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<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-  作者: 海道 左近
第六章 私《アイ》のカタチ

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第十話 クラウディアとベヘモット

 ■ドライフ皇国実効支配地域・旧ルニングス領


 旧ルニングス領は王国の人間にとって、短期間で幾度も意味が変わった地域である。

 かつてのルニングス公爵領は、王国最大の穀倉地帯であった。住人の消費量よりも遥かに多い作物を生産し、それをドライフ皇国やグランバロアといった食糧生産に難がある国家に輸出することで外貨を獲得していた。


 しかし、一年と少し前に穀倉地帯としてのルニングス公爵領は壊滅した。

 最強の<SUBM>、【三極竜 グローリア】の突然の襲来によってルニングス公爵領の住民は全滅と言っていい被害を受け、領主であったルニングス公爵も死亡。わずかに生き残った住民にも土地を捨てる者や……あるいは未来を悲観しての自殺者が多発した。

 さらに、【グローリア】の《絶死結界》は当時生育状態にあった作物や自然環境にも壊滅的な被害を与え、穀倉地帯であったはずのルニングス公爵領は住人なき死の大地と化した。

 それからは王族の直轄地、旧ルニングス領として復興の準備が進められていた。


 次いで、【グローリア】の襲来から半年後。

 死の大地であった旧ルニングス領は戦場となった。

 <雷竜山>に近い国境の道から侵攻した皇国軍とそれを迎え撃つ王国軍。

 住民が既に存在しなかった旧ルニングス領は戦場として最適であったが……、それが王国に利するものであったかは別だ。

 住民が存在せず、何に気兼ねする必要もない。

 それゆえに、<マスター>が全力を出せてしまう戦場だった。

 数多精鋭の<マスター>が。

 無数の改造モンスターを作り出す【大教授】が。

 恐るべき悪魔軍団を率いる【魔将軍】が。

 そして、踏み出す一歩で大地を割り、振るう爪で天から降る星すら砕く【獣王】が。

 何の呵責も制限もなく力を振るい、王国軍は壊滅した。

 それ以降、旧ルニングス領は王国の領土ではなく、皇国の土地となった。

 皇国の動きは素早く、皇国の農民をすぐに旧ルニングス領内で皇国に近い西側に移動させた。

 そして農耕や建築に適した<マスター>に依頼して急速に整備を進め、旧ルニングス領の西側は皇国の穀倉地帯としての復活を果たしつつあった。

 今も少しずつ範囲を拡大し、最終的には皇国の飢餓状態を完全解消することを目指している。

 そうした事情から、『旧ルニングス領の皇国領土としての法的割譲』は、今回の講和会議でも確実に皇国側の講和条件に挙げられると言われている。実効支配ではなく、法的にも完全に皇国のものとするために。


 ◆


 旧ルニングス領は【グローリア】によって壊滅的な被害を受けたが、そのほとんどは《絶死結界》による生物の死亡であったため、建造物の被害はそれほどではなかった。

 後に戦争によって壊滅した村の跡地などはあるが、領の中心にある都市ルニングスは建物のほとんどが無事なまま残されている。

 ただし、それは元のままという訳ではない。

 かつては、青々とした草原の中心にあったがゆえに草原都市と名づけられたルニングス。

 しかし現在は、【グローリア】の襲来によって草木の一本残さず死滅した枯野となっている。

 あの事件で周辺のあらゆる生物が死に、数万の死体が転がった。

 それゆえに、今は草原都市とは呼ばれない。


 絶滅都市ルニングス。

 正式な呼称ではないが、それが最も適した通称だった。


 事件直後はあらゆる死骸に怨念が宿り、アンデッドが徘徊していたルニングスだが、前回の戦争前の時点で<月世の会>の聖職者による浄化作業は済み、死体も片付けられている。

