第一章終了時点での登場人物+魔術について
情報整理回(読み飛ばしていただいても大丈夫です)
以下、登場順
名前:アルト・パトライアス
称号・通り名:―
年齢:四歳(※)+α(前世)
(※一章ではほとんど三歳だったものの、章末の数ヶ月で誕生日を迎えた)
容姿:
瞳と髪の色は暗めの茶色。
かっこいい系よりはかわいい系の顔立ち(ステラ談)
プロフィール:
転生者。パトライアス家の長男。ステラの弟子。
齢三歳にして七大属性魔術と治癒魔術、結界魔術。
九種類の魔術を超級以上まで習得した天才魔術士。
(しかし自覚はなし。)
本人は冷静なつもりだが、熱くなりやすい。
無謀なこともちょくちょくするが、妙なところで日和る。
最近の悩みは外出禁止がいつまでたっても解けないこと。
名前:バルト・パトライアス
称号・通り名:『格闘王』
年齢:二十三歳
容姿:
瞳と髪の色は暗めの茶色。
目つきが鋭く、威圧感がある。
筋骨隆々の引き締まった肉体を持つ。
プロフィール:
アルトたちの父でテレーゼの夫。
見た目とは裏腹に理知的で穏やかな人物。
最近の悩みは妻の字の汚さが年々進化しており、
渡されたメモが全く読めないこと。
名前:テレーゼ・パトライアス
称号・通り名:『守護者』
年齢:?(女性に年齢を聞くのはご法度とのこと。)
容姿:
瞳と髪の色は亜麻色(金色と茶色の中間くらい)。
ロングヘアでおっとり系の顔立ち。
プロフィール:
アルトたちの母でバルトの妻。
普段は優しいが、その優しそうな見た目とは裏腹に
一度キレると手が付けられない。
かなり不器用。感覚的で教えるのが下手。
最近の悩みはお使いを頼むためにメモを渡した夫の様子が変なこと。
名前:ギルバート
称号・通り名:―
年齢:三十三歳
容姿:
瞳と髪の色は灰色。
渋めのイケメンなのだが、
眉間に深い皺が刻まれている。
プロフィール:
パトライアス家の執事(?)長。
ター○ネーターでもミュー○ントでもないが、
素手で水の球を切ったり結界を壊したりする。
気づいたら後ろにいるため、アルトからは忍者だと思われている。
最近の悩みは髪色や皺が増えたことなどで実年齢よりかなり年上にみられること。
断じてまだおじさんでもおじいさんでもない。
名前:ニナ
称号・通り名:―
年齢:十八歳
容姿:
瞳と髪の色は茶色。
ショートヘアで可愛い系の顔立ち。
プロフィール:
パトライアス家のメイド。
そそっかしいところがあり、
失敗して時々ギルバートに怒られている。
最近の悩みは恋人が出来ないこと。
適齢期を逃しそうで切迫しています。恋人募集中。
名前:ステラ
称号・通り名:―
年齢:?(女性に年齢を聞くのはご法度とのこと。その二。)
容姿:
瞳と髪の色は銀色。
ただし、片目は魔導具で認識阻害がかかっているので、
本来は金色と銀色のオッドアイ。
ロングヘアで綺麗系な顔立ち。
アルト曰く前世と今世合わせても一番の美人。
プロフィール:
パトライアス家に魔術講師として雇われた客人。
アルトの魔術の師。
キリっとした見た目とは裏腹に意外とドジ。
最近の悩みはどこで道を間違えたのか目的地とは反対方向に向かってしまっていたこと。
名前:フレディ
称号・通り名:―
年齢:三十八歳
容姿:
瞳と髪は茶色。
しかし、髪は薄くなって全部剃った。
禿頭。小太り。
プロフィール:
パトライアス家の料理長。
「若い時はイケメンだったんだぜ」が最近の口癖。
最近の悩みはその口癖をみんなが受け流すようになり、
アルト以外まともに聞いてくれないこと。
名前:イブ・パトライアス
称号・通り名:―
年齢:零歳
容姿:
瞳は母譲りの亜麻色。
プロフィール:
パトライアス家の長女。
双子の姉の方。
最近の悩みは隣で寝ているやつがうるさいこと。
名前:ウル・パトライアス
称号・通り名:―
年齢:零歳
容姿:
瞳は父譲りの暗めの茶色。
プロフィール:
パトライアス家の次女。
双子の妹の方。
最近の悩みは隣で寝ているやつがうるさいこと。
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・魔術について
○魔法と魔術
