第三十四話 Twinkle, twinkle, little star
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「このスキルを簡単に言えば、遠距離追尾式の《復讐するは我にあり》、だ」
リューイとグリンガムを庇って【モノクローム】と対峙する数分前。
レイは未だリューイを捜している最中であり、捜しながらネメシスが解析したスキルの詳細を聞いていた。
「遠距離追尾式……?」
「盾の形態で受けたダメージを推進力として溜め込む。そして、発動すれば遠方の敵手であろうと追いすがり、食らいつき、倍撃を……否、三倍撃を叩き込むスキルだ」
それは明らかに強力なスキルだった。
これまでレイとネメシスが不得手とした遠距離にも、高速の敵にも対応し、さらには《復讐するは我にあり》を上回る威力を発揮する。
むしろ強力に過ぎる。
日に一度しか使えないということを差し引いても、強い。
だからレイは、「恐らくは他にも何か条件があるスキルなのだろう」と考えた。
そしてそれは、正しかった。
「ただし、問題が二つある」
「それは?」
「一つは、そのスキルはダメージ量だけでなく、飛距離や速度も相手から受けたダメージに依存するということだ」
ネメシスは言う。
このスキルは対象とする敵手から受けたダメージ量の十分の一を、飛距離と速度にする、と。
一万のダメージを受けていたならば、AGI一〇〇〇で一〇〇〇メテルの距離を追尾する。そういうスキルだった。
「……なるほど、綱渡りだ」
その効果であの【モノクローム】に直撃させるならば、最低でも先刻【モノクローム】が到達した二万五千メテルに到達するダメージ量、二十五万ダメージが必要であること。
加えて、先刻が【モノクローム】の限界でなかったとすれば、さらに倍あっても確実に届くとは言えない。
それだけのダメージを蓄積しようとすれば、残る《カウンター・アブソープション》を使っても綱渡りとなる。
「加えて、スキルの使用準備に入ってから発動までに一分は掛かる」
「……おいおい」
「その間、当然盾は使えぬし、《カウンター・アブソープション》とて、張れぬ。どうにかして、耐え抜くしかない」
蓄積が完了してから、発動するまで一分間。
無防備に何のガードもなく、【モノクローム】の熱線に晒される。
最初の空戦で見たラングの頭部が焼失する光景がレイの脳裏に過ぎる。
だが、それでもレイの選択は変わらない。
無防備な一分が、もっとも危険な時間があったとしても、それでもこのスキルを使う。
だから、無防備な一分は問題ではない。
「……どちらにしろ、あいつに届く手はそれしかない。そうだろ?」
「うむ」、とネメシスは応じる。
だから残る問題は、届くか否か。
レイが死なずに溜め込めるダメージ量の限界と、【モノクローム】の到達できる高度の限界。
どちらの限界が先に来るか、これはそういう戦いをするためのスキルだった。
「これは届くかもしれぬし、届かないかもしれぬ。全ては奴の攻撃をどれだけ……」
ネメシスがそこまで言いかけたとき――空が光った。
それは【モノクローム】の熱線であり、風車小屋に降り注ぐそれを見て、レイは導かれるようにそちらに駆け出していた。
◇
そして今、【モノクローム】の幾多の熱線と、最大火力である《SHINING・DESPAIR》の照射を凌ぎきり、流星風車は考えうる限り最大の蓄積を果たした。
『始動』
ネメシス自身の言葉を引き金に、 第三形態“α”黒円盾で溜め込んだダメージの全ては、第三形態“β”流星風車の推進力となる。
流星風車の五枚の羽がゆっくりと回転を始める。
黒い羽が重々しく、しかし徐々に速度を上げながら風を巻いて回る。
そう、風だ。これまでは無風であったというのに、まるでその風車自身が風を呼び込む、あるいは巻き起こすように猛烈な風が吹き始めている。
