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<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-  作者: 海道 左近
蒼白詩篇 二ページ目

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270/740

地獄と殺人と その三

(=ↀωↀ=)<一応ですが


(=ↀωↀ=)<※凄惨な描写があります

 □【装甲操縦士】ユーゴー・レセップス


 師匠からコルタナにある珠の情報を聞いて少しした頃、お店の人から「相席をお願いします」と言われた。


「“あいしゅ”♪ “あいしゅ”♪」


 相席となった子供は余程にアイスが楽しみなのか、少し舌足らずな言葉で歌いながら、ニコニコ笑顔で席に座る。

 そのすぐ後に、保護者らしい三十代ほどの男性がどこか疲れた顔で少女の隣に座った。

 親子だろうか?

 左手の甲を見ると少女は<マスター>で、男性はティアンだ。

 けど、<マスター>とティアンで一緒に動くことは珍しいというほどでもない。

 <叡智の三角>もルフィアさんをはじめとしたティアンの事務員を雇っていたのだし。


「…………うー、ん?」


 不意に、キューコが何か首を傾ける。

 顔を見ると、少し気分が悪そうにしている。


「どうかした、キューコ?」

「なんだか、さむけ(・・・)がする」


 この熱気の中で寒気って……アイス食べたからかな?

 アイスというか溶けたシェイクだったけど。


「ちょっと、もどるね」


 キューコはそう言って私の左手にある紋章に戻ってしまった。

 すると、相席していた女の子が目を丸くして驚いている。


「わー! “めいでん”だったんだー!」


 女の子は驚いたような、嬉しいような、子供らしい笑顔でそう言った。

 そして満面の笑みで私に話しかけてくる。


「おにーしゃんも、<ましゅたー>なんだね!」

「うん。そうだよ」

「うわーうわー! いいなー! “めいでん”、はじめてみたー!」

「え? ……ああ、そうか」


 私自身がメイデンの<マスター>で、他にもメイデンの<マスター>を知っているので忘れがちだけど、メイデンはレアなカテゴリーだ。

 この子のようにメイデンを初めて見る<マスター>もそれはいるだろう。


「あのね! エミリーがみたことあるのはね! “しゅらいむ”とー、むしさんとー、みえにゃいのとー、みえにゃいのー!」


 スライムのガードナーと、虫のガードナーかな。

 それと見えない<エンブリオ>が二つ……発動時にエフェクトがないタイプのテリトリーかな?

