆弾等の間接的なものではなく、速度を武器としたクロノ自身による攻撃であろうことを、同じ神速で戦う者として察していたのである。
それゆえに懐に入ることを誘い、その上でカウンターの一撃を見舞ったのである。
賭けに近い読みであったが、結果としてカシミヤはクロノの右足を獲った。
「まだだ……!!」
だが、右足を失ってもクロノは勝利を諦めてはいない。
地に落下する寸前に、自分自身である懐中時計を地に押し当てながら、倒立のように体を支え――手を突き放して再度、跳ぶ。
必殺加速は未だ続行。
残る左足での《ゼロタイム・デッド》で、今度こそカシミヤの首を獲る。
カシミヤもまた、新たな大太刀に持ち替えて右手での抜刀を実行。
己に迫るクロノを迎え撃つ軌道で、最後の一閃を放つ。
しかしその一閃は――クロノが間合いに入るよりも早く振られてしまう。
「――――」
目測の誤り、ではない。
カシミヤは確かに、自らよりも速いクロノの攻撃に合わせて剣を振った。
だが、クロノによってずらされたのだ。
クロノス・カイロス・アイオーンのスキルが一つ、周囲一帯から対象を任意選択して倍速化する<世界時間加速>。
このスキルの対象には、相手を選択することも出来る。
クロノは抜刀を開始した瞬間にカシミヤを加速させることで、己と刃の接触タイミングをずらし、空振りさせたのだ。
(殺った!!)
刃が通り過ぎた直後。
左手での抜刀が放たれる前の間隙に、クロノのブレードブーツがカシミヤの頭部目掛けて突き進む
しかして、その左足は――叩き砕かれた。
それを為したのは、右手での抜刀に用いた大太刀の鞘。
補助腕の一つが保持していたそれを、抜刀が終わる前の加速状態の最中に振るい、クロノの左足に叩きつけたのである。
無論、鞘は刃ではない。剣術のスキルである《剣速徹し》の適用外であり、生じた反動は鞘を粉砕した。
反動はそれに留まらず、補助腕の一本を千切れさせ、鎖と繋がったカシミヤ自身にさえ傷を与えただろう。
だが、その威力は凄まじい。
クロノが使おうとした《ゼロタイム・デッド》と同様に、加速を極めたその一撃はクロノの足を文字通り粉砕した。
(また読んでいたのか……いや、違う! こいつは抜刀が始まった時点で、自分の速度が違うことを感覚で察したんだ……そして、一瞬で切り替えた!)
自らの一閃が当たらないことを察して、即座に鞘による連撃に切り替えたのである。
刹那の判断。しかしてそれは功を奏し、【兎神】の両足をもぎ取った。
(何て……奴だ……。世界には……こんな奴も……いたのか……)
両足を失って地に落ちるクロノに、左手での抜刀姿勢をとったカシミヤがトドメを刺さんと迫る。
しかし自らを倒そうとするカシミヤに対してクロノが抱いたのは、戦う前の苛立ちではなく、驚愕と……純粋な感嘆だった。
(想像を超えるもの。僕が及ばないもの。自然ではなく、人もまた、同じ。マスターが見たかった世界は、きっとこんな……。ああ…………)
仰向けに落下していくクロノの両目には、真っ青な空が視界いっぱいに広がっている。
その空の美しさと、今しがた自分が体験した絶技。
(きっとどちらも……マスターに伝えるに相応しい、思い出で……はは、本当に……)
「世界は、広い……、なぁ……」
直後にカシミヤの最後の一閃が、断頭台の如くクロノの首を断ち切った。
そうして【兎神】クロノ・クラウンは、今度こそ光の塵になる。
己の目的は果たせなかったとしても、それを途中で遮られたとしても。
どこか、思いがけない満足感を得て。
想像を超えられた瞬間の思い出を抱いて……消滅した。
To be continued
(=ↀωↀ=)<なお、リアルタイムでは本当に一瞬の出来事だった模様
(=ↀωↀ=)<外野がいたとしてもきっと口を挟む時間とか皆無な戦い
( ꒪|勅|꒪)<そういえばトムを倒した我流魔剣の正体は出たけど
( ꒪|勅|꒪)<結局あの曰くありげな大太刀使わなかったナ
(=ↀωↀ=)<あの大太刀使う予定もあったんだけど
(=ↀωↀ=)<いざバトルを組み上げたら使わなかった模様
(=ↀωↀ=)<そしてカシミヤのリアル側回想も入る間がない
(=ↀωↀ=)<なのでそれらは追々
余談
《意無刃》:
カシミヤの<エンブリオ>、【自在抜刀 イナバ】の常時発動型必殺スキル。
カシミヤの使用するアクティブスキルのクールタイムを消去する。
しかし効果はそれのみであり、ローガン・ゴッドハルトのルンペルシュティルツヒェンのようなスキル効果の増強は為されておらず、消費も軽減されない。
恐らくは「技の行使を制限するクールタイム」を、カシミヤが望まなかったために至った必殺スキル。
スキルの理屈の上では転職してクールタイムの長い大魔法スキルを連発することも可能と思われるが、カシミヤ自身の在り方ゆえにその可能性はない。
《居合い》:
半径二メートル以内に敵が入ってきた場合&納刀状態であったときに、AGIを倍加する抜刀術の基本スキル。
普通の抜刀術使い(ティアン)は《神域抜刀》も《鮫兎無歩》も持ち合わせていないので、これと《剣速徹し》を併用したカウンター剣術が主流。
《我流魔剣・八色雷公》:
カシミヤの駆使する神速の八連続斬撃。
実際にはそれ一つのスキルではなく、鎖の補助腕、《神域抜刀》、《鮫兎無歩》、《剣速徹し》、《瞬間装備》、《意無刃》、そしてカシミヤ自身の抜刀技術を重ねた複合……否、統合絶技。
《意無刃》の習得自体は済んでいたものの、《神域抜刀》の効果を切らさないままの八連続抜刀術は難度が高く、カシミヤ自身が「完成した」と判断できたのはトム・キャットとの四月の決闘の少し前であった。
だが「完成」と言えるだけのことはあり、今のカシミヤは行使途中での変速や《居合い》などの別スキルを挟みこむこともできる。
(=ↀωↀ=)<総評
(=ↀωↀ=)<僕の瞬殺やむなし