十秒を越した時点で、風車は視認による区別が困難なほどの高速で回転している。
発生した遠心力によって持っていかれそうになる柄を、レイは傷だらけの右手で掴み続ける。
この回転こそが、黒円盾に蓄積したダメージを変換する工程そのもの。
死線の果て、レイが【モノクローム】から蓄積したダメージは六十五万余り。
ゆえに、この流星こそはAGI六五〇〇〇、到達射程距離六五〇〇〇メテルを誇る超音速の追跡者。
直撃すれば、流星風車は三倍撃――二百万に迫るダメージを【モノクローム】に叩き込む。
それは決定的な一撃であり、放たれさえすれば勝負を決する必殺の魔弾。
そう、放たれさえすれば。
◆
『KYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』
天上の【モノクローム】は、既に笑っても、喜んでもいなかった。
自身がこれまで放った中で最大の熱線、《SHINING・DESPAIR》を用いてもなお、眼下のレイは生きている。
それどころか、更なる闘志と、【モノクローム】に感知できるほどの莫大なエネルギーを込めた武器を携えている
【モノクローム】は直感する。
――あれが在ってはいけない
――あれが在ると、これが壊される
――終わらされる
【モノクローム】は、もはやレイを絶望させようなどとは考えていなかった。
ただ、終わらせなければ終わらされるという恐怖を抱く。
それは天上高度にて未踏の無敵を誇っていた【モノクローム】が、初めて実感する死の予感だった。
こんな感情は三百年前の隕石のときですら感じたことはなかったというのに。
『KYAKAKYAAAKYAKAAAAAAAAAAA!!』
【モノクローム】は、熱線のエネルギーをチャージする。
既に幾多の熱線を撃ち込んでおり、連射を目的とした熱線ではレイを倒せないと【モノクローム】は考えていた。
実際はどうであろうと、これまでの攻撃で膝を折らなかったレイに対し、“たいまつ”を燃やすだけの熱線が通じると【モノクローム】は考えられなかった。
だが、再び《SHINING・DESPAIR》を放つには時間が足りないとも予想していた。
ゆえに、【モノクローム】が選択したのはグリンガムに放った貫通熱線。
十分な威力を持ち、《SHINING・DESPAIR》よりもチャージ時間の短いあの熱線を、連射して勝負を決すべしと考えたのだ。
その選択が妙手か悪手か、それは一分以内に明らかになることだった。
◇
『撃ってこぬが……あやつ、力を溜めておるな!!』
回転開始から二〇秒。
その間に降ってきた熱線はただの一発もなかったが、しかしそれを「良い」とは言えない。
ネメシスにも、【モノクローム】が確実に殺すための準備をしているとは分かっている。
同時に、己の<マスター>にそれを回避する力が残っていないということも。
防御のためのスキルがなくとも、足さえ動けば回避できるともネメシスは考えていた。
だが、今のレイは満身創痍。
いつ【気絶】しても不思議ではなく、こうしてネメシスを握り、スキルを発動できていることが奇跡のようなもの。
『どうする……! チャージにはまだ四〇は掛かる! あの熱線を防ぐ手はないぞ!』
黒円盾が守勢に全力の形態とすれば、流星風車は攻勢に全力の形態。
今のネメシスに、敵を倒す力はあれどレイを守る力はない。
ゆえに、万事休すとネメシスは考えた。
だが、
「……いや、大丈夫だ。ネメシス」
『レイ?』
「大丈夫」というレイの顔は、決して強がりではなかった。
もはや余力の一切はないというのに、何かを信じている顔だった。
『何が大丈夫で……』
ネメシスがその理由を問おうとしたとき――上空の気配が変わる。
【モノクローム】のチャージが完了し、レイを抹殺するための連射貫通熱線が放たれんとしている。
『レイッ!』