 それでも移住を希望する者はおらず、文字通りのゴーストタウンとして放置されていた。

 しかし今、その絶滅都市ルニングスには多くの人の姿があった。

 それは今回の講和会議において、皇国に雇われた数百人の<マスター>である。


「……曰く付きの都市で夜明かしとか、RPGだったら絶対なんか起きるパターンだろ」

「ゾンビとか怨霊が出てきて仲間が少しずつ消えていくパターンだな」


 かつては講堂だった場所で夜明かしの準備を進めながら、護衛に参加した<マスター>達は感想を述べ合っていた。

 なお、講堂を寝床にしようとしている彼らも、最初から講堂を選んだわけではない。街にあるホテルで寝ようとしたグループもあったのだ。

 しかし一年以上も洗われなかった寝具に染み付いた黴臭さと、誰かが漏らした「……ベッドの上で死んだティアンいるんじゃね?」という呟きが広まり、ホテルや民家で就寝しようとする<マスター>はいなくなったのである。

 結局、スペースだけはある講堂に自前の寝具で就寝準備を整えている。

 中にはゴーストタウンにいることすら嫌がり、明朝の出発時刻までログアウトする者もいるほどだ。

 余談だが、【魔将軍】ローガン・ゴッドハルトもそうしてログアウトした一人であり、「こんなところで寝られるか! 俺は部屋に帰らせて(ログアウトさせて)もらう!」と、ミステリーなら一発退場不可避な捨て台詞でいなくなっていた。


「……野営の方がマシだったんじゃねえかな」

「バカ言え。こんな大人数で野営したらモンスターが寄ってきてろくに寝られないぞ。それにこのルニングス領じゃこの街が一番まともなんだよ。アンデッドの浄化も済んでるしな」


 ルニングスより小さな村や街では手が回らず、今もアンデッドが徘徊している場所も少なくない。それだけ【グローリア】の被害は甚大だったのである。


「じゃあ整備と開拓が済んでる西側で宿を取れば……」

「そうすると、逆に明日の正午に開かれる講和会議に間に合わないだろ」

「あー、そっか。……王国側の連中はちゃんとした街や村に宿泊してんだろうなぁ。うらやましい」

「……ところが、そう羨ましくもないことになってるらしいぞ」


 宿泊環境を比べて愚痴った<マスター>に、仲間が小声で耳打ちした。


「なんだよ?」

「王国側の護衛、三分の二が護衛開始前日に闇討ちされてデスペナになったらしい」

「はぁ!?」


 思わず声を出してしまった彼に、仲間は「静かに」と注意する。


「しかも、それをやったのがどうもクロノの奴らしい」

「……マジかよ」


 【兎神】クロノ・クラウン。

 彼の名……悪名は皇国では知れ渡っている。

 なぜなら、第六形態の<マスター>の多くはPKである彼の襲撃を受けたことがあるからだ。

 また、そんな彼に対して幾度か集団で報復に及び……その全てが返り討ちになったことでも知られている。


「待てよ、クロノは今回の護衛にも参加してんだろ? あっ、そうか昼間のあれは……」

「ああ。それが発端の喧嘩だ」


 昼間、講和会議に向かう一団の中でとある事件が起きた。

 護衛に参加していた<マスター>の中でも有力者、皇国の決闘三位にあたる人物がクロノに対して「どういうつもりだ!」と詰め寄っていたのである。

 今にしてみれば、王国を闇討ちした件への追及だったのだろう。

 しかしそれに対するクロノの返答は、どこかズレたものであったという。

 結果として決闘三位のランカーは激昂し、戦いを挑み、……デスペナルティとなった。


「……でも、問題にならなかったんだよな?」

「ああ。聞いた話だが、クラウディア姫は『ティアンに累が及ばない限り、<マスター>同士の戦闘を禁じる法律はありませんもの』と言っていたそうだ。つまり、昼の喧嘩も闇討ちもクラウディア姫はお咎め無しに決めたらしい」