 『見えないのなら見たことにならないんじゃないかな』と少し思ったけど、子供との会話ってこういうちょっと不思議な感じのニュアンスで伝えてくるよね。

 それと、やっぱり言葉遣いが舌足らずだ。

 見た目は十歳ほどだけど、実際の年齢はもっと低いのかもしれない。

 さっきから女の子の付き添いのティアン男性がハラハラしているように見えるのも、彼女が幼いからかもしれない。

 ……ああ、この子の実年齢が幼いから信頼できるティアンに子守してもらっている、ってパターンもありえるか。


「あ。あと“まきにゃ”!」

「まきにゃ?」

「“まきにゃ”はね、おっちょこちょいでね、“おしぇろ”よわいの! いつも“らしゅかりゅ”におこられてるの! でもともだちなの!」


 話の流れからするとそのまきにゃというのは友達で、<エンブリオ>ってことか。

 メイデン……は見たことないと言っていたから、あの淫魔のように人に近いガードナーかな。


「……?」


 不意に、少しの違和感を抱いて師匠を見る。

 気づいたけれど、師匠は女の子と男性が席についてから、一言も言葉を発していない。

 表情は特にいつもと変わらないけれど、どこか雰囲気が違う。

 そして変わらぬ表情のまま、師匠の<超級エンブリオ>である右目は……万華鏡の如き虹彩が目まぐるしく動いていた。

 それと、女の子の付き添いのティアン男性は、なぜだか分からないけど顔にひどく汗をかいている。外気の熱さによる汗とは、違う気がした。


「ちゃんおじしゃん、いっぱいあしぇかいてるけどどうしたの?」

「……大丈夫だ、気にするな」

「しょうなの? でも、わたちもいっぱいはなしたらあしぇかいちゃった! きょうはあっちゅいね! おにーしゃんもふくがあちゅそうだね!」

「あ、うん。だけどもう砂漠で着るのにも慣れたからね」


 二人の様子が気になったけど、私は再び話しかけてきた女の子の言葉に応じる。


「わたち、むこうではこんなにあっちゅくなったことないから。ちゅかれちゃうの」

「向こう?」

「でんどろぐりゃむの、そと!」

「ああ。リアルのことだね。たしかに、ここまでの暑さはそういう地方じゃないと味わえないね」

「うん! それにわたちはずっと“えあこん”のあるしろいおへやの“べっど”にいるから、あっちゅいのもさむいのもこっちだけなの!」


 白いお部屋とベッドって病院とかかな。

 たしかに、病気療養中の子供が<Infinite Dendrogram>の中で色んなところを旅行する、みたいな話も前に見た気がする。

 まぁ、モンスターがいるから腕の立つ付き添いが必要なのだけど。

 ……そういえばレベルの低い<マスター>を景色のいい場所まで護衛する、なんてクエストは冒険者ギルドにもいくつかあったっけ。


「ご注文のアイスです」

「わーい!」


 と、そんなことを話しているうちに、女の子の頼んでいたアイスが席に届いた。

 それはキューコの時のようにすぐに溶け始めるけれど、


「いただきまーしゅ! ごちそうしゃまでした!」


 ――瞬きの間に、器は空になっていた。


「……あれ?」


 器の中身の変化に、私は戸惑う。

 運んだばかりのティアンの店員も首を傾げた。店員は「あれ? ちゃんと中身入ってたよな?」と呟いている。

 けれど、師匠とティアンの男性は違った。

 ティアンの男性は何かに驚いているようだったし……師匠は笑っていた。


「お嬢さん、何もアイスを超音速機動(・・・・・)で食べなくてもいいんじゃない?」

「えー? とけるのやだもん」

「ハハハ、それはそうだね! 溶けてしまったアイスはアイスじゃないからねぇ! 炎天下でアイスを食べたければ溶ける前に食べるのは、言われるまでもないことだった! 本人の体感速度は変わらないしそれでもいいのかもしれないね」


 そんな風に師匠は笑って、女の子は器の底にちょっと残っていた溶けたアイスをスプーンで掬っていた。

 それは穏やかな光景だけれど、今の会話の意味は変わらない。

 師匠は、この幼い女の子が超音速機動――戦闘系超級職をはじめとした一部の人間にしか扱えない領域の速度を扱ったと言ったのだ。


「……そ、それではアイスを食べ終わったことだし、出るとしようか」

「わかったー! それじゃあね、おにーしゃんとおねーしゃん!」


 少し狼狽した様子のティアンの男性が勘定を置いて席を立ち、女の子もそれに続いて席を立つ。

 それは不自然なほどに、慌しい。

 そうして二人が店を出て、テーブルについているのが私と師匠だけになったとき。


「ユーちゃん。あの二人、尾行して」

「え?」

「アタシが珠の回収をしている間、あの二人の監視。何かあったら、《地獄門》を使って制圧して。きっと、ユーちゃんとの相性はすごく良いはずだから」

「師匠、それはどういう……!」

「詳しく話してると距離を離される。すぐに行動して。詳細は後から【テレパシーカフス】で伝えるから」


 そこで、気づいた。

 今の師匠の表情は、いつになく真剣なものだ。

 珠を求めてヘルマイネで黄河マフィアの懐に飛び込んだときですら、消える素振りがなかった余裕が消えている。

 そして察する。先ほどの女の子とのやり取りは師匠にとって、女の子が超音速機動を使った、というだけのことではないのだと。


「……分かりました」


 その詳細を聞く事は後でも出来ると考え、私は席を立ち、あの二人を捜すことにした。


「マキナに、ラスカルとは懐かしい名前ねー。そんな名前を友達として出せる女の子の<マスター>……答えが予想してる通りの最悪なら結果も最悪になりかねないね」


 何時になく不機嫌な師匠の声を、背中に聞きながら。


 ◆◆◆


 ■商業都市コルタナ


(先ほどの会話、“蒼穹歌姫”の視線と気配……勘付かれたのは間違いない)


 エミリーを連れてコルタナの路地を足早に進みながら、張は焦燥に駆られていた。

 まさかエミリーが、<IF>に関係した情報をあれほど簡単に雑談で口にするとは、流石に張も考えていなかったのだ。


(“蒼穹歌姫”と共にいた<マスター>は気づいていない様子だったが、逆に“蒼穹歌姫”は席についた段階でこちらを疑っていた。そして、ラスカルさんの名前を出した時点でその疑いが確信に変わったのだろう)