ネメシスは焦るが、対してレイは……。
「こんだけ派手にやってるんだ……誰だって、気づくさ」
恐れても、絶望してもいなかった。
やはり何かを信じて、口の端に笑みすら浮かべている。
「そして……気づいてくれたなら、必ず来てくれる」
直後、上空の【モノクローム】から致命の熱線が数多放たれる。
一撃でも命中すれば、今のレイのHPは根こそぎ消滅し、その身は逆転の可能性と共に雲散霧消するだろう。
それでも、レイは恐れない。
何かを……誰かを信じているように。
「そうでしょう……? 先輩」
そして彼はある言葉を口にして、
『聞かれるまでもねぇ!!』
――彼女も、それに応えた。
『《ファイア・レジスト》、《アストロガードォ》!!』
瞬間、三メートルを越える鎧を着たバルバロイが、レイの体を隠すように熱線との間に割り込む。
天上から降り注ぐ熱線に対し、火炎耐性と防御力を高めるスキルを併用し、レイの盾となる。
『……ッ! 属性防御ごと抜いてきやがって……!! だがなぁ! こんなもんで割れるほど俺の防御は柔じゃねえ!!』
雨霰と降り注ぐ致命の熱線。
十秒も、二十秒も、それは続いただろう。
しかして、バルバロイは“天蓋”の名の如く、その全てからレイを守り抜く。
『ハッ……三割は削れたか。大した威力だ、畜生が』
鎧から白煙を立ち上らせながら、どこか満足げにバルバロイはそう吐き捨てた。
その様子に、レイは苦笑し、ネメシスは困惑した。
『せんぱ……え? これ、ビースリー?』
「当たり前だろ……。どう見ても先輩だよ」
『いや、どう見てもってあの鎧とデザイン同じ……。というか御主、マリーのときといい、よく判別できるのぅ……』
そのように困惑しながらも、ネメシスは流星風車の回転は止めていない。
残時間は二〇秒。
それで、第三形態の力は発動できる。
『ほれ』
「あっ……」
最高品質の【HP回復ポーション】をレイに振りかけながら、バルバロイは言う。
『そのスキル、あの【モノクローム】に届くんだな?』
「……はい!」
『なら、お前はその力を【モノクローム】に叩き込むことだけを考えな。邪魔なもんは俺が全部はねのけてやるからよ』
「はい!!」
レイはバルバロイに防御の全てを任せ、自身はネメシスのスキルに集中する。
『KYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』
上空からは、半ば狂乱した【モノクローム】が地上に向けて熱線を放ち続ける。
もはやエネルギー回復速度とのバランスも考えない、限界を超えた連射。
熱線照射機構である触手水晶が焼けついて煙を吹くのも構わず、【モノクローム】は熱線を撃ち続ける。
『しゃらくせえぜ!!』
だが、その熱線はただの一発もレイには届かない。
レイの前にはバルバロイが、最高の壁役が立ちはだかっている。
ゆえに、そんな熱線がレイの命を奪うことなどできるはずがなかった。
そして、時は至る。
『レイ! 準備は完了した!』
ネメシスが報告し、
『ブチかませ!! レイ!!』
バルバロイが激励し、
「――ああ!!」
レイが応える。
レイは、もはや超音速で空気を攪拌する流星風車を後ろ向きに振りかぶる。
まるで天にボールを放るような構えで、レイはある言葉を唱え始める。
「《応報は――」
それこそは、流星風車の固有スキル。
それこそは、レイとネメシスの願いの結晶。
それこそは、己の弱さを克服せんとした二人の誓いにして……彼らの抱いた願い。
かつての彼らが届かなかった悲劇までも、手を届かせるという思いの具現。
どこまでも、届けと願う祈りの名。
「――星の彼方へ》!!!」
そして、星は飛ぶ。
レイによって降り抜かれた柄から飛翔し、五枚羽の星が天へと飛び立つ。
流星にして、風の星。
あたかもかつて【モノクローム】を封じた伝説になぞらえた名になったのは、偶然か否か。
