夢と幻
「雨宮 真也さんとは家が決めた婚約者でした」雨宮さんは懐かしそうに話し出した、「初めは嬉しかった、何の取り柄もない私を気に入ってくれたことが、でも」雨宮さんは悲しそうに遠くを見つめたまま続けた「私の病気は日に日に酷くなって、それを心配して真也さんは薬を作り始めた、私は真也さんが私のためにしてくれるんだって嬉しかっただけど段々可笑しくなって」泣きそうになりながら必死に今までの真也さんとの出来事を雨宮さんは俺に話した。真也さんは雨宮さんを愛し過ぎて狂ってしまったらしい、まあ今の話で真也さんはだいたい薬の研究室?にいることがわかった「話してくれてありがとうございます。この屋敷に研究室はありますか?」場所がわかれば対策を考えるのに使えるからな「確か、地下にあったと思います」地下か、化け物の密集地じゃないか、戻ったら武器を探さないとな「ありがとうございます、最後に真也さんに伝えたいことは手紙にしてください」真也さんにあっても信じてもらえない可能性も有るし「実はもう手紙は用意してあるの、必ず真也さんに渡して」雨宮さんの手紙を受けとると同時に俺は意識を手放した




