7/20 愛は芸術
スパン短めの厨二回だよ、飽きたらやめるよ。
私が生涯好み続けるテーマ、それは愛と楽。
愛が快楽を産み、快楽が愛を産む。
人は孤独を埋め合うモノ、その埋め合いの仕方、融け合いの仕方というのはとても芸術的で非倫理的で、素晴らしい。
私は愛するという行為の本質を知らない。だから知りたい。
どうやったら赤の他人を愛せるのかというのかを。
見た目?内面?学歴?年齢?性別?趣味?地位?国籍?
きっと愛の基準すらも人によって全く変わってくるだろう。
好むことと愛することは違うのか?
浮気と不倫の線引きはどこなのか?
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愛せない。愛されない。愛さない。みんな沈んでしまえばいい。
あぁ、私は私が嫌い。
だからより醜いものしか愛せない。
Flower:ダチュラ
愛とは謎深く、また愛に対する人の価値観も芸術作品のように突き詰められながら形が違う。
愛とは芸術作品だ。愛を題材にした全ては美しく、時に退廃的で時に画期的だ。
しかし、私が求める愛の価値観とは恋愛小説に出てくるような甘酸っぱいものでなく、タバコの煙とグロスのついたカクテルグラスを彷彿とさせるものだ。
また暴力的で、グロテスクに傾倒している愛は刺激的で、恐怖を孕んだ麻薬のようなアロマを醸し出す。素敵だ、観ているだけで頭の中に赤く点滅する星が見える。
『ハンニバル』でレクター博士が見せてくれたクラリスを引き込もうとする魔の手のような異常さ、アレも私からしてみれば愛だ。
私は被虐的で加虐的な人物だ。
血のバスタブの中を金魚のように朦朧と泳ぐ被害者の姿に自分を重ね、ジョーカーのような軽快なステップを崇拝する。
快楽的衝動と芸術に対する賛美欲が私を押し上げる。
ときにはもちろん私好みの愛でないときもある。偶然の死、衝動殺人なんていうものは愛ではない。その場の雰囲気にのまれただけだ、あんなものは。
だが、緻密に練られ、自分の部屋にターゲットの写真や行動記録を余すことなく張り詰める最低最悪のストーカーを見ると心の中の何かがせりあがる。
津波をまじかで見たときの迫力だ、だってあれは誰が何と言おうと愛ゆえの行動なんだ。形はどうあれ、一方的であれ、自分の愛を最大限評価している。
もし自分がそういう人物に遭遇したら私は涙ながらにその人物の手を舐めまわすだろう。
コレクションというのは質が悪いが、好ましくないわけじゃない。
コレクションはその過程が楽しいのであって、物自体を愛しているわけでは無い。そういう意味ではあれはただの快楽遊びなのだが、終着という点はとても素晴らしい。
実に、だ。自分の持てる最大限の力、あるいはそれ以上を駆使してコレクションをするために奔走する。フィギュアが好きな人のコレクションは場合によっては紛れもなく愛だ。
対象の全てをくまなく知りたいという欲求は分からなくない。
あぁ、すまない。
途中から犯罪の話になっていたかもしれない。
でも、私が好きなのはそういう愛なんだ。
犯罪に手を染めてまで自分の愛を貫き通したいという愛は覚悟でなくとも他者より狂った欲望がある。
そこに惹きつけられてしまう。
人にはできないことをやってのける凄さ、私にはない度を越えた欲求。
そう、私は他者が欲求を満たすところを見るのが好きなのかもしれない。
コレクターだ、倒錯的な欲求を持つ人間が織りなすドラマはきっと全て面白い。
全てだ。
私は好きになるや、他人と共感するということに関して不慣れだ。
何が面白いか分からないのに笑い、何が悲しいのか分からないのに泣く。
けど、猟奇的な彼らの話は実に簡単で一番ダイレクトだ。
愛していると言葉にする男よりも、彼らの方がよっぽど己に誠実だ。
彼らは何一つその愛に嘘がない。
私は誰かに愛されたかった。
けれど、自分すら信じることのできない人間に他人の言葉を信じることなど不可能なのは自明の理だ。
親は私に本当に愛を与えていたのか?友人は私のことを友人だと思ってくれていたのか?
分からない。その言葉の裏も側面も。
だから、押しつけが無しくも嘘偽りなく遂行される悍ましい愛のストーリーは私の心を撃った。
相思相愛よりも冷めない愛。
主人公とヒロインがチャペルで結婚してハッピーエンドとなっても私はその後まで愛が続くとは思えない。
結婚して、子供ができて、愛がうつろいで、本当にその後までその最高の愛がキープされるわけない。喧嘩して、離婚して、子供は親の都合で愛じゃなく、暴言を注がれて。
それが幸せだとでもいうのか?結婚なんて言うのは死刑制度のより先に廃止するべきだ。
だから愛を最高な状態のまま終わらせるのは、私にとって皆が幸せになれる最高のものだと思う。
悪い例ばかり挙げたからアレかもしれないが、心中ものなら『ロミオとジュリエット』もお互いを愛し続けるために死んだんだ。
愛を最高のままに終わらせること、保存することは決して悪くない。
風化して劣化して、色あせて誰にも見られなくなるよりよっぽどだ。
ふう、今日は気持ち悪い。
自分の気持ち悪さで吐きそうだ。普段は配慮というものをするのに、どうしてだ。こんな、まったく。私はこんなことが描きたいんじゃないのに。
愛は素晴らしいものなんだ。それを貶めるようなことは許されない。絶対に。
今日は疲れた、このあたりで終わらす。
自分の中の悩みというのは案外詰まらない。しばらくこんなことは書かない。