超音速の流星は黒いオーラの尾を引きながら、天上の暗黒の星へと舞い上がった。
◆
『KAAAAAAAAAAHAAAAAAAAAAAAAAAA!?』
眼下から音速の数倍で自分に向かう流星に対し、【モノクローム】もまた飛翔する。
迎撃など考えない。それの速度は明らかに、熱線で捉えられる速度を超えていた。
【モノクローム】は己がこれまで発揮した最高速度を優に超えて、試したことすらない己の全力で上昇を実行する。
そして、二つの星が天へと昇る。
逃れる星も、追う星も、共に音速を遥かに超えて。
なれど、遠くから空を見るものには分かっただろう。
あたかも地より天へと戻る二つの流星の姿が。
されど、天地の逆はあっても流星は流星。
いずれかは、流れた末に消える運命。
『KYAAAAAAAAAAAAAHAAAAAAAAAAAAAAAA!!』
飛翔する。
【モノクローム】は飛翔する。
己のMP残量など考えず、変換などに割く余力はなく。
ただただ、己の機構の全てを速度と変えて、僅かに遅れる黒い流星から逃避する。
既に生物の限界点は超えた。
だが、黒い流星に止まる気配は微塵もない。
デッドチェイスは終わらず、【モノクローム】自身もこれまでの最高到達高度を超えた。
高度三万五千メテルオーバー。これより先は【モノクローム】にとっても未知の世界。
どこまで【モノクローム】のひび割れた体が持つかも分からない。
だが、【モノクローム】は飛び続ける。
なぜなら、止まった先には確実な消滅しか待っていないのだから。
――逃げなきゃ
――逃げなきゃ逃げなきゃ
――終わらされる!!
あるいは、そのときの【モノクローム】の心情は、【モノクローム】が作り続けてきたものと同じものだったかもしれない。
そう、絶望という、【モノクローム】が喜びの源としていたものと。
……否、【モノクローム】はまだ絶望していない。
【モノクローム】にはまだ、希望があった。
――あんな速度で、どこまでも飛べるはずない
――これにも、限界はある
――あれも、どこかで限界
――逃げ切れば
――あれが先に限界になれば、これは終わらない!!
それこそが、【モノクローム】の抱いた希望。
そしてそれは正しい。流星風車には限界がある。蓄積したダメージを変換して飛べる距離、六万五千メテルという限界が。
既に高度は五万メテルを超えている。
残るは時間にして、十秒余り。
それだけの時間を逃げ切れば、流星風車は推進力を失う。
ゆえに、決着はこの五万メテルオーバーの高度……流星が燃え尽きるとされる熱圏で必ず着く。
◇
『……綺麗なものだな』
己が獲得した最高速度で【モノクローム】に追いすがりながら、ネメシスはそう思った。
上方に逃げ行く【モノクローム】を見据えながら、武器形態ゆえの広い視界でネメシスは世界を見ていた。
地上では地平線に遮られていた世界が、今のネメシスにはどこまでも見える気がした。
自分達がこれまで過ごしてきた王国だけではない。
近隣の国々の営みも、彼方の国々の異なる景色も。
南の果てに見える巨大な何かも。
世界の広さが、世界の多様さが、今のネメシスには見えていた。
それを、ただ純粋に綺麗だと思った。
いつか、こうして見える景色をレイと共に実際に見てみたいとも考えた。
『その前に……すべきことがある』
それは、レイの前に立ちはだかった、今の悲劇を打ち破ること。
レイに託された、ネメシス自身の願った、今のネメシスがすべきこと。
流星風車の限界は近い。
それでも、必ず届かせるとネメシスは心に誓いながら、飛翔する。
そうして不意に、口を出た言葉があった。
『……お前も、ここから世界を見ていればよかっただろうに』
眼前の【モノクローム】に対してそんな言葉を想いながら、……ネメシスは最後の力を振り絞った。
◆
――終わってしまう!
――終わらされてしまう!