 法的にはそのとおり。

 しかし、現状を鑑みても一切のお咎めなしということに、彼らは寒気がした。


「王国の護衛を闇討ちしても、こっちの護衛を減らしても問題ない……。これ、どういうことだろうな?」

「わからんよ。ただ、こっちに関しては護衛が減っても問題ないと考えてるのかもしれん。何せ、こっちは俺が言うのもなんだが数が多いだけだからな。護衛で飛び抜けて有力なのは【獣王】、ローガン、そして問題のクロノくらいなもんだ。やられたあいつだってランカーではあっても超級職ではなかったしな。正直、その三人の誰か一人でも他全員より強いってレベルだろ」

「……なぁ、どうして今回はそんな面子なんだ? もっと強い連中、いたはずだよな?」


 皇国は王国やカルディナとの戦争に備えて、<マスター>を集めている。

 それゆえ、本国には戦闘系超級職の<マスター>も複数人いる。


「しかも、だぜ? 今回、皇国のティアンは殿下しか来てないんだろ?」


 そう、講和会議における皇国側の参加メンバーは、護衛を除けばクラウディア一人だけ。

 文官も伴わず、供回りも侍女もおらず、ティアンでは彼女だけが講和会議に参加する。

 今もこの絶滅都市ルニングスの元公爵邸に、護衛である【獣王】のみを連れて宿泊しているはずだ。


「闇討ちも仲間割れも許容。参加者は殿下だけ。……いくらなんでもおかしいんじゃないか?」

「……可能性は幾つかある。中でも最悪だと思うパターンは……この講和会議が戦争の理由作りのためのものって場合だ」

「あぁ?」

「講和会議でクラウディア姫が死ぬなり怪我を負うなりする。それを王国の仕業に仕立て上げる。で、そのまま連れて来た【獣王】やローガン……<超級>の戦力で王国に雪崩れ込む。同時に、本国に残しておいた他の戦力で東のカルチェラタン方面から王国に攻め入る。護衛に有名所があの三人しかいないのはあの三人で十分だから、そして他に戦力を回してるからだ。クラウディア姫しかいないのは、人材不足の皇国でクラウディア姫以外に犠牲が出ないようにするため……ってのはどうだ?」

「……<戦争結界>は?」

「別にあれがなきゃ戦えないわけじゃない。分かりやすいゴールがなくなるだけだ」

「……だから最悪(・・)か」

「ああ、講和会議が泥沼の戦争状態のスタートになる。ちょうど、厄介なカルディナはグランバロアと揉めて動けなくなってるしな」

「ありそうだ……」


 ◆


 このような会話は、皇国の<マスター>の間ではそこかしこで幾度も交わされていた。

 彼らは護衛であり、講和会議の内容を知らず、それゆえに「ああではないか」「こうではないか」と議論という名の想像を交わす。

 しかし強いて述べるならば……彼らの想像は現実とはまるで異なる。

 現実の皇王のプランは彼らの想像よりも遥かに平和的に、


 ――あるいは想像を絶する悪辣さで進行しているのだから。


 ◆◆◆


 ■旧ルニングス公爵邸


 旧ルニングス公爵邸。

 主であったルニングス公爵とその妻子がかつて暮らしていた大邸宅だが、今は街と同じように無人だ。

 かつての【グローリア】の襲撃で耕作地の視察中だった公爵が死に、彼の妻子も地下に作っていたシェルターの中で死んでいた。シェルター程度では《絶死結界》は防げなかったのである。

