表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【FLAME۞RULER】  作者: コガネ アカネ
2/3

第一話「転校生」

こんにちは! 作者のコガネです。


息抜きも含めて2作品同時に進行することにしました!


こっちの作品はバトルありです。


もう一つの作品とは違った世界観が楽しめると思います。


では、良かったらこの作品も読んでいってください!







…この作品で「子金・緋音」がどんな人かわかります



俺の名前は「赤崎・蒼真」(あかさき・そうま)平凡な高校一年生だ。

変わった所と言えば…俺には能力があるって事だな。まあ、今俺の居る世界じゃ能力なんて当たり前だがな。

さて、軽い自己紹介が終わった所で、本編に入るか…細かいことはあらすじを読んでくれ。


…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………


ピピッピピッピピッピピッ


「ん…朝か……ってもう半じゃねぇか!?」


土日休み明けから遅刻しそうな高校生がここに1人、冒頭でも言った通りの「赤崎・蒼真」だ。


蒼真は慌てて制服に袖を通すと、朝食抜きの早朝ランニング(登校)を開始した。


家を飛び出して、商店街を抜け、学校への坂を登っている途中…曲がり角から誰かかが蒼真の横に飛び出して来た。


「よぉ!お前も寝坊か!?」


蒼真の友、「嶋・孝正」(しま・たかまさ)だ。彼も同じく寝坊にて遅刻ギリギリな様だ。


「おい!お前の能力は使えねぇのか!?」


「無理だよ!俺の能力は物を変形させるだけなんだよ!」


「ちくしょうめ!」


嶋の物体変形能力に蒼真は文句を言いながら坂道を走り続ける…そして本当に遅刻ギリギリで校門をくぐった。


「ぜぇ…ぜぇ…あー…朝から疲れるぜ…」


「しかも今日朝会あったよな…最悪だな…」


肩で息をする男子二人組が下駄箱へと歩いていく。


ー体育館ー


とりあえず鞄だけを下駄箱に置き、蒼真と嶋は体育館に直行した。


ーで、あるからして、みんなもー


「ふぅ…校長話長げぇよ…」


長い校長の話に嶋は苛立っていた。それは1つ後ろの蒼真も同じだった。


「あー…足が痛くなってきた…」


蒼真も悪態をつき始めたが、校長の次の発言で二人だけでは無く、生徒全体がざわつき始めることになる。


ーはい、ではここで新たにみんなの友達になる人を紹介します。はい、舞台に上がって。


校長の合図で舞台に一人の女子が上がって来た。


「初めまして、坂野渚奈(さかの・なな)です!」


どよどよざわざわ


背中中部ほどまで伸びた赤い髪、はっきりした瞳、そして透き通る様ななおかつ元気な声が生徒全体をざわつかせた。


「転校生か…うちのクラスだったら最高なのになぁ…」


一つ前に居る嶋がこちらに話しかける様に独り言を言ってきた。


「んな訳無いだろ、そんな夢みたいな事無いからな」


「あーあ、つまんねぇな…」


ーはい、みなさん静かに。坂野さんは1年2組です。


「あ、なんだ俺のクラスか」


「そうだな、俺たちのクラスだな」


えええええ!?


ーコラ!そこ、静かにせんか!


驚きのあまり叫んでしまった蒼真達は校長に怒られた。そしてまたしばらく意味のない校長の話が続き朝会は終わった。


ー1年2組ー


「はい、今日からこの組みで一緒に勉強します。坂野渚奈さんです」


朝会で紹介されて、全校生徒をザワつかせた美少女が自分のクラスに居る。ここまでなら偶然が通じるが…


「じゃあ、あの席に座ってください」


教師が指さしたのは蒼真の隣だった。もはや偶然の域を超えてシナリオが設定されたゲームの様な状況になって来た。


(おいマジかよ…)


坂野は教師に指示された通り蒼真の隣の空いていた机に座った。


「よろしくお願いね!」


渚奈のテンションに着いていけず、唖然としていると斜め後ろから特にキツイ視線を感じた。


(すまんな、嶋よ…)


緊張と周りの視線の恥ずかしさから蒼真はこの日1日授業に集中するどころではなかった。


ー放課後、1年2組ー


「はぁ…今日1日授業まともに受けれなかった…」


「コノヤロ〜!俺は今日1日お前が羨ましくってたまらなかったんだぞ!?」


嶋は孝正の背中をバンバン叩いていた。


「なぁ、羨ましいぜ~、羨ましいぜ~」


「俺に言われても…」


「ねぇ、蒼真君」


教室の出入り口から蒼真を呼ぶ声がした。声の正体は渚奈だった。


「あ…えっと…どう…しました…?」


「そんなに堅くなんないでよ、今日一緒に帰れる?」


「っ!お前って奴は…!」


まさかの誘いに蒼真は固まりついてしまった。


「くそっ!俺は一人で帰るぜ!」


「あっ!おい、待ってく…」


嶋は蒼真の呼びかけを聞かずに教室を出ていってしまった。


「な…なんかごめんなさいね」


「い、いや、大丈夫だけど」


気まずくなったのか二人はさっさと帰路についた。


ー帰り道 住宅街ー


「へぇ、じゃあ坂野さんは治療魔法が使えるんだ」


「あー、もう、『さん』なんて付けなくていいって」


「ん…じゃあ坂野、お前家何処?こっちのほうなの?」


「いきなり変わりすぎ…まあ、いいけど、家はこっちのほうだよ」


帰り道を歩く間に二人はすっかり打ち解けていた。


「さて、俺の家ここだから。じゃあまた明日な」


そう言って蒼真は家の扉に手をかけた。


「待って」


「ん?どうした?」


急に坂野に呼び止められて扉から手を離す。


「ちょっと話したいことあるんだけど…」


半ば強引に坂野は家の中に入って来た。


ー家ー


「それじゃ、簡単に話しちゃうね」


「いや、まず家に強引に入って来た理由を…」


「あなたに来て欲しい所があるのよ」


「あ?来て欲しい所?」


「信じてもらえないかもしれないけど…私は別の世界から来たのよ。さらに坂野は偽名で、本名は『渚奈・リリーア』っていうの」


いきなりとんでもない話を始めた渚奈だが、蒼真はちょっとした遊び半分で話に付き合う事にした。


「へぇ、で?話だけは聞いてみるよ」


「ありがとう、それじゃ続けるね。まず世界っていうのは今わかってる範囲内で今5つあるのよ」


「それで?」


「それで、私はその中の一つの世界で、こことは別の世界から来たのよ」


「へぇ…」


「向こうの世界では、私は政府への抵抗軍の一員で、一司令官の娘なの」


「…うん」


蒼真は少しずつ違和感を覚え始めていた。

話が出来過ぎている…ただの嘘や冗談には聞こえなくなって来た。


「それで…あーもうめんどくさい、ちょっとこっちの世界に来て」


「は?」


鞄から渚奈は水晶玉を取り出すと、なにか呪文の様なものを唱えた。すると強い光を水晶玉が放った…

はい、こんにちは作者のコガネです。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。


もしよかったら次回も読んでいってください。


ではまた次回!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