 トドメに、超音速機動でアイスを食うというありえない行動である。

 張はエミリーに本当にそれだけの力があったことに驚いたし、それを敵になる可能性が高い相手の前で見せるとも思っていなかった。

 これではアクセサリーによる偽装の意味もないだろう。


「エミリー。なぜ、敵の前でああも無警戒に……」

「え? てきってだれ?」

「先ほど、同じテーブルに座っていた“蒼穹歌姫”と連れの<マスター>だ」

「おにーしゃんとおねーしゃんは、てきじゃないよ?」


 手を引く張からの言葉にエミリーはきょとんとした表情で首を傾げる。


「だって、“まいなす”じゃないもん。それに……」

「……それに?」


 マイナスという以前にも聞いた言葉よりも、それに続こうとする言葉に張は耳を傾ける。

 だが、促した答えを聞くよりも先に、


「おいおい。こんなところに旅行者か?」

「ヘッヘッヘ、この路地に入り込むとは何をお探しで?」


 二人の前に一見して堅気ではない風体の男達が現れて、道を塞いだ。

 男達は武装しており、いずれもニヤニヤと笑いながら扇状に張とエミリーを包囲している。


(……しまったな。あの店から離れることを優先して、路地の選択を間違えた)


 男達のような人種を張はよく知っている。

 己よりも弱そうな相手を狙い、金品や命を巻き上げる類の輩だ。

 張がヘルマイネで支部を任されていた頃は、似たような連中が調子に乗る度に制圧していた。

 そして、張はもう一つよく知っている。

 こういう連中は往々にして、相手の力量をつかめない、と。


「おい、そっちのガキは<マスター>だぜ?」

「へっ。<マスター>でもこんなガキなら怖くねえや」

「なぁ、おっさんと嬢ちゃん。痛い目に遭いたくなかったら、有り金全部置いていきな」


 男達は張が超級職であることも、エミリーが<IF>のメンバーであることも、まるで分からないだろう。

 相手の方が遥かに強いと言う想定が一切なく、普段から彼らが餌食にしてきた人間と同じような連中だとしか思っていないのだろう。

 これについては、アクセサリーで姿を偽装していたことにも問題があったかもしれない。

 強者だとばれれば珠目当てに近づいた者達に警戒されるため、無害な一般人にしか見えないように見せかけの容姿が設定されていたのだ。

 当然、《看破》でも見せかけの弱々しいステータスが表示される。

 ゆえに、男達は狙う獲物を間違えたと言える。


 だが、ある意味で……彼らはまだ致命的には間違えていなかった。

 あるいは、ここで何か直感のようなものが働いて退けば、何も問題なかっただろう。

 彼女の(・・・)グレーゾーン(・・・・・・)には、まだ余裕があったから。


 けれど、次の瞬間に――彼らは致命的に間違える


「だんまりしてんじゃねえよ!」


 彼らの中で最も大柄な男が武器を見せつけて、


「早く金出せや! 殺すぞ(・・・)!!」


 その言葉を言い放ってしまった瞬間に――間違えた(・・・・)