魔法:神の奇跡を模倣し、古代森人が発明したもの(と言われている。)
魔術:魔法を人族や他の種族が独自に改良したもの。
古代魔法と現代魔術といったふうに区別はされているものの、
現代では混同され、ごっちゃになっている。
○魔術とは
魔術は魔力を代償にし、現象を引き起こす術。
そのため、魔術の発動には魔力が必要。
魔力は自分のマナと自然のマナを混ぜあわせ、作られる。
(魔術士は無意識的にこれを行っている)
マナはこの世界のすべてのものに宿っており、
人族であれば、心臓部に宿っていることが多い。(例外はあり。)
作られた魔力は全身を巡る魔術回路を通っている。
その魔力を一点に集め、魔術は発動される。
○魔術の発動方法
魔術の発動方法は詠唱と刻印の二種類。
詠唱:特定の語句を唱えることにより、魔法陣を形成する。(自動)
魔法陣を形成した状態で、魔術名を唱えることで魔術を発動する。
→詠唱省略:詠唱の一部を省略し、魔法陣を形成する。(半自動)
魔法陣を形成した状態で、魔術名を唱えることで魔術を発動する。
(最大で詠唱を全て省略し、魔術名のみで発動することも可能。
※そこまで行ったらほぼ無詠唱の領域ではあるが。)
→無詠唱:詠唱で行われていた魔法陣の形成、魔術の発動などを全て自力で行う。(手動)
無詠唱は詠唱に比べ、集中を要するので、魔術士にはあまり人気がない。
(単に難易度が高いのもある)
また、魔法陣を暗記しなくてはならないのも一つのデメリット。
刻印:魔力を混ぜ合わせた特殊なインクで魔法陣を描き、刻み込む。
(魔力は通常、数秒から数十秒で霧散する。
それを防ぎ、固定化するためにそのインクを用いる。)
どちらも、魔術の発動には魔法陣を描く。
○魔術の発動プロセス
基幹魔法陣の形成→魔術情報の変更(魔法陣の変容)→射出
魔法陣は属性・出力・速度・造形・規模・時間(持続時間)…この六つの項目と+αで構成される。
(魔法陣の+αの部分…魔術の基礎的な枠組みとなる部分。)
この二段階目で六つの項目を設定する。
設定を行うことで魔法陣に変化がみられる。
(※詠唱で魔術を発動した際に目にする魔法陣は
属性の項目などがある程度変容した後の魔法陣で、
元になる魔法陣の形成と変容を平行して行っている。)
○NC魔法陣
上記の六つの項目を零…空にした原型となる魔法陣(魔法陣の基幹の部分だけの魔法陣。)
各属性の魔法陣を比較し、共通箇所以外を削ることで出来上がった魔法陣を
魔法陣の解析・分析で得た情報をもとに改良したアルト独自の魔法陣。
Not chanting … 無詠唱
NC魔法陣を活用すると、
新たな魔術が作れる。
が、一から作るので初回の作成はどうしても時間はかかる。
(事前に作成しておき、魔法陣を暗記するなどで対策は可能。
ただし、自作の魔術ゆえ詠唱は存在しないので、無詠唱前提。
NC魔法陣の使用も無詠唱が前提となる。)
○魔術の属性
基本七大属性:炎・水・雷・土・風・雷・光・闇
炎は風に強く、水に弱い。
水は炎に強く、雷に弱い。
雷は水に強く、土に弱い。
土は雷に強く、風に弱い。
風は土に強く、炎に弱い。
炎<水<雷<土<風<炎…と五つの属性で竦みあう関係。
光と闇はお互いに強く、弱い相克関係。とそれぞれなっている。
○七大属性における魔術位階区分
初級:魔力→現象への単純変換
中級:形状変化
上級:質量変化
超級:数量変化 (魔法陣を複数組み合わせる)
~逸失~
聖級:大規模化(村一つ分くらい)
王級:?
帝級:?
神級:?
七大属性の他にも属性は多数(治癒魔術など)あるものの、
位階区分は魔術によって異なり、
各位階ごとに一つの固有の魔術という場合もある。
魔術において重要なのは
構築速度・制御力・知識・魔力量。(※あくまでアルト個人の見解)
○魔眼
強大なマナなどの影響で変質した特異な眼。
先天的に保有している者もいれば、
後天的に獲得する者もいる。
魔眼ごとに固有の能力を宿しており、
使いこなせれば強力な武器になる。
が、制御できずに生涯眼帯生活を送る者も。
比較的、強大なマナを持つ者が多いため、
魔人族の種族的特徴とされているものの、
そのかぎりではない。