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プロローグな紹介

Fakeの番外編です。

時たまエロいです。

きっとこっちのほうは掲載が遅くなるかもしれませんが。

それでも良いよと言う方ご覧下さいませ。

これは、僕がフェイクスと出会う前、母さんと僕のやるせない物語である。

というか。

寧ろこういう話は得意じゃないのだが。

普通の高校生として。

ゲームの世界に飛ばされる前の話だ。

此れを語るには僕の家族を紹介する事になる。

僕にはちょっとばかり離れた兄貴と歳の近い妹がいる。

仙崎湖狛コハク

仙崎夢莉ユメリ

湖狛兄は24.

夢莉ちゃんは15である。

それから父さん。

仙崎康三郎こうさぶろう

職業自衛官。

最後に母さん。

仙崎らん

これは僕が家に未だいたときと。

学校とアチラを往復している間の話。


その日はいつものように僕は家に向かっていた。

妹と母さんに話があるからとか言われていたのだ。

僕は走っていた。

少しいやな予感がしていたのだ。

何か前の晩二人ですっごい話してたし。

僕と兄貴まで巻き込まれないように必死で二人で防衛線を張っていたり。

でも僕があんなことにならなければ多分今頃兄貴と僕は格闘技に手を出していただろう。

現実は僕だけが格闘技に手を出しているわけだが。

あんなことにならなければ兄貴を守れただろうと思う。

未だどっちも帰ってきてはいなかったらしい。

 その日の夜。

僕と兄貴と父さんは必死で抵抗する。

どうやらうちの女どもは俺と兄貴まで巻き込む方向で何処ぞやのアイドル事務所とかに入れようとしているようだ。

父親はそんなことさせないと必死だし、兄貴は兄貴で断固拒否のようだ。

アイドルだけは何があってもいやだと。

確かに女の子にもてるとは思うが。

其処までしてもてようとは思わない。

それに…学校の行き帰りでスカウトされまくる。

それは僕を女の子と思っているからで。

超乗り気になっている。

妹たちを見ていると悲しくなってくる。

「いいじゃん。夢莉ちゃんだけで。僕らは関係ないじゃん」

「何言ってるのよ。領鴉ちゃんにもアイドルになってもらうのに。」

「母さん無理だって!!」

「母さんじゃなくてママでしょう?」

其処かよ!!

とつい突っ込みたくなる。

「兄貴たちはモテたくは無いのか?」

「夢莉ちゃん…」

この男言葉で喋っているのが夢莉だ。

「私はモデルから始めようと思うぞ?女子のトップになるんだ。」

壮大だ…。

スケールでけぇ。

ファッションは何でも着こなせそうだ。

でも…

「もうちょっと言葉を直そうよ。女の子らしく…」

「大丈夫。特訓はしてあるから。」

いきなり変わった。

って言うか。

特訓って何だ?!

なんの特訓だ?!

この日はこれだけで終わった。

 翌日。

昨夜僕は兄貴と約束をした。

『何が何でも芸能界には入らない。』

父さんは流石に絶対許しそうに無いが。

自分と同じ仕事をしてほしいとまで願っているのだ。

でも。

母さんと喧嘩をする気はないとか言ってたし。

どうしようもないのだ。

学校までの道を歩く。

「よー。仙崎。」

「あ…おはよう。神崎君。今日は皓輝こうき君と一緒じゃないんだねー。」

「皓のやろう先に学校行ったんだってさ。おばちゃんが言ってた。」

校門前まで行くと黒髪でサッカーボールを持った学ラン姿の男の子が立っていた。

「皓!おはよう!」

「おっはー。牧人と仙崎。」

「おはよう。皓輝君。」

「片桐くーん。」

女子たちの黄色い声が煩い。

思わず睨みそうになってしまう。

少なくともクラスの女子は僕ら三人をアイドルグループのように扱っている。

今はできるならそっとしておいて欲しい。

彼が振り向くとキャーキャー叫んでいる。

3年A組。

此処が僕の教室だ。

僕と言うか他の2人もそうなのだけど。

「姫ー。おはようー。」

何故か僕は姫と呼ばれる。

身長の所為だと思いたい。

適当にあしらう。

「そうだ。仙崎にプレゼント。」

皓輝君が鞄を持ってくる。

今日は誕生日前日。

明日は土曜日。

学校は休みだ。

書くなら僕は10月31日生まれだ。

「良いって言ってるのに…」

「いいじゃん。友達だろ?」

と神崎君も鞄を開ける。

「はい。このゲーム面白いから。」

皓輝君からはゲームだった。

どうやら自分で一度プレイして面白かったものをもう一度買ったらしい。

僕にくれるつもりだったらしい。

嬉しかった。

そのときは。

ゲームのタイトルはFAKE。

どうやらRPGゲームのようだ。

やりこみ要素も多いらしいしキャラクターとの恋愛もあるらしい。

そして神崎君からは服を貰った。

此処では有名な地元のファッションデザイナー「ザンケ」のパーカーとジーパン。

イケメンが穿くとメッチャかっこいい奴。

その後も女の子たちやら男友達からプレゼントを貰った。

ケーキやらマフィンやら。

先生が来る前に片付けるのに手間取った。

そのときは何もなく終わった。

家に帰ってから。

何か眠かった。

眠いけど帰りがけに皓輝君と約束したからとりあえず説明書を読みながらパソコンの前に座る。

パソコンの電源を入れて。

ゲームを始める。

…この後はいずれはなすことにしよう。

そして僕は眠っていたらしかった。

兄貴におこされた。

「飯だから起きろ」

「ぁ・・・ん…」

「…」

エロい声上げんなよ。と呟かれて正気に戻る。

この後の話は次に書こうと思う。






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