「――――マイナス」



 彼らが間違えた瞬間に発せられた二つの音を、張が理解するまでに少しの時間を要した。


 一つ目の音。

 「マイナス」と言い放った冷徹な声音が……エミリーのものであると気づくのに時間を要し。


 二つ目の音。

 一瞬だけ発された「パンッ」という音。

 それが刃物によって……男の脳天から股間までを両断(・・)した音だとは、目で見ていても理解するまでに時が必要だった。


 刃物は赤く、黒く、乾いた血の如き鈍い光沢の斧だった。

 形状としてはトマホークに近いが、その刃はまるで怪鳥が羽を広げたような形状だ。

 装飾剣の如きその刃は切れ味があるのか怪しいようにも見えるが、……今しがた人間を簡単に両断してしまっていた。


 そして、その斧を握っているのは――エミリーだ。


 右手に人を両断したばかりの斧を、左手にそれと同じ形状のまだ血に濡れていない斧を持ち、張に背を向けている。

 斧以外は寸前までと何も変わらないのに、全てが変わってしまったかのような空気を纏って。


「エミ、リー?」


 張の問いかけにもエミリーは振り向かない。

 それゆえに、張はエミリーの今の表情を見ることは出来ない。

 そのことは張に、『今のエミリーは果たして人の顔をしているのだろうか』という疑念すら抱かせる。

 ただ、首の角度でエミリーが何を見ているのかは分かった。

 エミリーはまだ生きている男達を見ているのだ。

 今しがた真っ二つになった男の内臓が路地に零れて、それらの発する何もかもが熱気と臭気に混ざりこむ光景を、理解できずにいる男達を。


「は、あ? ああ?」

「は、ハワード? え? だってこいつ、上級職……」


 信じられないように、大男の死体を見る男達。

 だが、すぐに自分達を見るエミリーの視線に気づいた。


「ひっ!?」

「う、うああぁあああああああ!?」


 彼らは一体、エミリーの視線に何を見たのだろう。

 男達のほとんどは、背を向けて、あるいは腰を抜かしながら遁走した。

 だが、一人だけ顔に血管を浮かべながらエミリーに憤怒の表情を向ける男がいた。


「よくもアニキを……このバケモノがぁ!」


 男がそう言って両手剣を振り上げた瞬間、エミリーは左手の斧を投げていた。

 回転しながら飛ぶ斧は男が武器と共に振り上げた両腕を肘から切断した後、


「ホグッ……!?」

 空中で独りでに旋回して……首を断った。


 そうして飛翔した斧がエミリーの手元に戻り、首なし死体が一つ……真っ二つの死体に並ぶように転がった。

 それを見て、他の男達は更なる悲鳴を上げて逃げていく。

 けれど、逃げていく男達を……エミリーはただ見送るだけだった。


「…………」


 その間、張は身動きしなかった。

 恐怖で身動きできなかったのではない。

 だが、己の動作の何がエミリーの次の引き金になるかも分からず、動作を躊躇ったのだ。

 そうしている間に、エミリーは遁走する男達を見送ってから……次の行動を起こした。

 己の持っていた二本の斧を、それぞれに死体に突き立てたのだ。

 死体の損壊。

 けれどそれは、損壊が目的ではなかった。

 斧はまるで水でも啜るかのように、死体から何かを吸い取っていく。

 死体は急速に干乾びて、やがて水分も細胞単位の生命も完全に失った。


 そして……光の塵になる。


 死体が残るはずのティアンが、モンスターのように、デスペナルティになる<マスター>のように、光の塵になって消えていく。

 光の塵はやがてカルディナを過ぎ去る砂漠の風に混ざり、見えなくなった。

 そうして二つの死体を処理してから、エミリーはクルリと張に向き直る。


「ちゃんおじしゃん。どうしたの?」

「…………」


 張に振り返ったエミリーの少し不思議そうな表情をしたエミリーの瞳は、無垢なものだった。

 とても今しがた殺人行為を行ったとは思えないような……澄んだ瞳。

 ゆえに、張も困惑し、かけるべき言葉に悩んだ。

 そして……。


「エミリー」

「なーに? ちゃんおじしゃん」

「さっき、何を言いかけたんだ?」


 張の口から生じたのは、今の一連の出来事への言及ではなかった。

 あるいは、彼としても本題の前に一拍置きたかったのかもしれない。

 しかし……その質問こそが本題へと直結しているとは気づかなかった。


「さっき?」

「“マイナスじゃない。それに”、の後だ。言いかけていただろう?」

「あっ! おもいだした!」


 張が尋ねるとエミリーは笑って、


「あのね、てきだったら――すぐにどこかへ(・・・・)いっちゃうもん(・・・・・・・)。だから、あのおにーしゃんとおねーしゃんは、てきじゃないよ!」


 そんな風に、無邪気な笑顔でそう言った。


「どこかへ、いく?」

「うん! てきになったひとはね、えみいぃーのことがきらいだから、えみいぃーのまえからいなくなっちゃうの(・・・・・・・・・)。どこにいくんだろうね?」

「…………」


 その回答に対して……恐ろしいことに張の《真偽判定》は一切反応しなかった。

 《真偽判定》の唯一の欠点と言えるものとして、本人が本心から「そうである」と考えている言葉には、反応しないのだ。

 つまり、エミリーは本心から「敵になった人はエミリーの前から去っていく」と思っている。


 しかし実際は……彼女が殺している。

 きっと、一人残らず。


(……そうか、これが……“本性”か)


 ラスカルの言葉を、張はようやく理解する。

 エミリーという少女は敵となった者は一切の躊躇なく、機械の如き即断で斬殺する。

 その上で、相手を殺したことなどまるで記憶に留めていない(・・・・・・・・・)のだ。

 仮に張が敵になったとしても、即座に斬殺した上でそのことを記憶から消してしまうのだろう。


(……一体、何をどうすれば……エミリーのような人間が出来上がる?)


 これまで数多の修羅場を潜ってきた張が、幼いエミリーの“本性”に寒気を感じて身を竦める。

 けれど同時に、張は理解してしまった。

 エミリーは彼がかつてから名を知っていた、あの“エミリー”と同一人物である、と。


 そのジョブは『近接武器による一万人以上の殺害』でのみ解禁される超級職、【殺人姫(マーダー・プリンセス)】。

 両手に持つ血色の双斧は<超級エンブリオ>、【魂食双斧 ヨナルデパズトリ】。


 <超級>最凶の殺人鬼――“屍山血河”エミリー・キリングストン。


 To be continued

(=ↀωↀ=)<ティアン殺傷数最多は以前に作中で述べたように【疫病王】ですが


(=ↀωↀ=)<「近接武器での殺害」縛りを入れると【殺人姫】が最多になります

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― 新着の感想 ―
[良い点] えっと、さっきの言葉取り消します エミリー様アイスをどうぞ!
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