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ゴーレム最強!!最高!!最凶?  作者: 我輩は猫である
2/2

二話 眠れ。永遠に。...寝てたまるか!!

 気がつくと大きな墓地?らしきところでたっていた。


 何処だ、ここ。てっきり異世界召喚をしたバカの顔を拝めると思ったんだが。つーか、イケメン君いねぇな。ま、いないヤツを気にしてもしょうがねぇ。出来る、こと、を......。











 .................................................................................................................................................................................................................................................ハァっっっっっっ!!??



















 腕が、腕がねぇ!?い、いや腕が透けてる!?なんだ、これ!?てっ、よく見たら全身透けてるじゃねぇか!!え、え、え!?何、俺、いつの間にか死んでたの!?


 HEY!HEY!HEY!落ち着け俺!クールだ!クールになれ!周りを見てみろ!墓以外何もねぇ!つまり、落ち着いて考えられるってことだ!落ち着け、俺ぇ!!



 一時間ほど経ち、落ち着いてきた。



 ふぅ、やっと落ち着いてきたぜ。俺の身に何が起きたか推測してみよう。

 ①イケメン君と一緒に落ちたがイケメン君が必要であって俺は必要なかったので殺された。

 ②あの魔方陣は一人用であり俺は邪魔な存在だと思われ死んだ。

 ③不測の事態のため、別の場所に飛ばされ殺された。もしくは死んだ。

 ④あの魔方陣そのものの能力。霊体に変えるとか。



 現実的なのは②、③だな。①は殺す意味がない上、イケメン君にこの事を知られたら信用されなくなるから、って、待てよ?見せしめとして殺されるのはどうだ?勇者として召喚されたのではなく、異世界の知識を習得したくて、っていう理由なら恐怖で縛りつけるっていうのは有効だしな。もしそうだったら絶対に殺す。④は絶対にない。考えてみただけだ。


 じゃあ、次に......



 GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA



 いやね。もうちょっと考えないようにしていたことがある。ここは墓地?らしきところなんだが暗い。あ、墓地って暗いイメージあるじゃんって思ったろ。でも物理的全体が薄暗い。絶対、ゾンビとか幽霊とかでそうな感じである。いや、俺はもう幽霊だったか。ま、何を言いたいかというと俺以外に幽霊がいない。つーか、なんにもない。そう、ゲームとかで出てくるスケルトンドラゴンっぽいの以外。


 って、んなこと考えてる暇ねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!くそ!霊体だからか知らんがうまく走れねぇ!つーか、霊体って走れんだな!いや、待てよ?



 フゥッ



 思った通りだ!!飛べた飛べたよ!アイ、キャン、フラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!って飛べたのはいいけど向こうの方が圧倒的にはえぇ!!ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!追いつかれる!



『こっちだ!こっちに来い!!』



 俺は頭に響いてきた声に従い、声の響いてきたとおもわれる方向に飛んで行った。そして、そこでは大量の幽霊、いや、怨霊がいた。どこを見ているか分からず怨嗟を撒き散らしていた。



『殺してやる!殺してやる!殺してやる!』


『死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!』


『僕は悪くない!僕は悪くない!』


『よくも......っ!よくも......っ!』



 うわぁ、死んだ後でもああなるって嫌だな。

 そして、スケルトンドラゴン?っぽいのはそいつ等喰い始めていた。



『スケルトンドラゴンは霊体が主食なんだ。だから、今のうちに逃げるぞ!』


『!?ああ、わかった!』



 いつの間にか俺の隣に厳ついおっさんがいて俺に言ってきた。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




『ここまで来れば大丈夫だ。お互い、命拾いしたな!いや、もう死んでたか!かっかっかっか!』


『ああ、助かった。もう二度とあんな体験したくないな!』



 本音だった。スケルトンとはいえドラゴンに勝てる想像がこれっぽっちも浮かばない。つーか、迫力ありすぎだ!!肉体を持ってたら間違いなくチビってたぞ、コラァ!!



『全くだな。俺も生きていた時なら挑んでいたかもしれんが、今じゃ勝てん!肉体さえあれば軽く捻ってやるのによ!』


『いやいやいやいや!無理だろ!どう考えても死ぬだろ、アレ!!』


『いや、俺の剣術Lv.99あるし、称号にも《剣聖》、《竜殺し》があるから余裕だって!』



 ん?なんか変な言葉を聞いたぞ?



『あ~スマン。剣術と称号って何?』


『?それはギャグで言ってるのか?』



 失礼な!異世界人の俺が知るはずねぇーだろ!


 俺は今までに起きたことを包み隠さず言った。



『なるほどな。それなら知らねぇのも無理ないな』


『え!信じるのか?かなりうさんくさい話だが。もしかして、バカ?』


『信じた相手になんて言いぐさだよ!まぁ、お前んとこの世界じゃ知らないが黒髪黒目は異世界人だって言われてんだ。それに嘘をついてるかどうか、何となくだが分かるしな。』



 過去にも異世界召喚あったらしいな。とゆうか、言われている?その異世界人かなり有名なのか?



『ま、異世界人の話はともかく、え~と、』


『久留島 白人。こっちの言い方じゃハクト・クルシマだな』


『そうか。俺の名はウィリアート・ゴウン。名前は長いからあだ名でアートと呼んでくれ!』


『分かったよ。ウィン』


『全然わかってねぇ!?いやいや、アートだよ。アート!』


『冗談だよ。分かれよそれくらい』


『分からねぇよ!そんな無駄に凄いポーカーフェイスじゃあ、わからねぇよ!』



 ウィンを弄るの楽しいな!いいツッコミしやがる!打てば響くとはこういうことか!

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