【モノクローム】は、徐々に近づいてくる背後の流星に恐怖した。
逃げ切れば、という希望も既に心からは失せている。
このままでは自分が終わると、心の底から恐怖していた。
数百年を経た<UBM>は目前に迫った死に怯えていた。
ゆえに、これまで考えなかったことすらも……考えてしまう。
――終わってしまう! 終わったら、終わったら…………?
そう、一度として考えたことのないこと。
――これは、終わったらどうなるの?
「死んだらどうなるか」という、知性あるものが極めて初期に考えるはずの問いを……今この瞬間に、初めて考えた。
そして……。
――あれ?
――これって、何で終わりたくないんだっけ?
そもそもが、何も考えないまま天に星のように浮かんでいたモノ。
己の終わりに対して、本来は何も思いもしない。
かつて、星のようだった【モノクローム】は、己の有無すらも考えていなかった。
人の闘争を見て、絶望を知り、絶望を見る心の揺らぎを喜びと感じ、絶望を量産し続けて、絶望を見て喜んでいた。
――そうだ。終わったら、絶望が見れない
――絶望が見れなかったら、喜べない
まだ喜んでいたいから終わりたくないと、寸前までそう思っていたのに。
――なんで、喜んでたんだっけ?
そんな、己の数百年の行動原理にまで、疑問を持ってしまった。
あるいはそれは、初めて絶望を目にしたときに……気づくべきだったかもしれないこと。
数百年遅れの疑問は、【モノクローム】の飛翔速度を僅かに遅らせて……。
流星風車は、【モノクローム】が僅かに速度を落としたその瞬間に、【モノクローム】へと到達した。
流星風車はその五枚羽の一つを【モノクローム】の本体である水晶に食い込ませ、
『……さらばだ。黒天の星よ!!』
【モノクローム】から受けた痛みの全てを――三倍返しで叩き込んだ。
《応報は星の彼方へ》。
そのスキルによって放たれる莫大なダメージ量は、古代伝説級の<UBM>であろうと耐えることは容易ではない。
ましてや耐久を犠牲にしていた【モノクローム】が耐えられるはずもない。
――
最後の瞬間に【モノクローム】が何を思考したかは……誰にも分からなかった。
◇◇◇
その日、天に眩い光が輝いた。
それは、ある<UBM>が崩壊する瞬間に、溜め込んでいた光の全てが放出されたもの。
けれど、それは<UBM>が放っていた熱線の光ではなく、ただ純粋な……輝くだけの光だった。
王国のある農村で、幼い兄妹はその空を見ていた。
「わー! きれいだねーおにいちゃん!」
「うん! きらきらしてる!」
幼い兄妹は無邪気に、いつもと違うキラキラと輝く空を見て喜んでいた。
同じようなやりとりは、それが見えた多くの地で行われたことだろう。
そこには唯の一つも、その<UBM>が作ってきたような絶望はない。
ただ、「綺麗だね」と純粋な喜びを伝え合う言葉だけがあった。
あるいはその光景は……数百年前から作れたかもしれないもの。
数百年を経た<UBM>は、最後に少しだけ世界を輝かせて――消滅した。
To be continued
こぼれ話:
流星(Shooting Star)+風車(Pin Wheel)=Shooting Wheel
(=ↀωↀ=)<第三形態、初期案では今までどおり名前に「黒」を入れて「黒星風車」という名前でした
(=ↀωↀ=)<しかし作者は気づいてしまったのです
(=ↀωↀ=)<「黒星(負け)はちょっと縁起悪いな」、と
(=ↀωↀ=)<ですが、星は第三形態を象徴する単語なので外せません
(=ↀωↀ=)<そのため、第三形態の名前は流星風車となりました
( ̄(エ) ̄)<黒流星風車では駄目だったクマ?
(=ↀωↀ=)<語呂が悪いしブラックペガサスみたいだからNG
(=ↀωↀ=)<そんな訳でメインとなる第三形態“β”は流星風車となり
(=ↀωↀ=)<「黒」は“α”の黒円盾に回されたのです