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山中庸介編
現状を満喫すると決意したが何をするか途方に暮れてしまった思考力だけは大人のままなのが恨めしいが仕方ない、何か得られるものがあるかもしれないという希望を胸に母校の桜木第一小学校に行ってみる。
小学校の門前には様々な色の自転車が停めてありグラウンドには溶けてしまいそうな暑さの中ボールを追いかけ回している、あまりの純粋な眩しさに面食らってしまったが知っている人がいないか探してみる。
何人か当時のクラスメイトに出会い話すことが出来たが流行しているカードゲームの話や宿題の話位しか聞けなかった、相手は本物の小学生なのだ期待し過ぎた私が悪いが落胆してしまった感受性は小学生並みになっているのだろうか。
ただ全く無駄だった訳では無い今まで何故か思い出せ無かった事を思い出す事が出来たのだ、一度家に帰り情報を整理しよう。