 そんな無人の公爵邸に、一年ぶりにとある音が響いていた。

 それは一階の奥まった場所に作られた施設……大浴場から聞こえている。

 即ち、大浴場から滴る水音である。


「やっぱりどこでもお風呂はいいものですわ~」


 大浴場に浸かって足を伸ばしながら、クラウディアは心地良さそうにそう言った。

 彼女はつい先ほど、自分で大浴場の清掃を行い、給湯のマジックアイテムを調整し、温水を大浴場に満たして入浴の準備を整えていた。

 そうして準備を整えて今はリラックス中である。

 彼女は伸びをして、浴場の入り口に声をかけた。


「ベヘモットとレヴィも入りませんことー?」

Noやだ

「遠慮いたします」


 そこに立っていたのは、【獣王】ベヘモットを抱いたレヴィアタンだった。

 護衛としての勤めを果たすように、彼女達はクラウディアの入浴を見守っている。


「こちらだけ裸だと落ちつかないのですけど」

「そもそも、どうして入浴しているのですか?」

「え? だって、明日は講和会議ですし、アルティミアに会うのだから身綺麗にしなくてはいけないでしょう?」

「……死体の転がっていた(・・・・・・・・・)浴場で、ですか?」


 そう言って、レヴィアタンは浴場の一角を見る。

 そこにはうっすらと人型の跡が残っている。

 恐らくはかつてここで死んだ者がおり、アンデッドとなる前に腐敗してその痕跡が残ったのだろう。

 清掃したところで、消えきらない死の跡。

 だが、気持ちよさそうに浴槽に浸かるクラウディアは気にした様子もない。


「死体が転がっていた……それ(・・)がどうかしましたの?」


 そうして小首を傾げて、


死体なんて(・・・・・)直接浴びることもありますわよ?」


 そう言って手の指をクルクルと動かす。

 その仕草が、槍を振るうときの指使いであるとベヘモットとレヴィアタンは気づいた。


「昨年の内戦なんて、何度頭から血と臓物を被ったか数え切れませんわよ」


 そう言ってロールした髪を弄りながら、彼女は昨年の出来事を思い出して溜め息を吐いた。


 ◆


 昨年の皇国で起きた皇王継承戦と呼ばれる争い。

 それがなぜ起きたのか、原因はある二人の人物に端を発する。

 一人は先代皇王、ザナファルド・ヴォルフガング・ドライフ。

 年齢は八十を超え、長命種以外のティアンとしては長く生きてきた。

 しかしそれでも、その地位を皇太子に譲らない。

 いや、そもそも後継者である皇太子を決めてすらいなかった。

 皇国には当時、後継者として有力な皇子が二人いた。

 側室から生まれた第一皇子、その僅か後に正室から生まれた第二皇子である。

 この二人のどちらを皇王とするかを明言せず、むしろ進んで競わせていた。

 暗に「勝ち残り、生き残った方を後継者とする」とでも言うかのように。

 しかし、その暗闘を通しても二人の王子は死なず、……最初から後継者争いの主軸ではなかった第三皇子とその妻だけが命を落としていた。

 そうして後継者が決まらぬままに、いよいよザナファルド皇王の寿命が尽きた。

 後継者を決めぬまま没したザナファルド皇王は、何を考えたかこんな遺言を遺したのだ。


「皇位継承権を持つ者で争え。頂点に立った者を次代の皇王とする」


 早い話が、「身内同士で殺し合え」ということだ。

 暗に、ではなく遺言で遂に明言してしまった。

 ザナファルド皇王が正気でそれを述べたのか、それとも老いと病の狂気の中で述べたのかは不明だ。

 もっとも、健在だったころのザナファルド皇王を知る者の中では、「正気でも言うだろうな」と考えた者がそれなりの割合を占めたが。

 皇位継承権を有する全ての皇族は、皇都の中心である【ドライフ・エンペルスタンド】内の会議室で一堂に会しながら、開示された遺言を聞いた。

 有力候補である第一皇子や第二皇子、そしてその息子達はすぐさま自らの支持母体である大貴族の領地に戻る算段を決めた。

 今から領地に戻るまでに敵対派閥からの妨害が入るだろう、あるいは身内から裏切り者が出るかもしれない。

 しかしそれでも、自分は生き残って皇王になるのだと誰もが考えていた。

 これから始まるのは皇国最大の内戦。

 兄弟が、あるいは親子が王の座を奪い合う骨肉の内戦が、この会議室を出た瞬間に始まるのだと、その場にいた者の殆どが思っていた。


 結論を言えば、彼らの予想は外れた。

 なぜか?

