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「ベルちゃん、婚約者いるのなら言って頂戴な」
え、え、え?
「綺麗な顔の人だったわね、やっぱりベルちゃんにはああいう人がお似合いねー」
お、おばさま?
まさか、おばさままで手を回しているとは!
「ベル、帰ろう?…マリッジブルーは誰にもあること。俺は怒ってないから、ね、帰ろう?」
「……違う!帰らない!」
マリッジブルー?私、アンタと結婚するなんて一言も言ってない!
それで、冒頭に戻る。
てことで、彼は凄まじい魔力の多さだってことは分かってくれただろうか?
ほらあれだよ、間に2国挟んでるからね!
しかも、逃走して3週間でバレるとは!
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「はっ!」
嫌な夢をみた。私、アランに捕食されかかる夢を。
肌に直に伝わるシーツの肌触り。
ん?え、まさか、
「………」
夢じゃなーい!現実!まさに、現実!
し、し、しかも、
隣アランいるじゃーん!
「ベル、ごめんね?」
え、なんで、謝られた?
「俺、どうしてもベルがほしい」
「ほ、ほしいって、私は…」
どんどん近寄る、アランの顔。
「……だめ?」
なにが、なんて、この状況で野暮だろう。
つまり、私、捕食される?
まるめ、込まれた!
「べ、ル。ベル、愛してる。俺の、ベル。」
朝、つまり、明るい。
抵抗?んなの、ムリ。相手は、最強を誇る魔法使い。
それに、私自身が抵抗しようとしない。
そっか、私も、好きだったのかな?
だから、嫉妬されても、アランが隣にいることを許してしまっていたんだ。
「ベル、お前は俺だけのもの」
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