 第一皇子と第二皇子、どちらの派閥の人間も……誰一人として(・・・・・・)生きて会議室を出ることができなかったからである。


 遺言の開示直後(・・・・)に、皆殺しにされたからである。


 それを為した者……既に亡くなっていた第三皇子の子であり、継承権の最も後ろにいた者は……返り血を浴びた顔でこう言った。


「これでお兄様が次の皇王ですわね」、と。


 ◆


 皇王継承戦。

 それは決して皇位継承権が高いと言えなかった現在の皇王が、その座を継承するために起きたもの。

 より正確に言えば……遺言に従って皇王を継承した後に、それを国内の大貴族に認めさせるための内戦だったのだ。

 反対勢力を一掃するための、反対勢力の方が遥かに多かった戦い。

 クラウディアとラインハルトの味方は親類であるバルバロス辺境伯家。

 加えて、数に入れることも難しい少数の文官と軍人。

 そして、クラウディア達の友人であった【獣王】ベヘモットだけだった。

 だが、結果として……それで十分だった。


「懐かしいですわね」

WPがんばったね

「私達はともかく、貴女方が生き残れたのは奇跡ですね」

「本当ですわ。特に叔父様の古巣……特務兵には何度殺されると思ったことか……」


 <マスター>が増えるまでは皇国最大戦力と謳われたドライフ特殊任務兵士団。彼らもまた現在の皇王の即位に反対した勢力であり、幾度も暗殺者を放ってきた。

 しかしその結果として特務兵は、【獣王】と【無将軍】ギフテッド・バルバロス、そしてクラウディア自身の手で文字通り全滅したのであるが。


「その甲斐あって、お兄様がこの国を整えることはできましたけれど……」


 今の皇国は反対勢力を一掃したがために、結果として皇王の下で一枚岩になっている。

 反対派貴族の粛清によって生じたティアンの人材不足は深刻な問題であったが、平民の優秀な文官の登用や軍事力としての<マスター>の雇用でその穴を埋めている。

 膿を除いた……と言うよりは蜥蜴が手足を捨てて蛇に、そして龍になるかのように、現皇王の政策で皇国は大きく様変わりした。

 そして、あとは王国との併合さえ為れば……という状態から発生したのが前回の戦争だ。


「明日の講和会議に、皇国と王国の……私達とアルティミアの未来がかかっていますわ。明日は護衛、しっかりとお願いいたしますね?」

ic(うん、わかった)


 クラウディアは友人に笑顔で頼み込んで、ベヘモットもまたそれに頷いて応えた。


「……そういえばまだお聞きしていませんが、今回の交渉のゴールは?」

「ええと、少し待っていてくださいな」


 レヴィアタンの質問に、クラウディアはこめかみに手を当てて何かを思い出すように考え込み、


「――着地点は三つ。一つ目は、王国との現在状態での完全終戦。二つ目は、王国の降伏による併合。三つ目は、次回の戦争の勝敗条件設定。優先度はそのまま一、二、三です。最悪でも三つ目はクリアしてください」


「…………」

「……と、お兄様が申しておりましたわ」

「ええ、分かりました」


 クラウディアの言葉に、レヴィアタンは納得して頷いた。


「明日は本当に頼りにしていますわ」

KKまかせて

「ベヘモットの次にお守りしましょう」


 そうして夜は更け、時間は過ぎ行く。

 講和会議まで、あと僅か。


 To be continued

(=`ω´=)<アンデッドだらけの絶滅都市でうちが奮闘する外伝は


(=ↀωↀ=)<執筆予定なし!!


(=`ω´=)<なんでやー!

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