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8/26 夢の国


課題が終わった次の日。


今日は私主催で千葉は夢の国へ友人2人とともに言った。


ランドではなく海の方だったか。


朝から直行することはできないらしく、チケットの関係で私は12時から参加した。


舞浜駅への移動は方向音痴な私からしては大変で時間として20分もオーバーしてしまった。それでも着いた私は地球の回るDランドの入り口に迎えに来てくれた二人と合流できた。


三人で集まって最初にライドオンしたアトラクションはあの言わずと知れたカースドエレベータータワーこと、『タワーオブテラー』。


呪いの人形様にめっちゃ恐ろしい呪いを掛けられて、エレベーターが高速で天地を上下するとかいう精神に異常をきたしそうになるアトラクションだ。実際友人はこれで緊張しすぎて首をやったらしい。(本来は怪我をするアトラクションではないはずです)


列は平日ということもあってか、かなり空いていて50分程度での案内となっていた。


ゆえに回転率の高い呪いのエレベーターに乗る心の準備はあまりできなかった。


しかも本来なら呪いの人形様からありがたい忠告が途中のチュートリアルでもらえるはずなのに、今回は割愛されてしまったのだ。


おかげでライドオンしてから人形様に「あれほど忠告したのに!」とぶちぎれられたときはもう「理不尽だ!」と思わず叫んでしまった。


叫んだのもつかの間キレた呪いはエレベーターをグワングワンと揺らしながら最上階へ。開けた窓から見えた景色は……恐怖で目を瞑って見えなかった。


が、一気に落下。


飛行機で体験するエアポケットよりも激しい浮遊感は何とも言い難い恐怖と興奮をあおってくる。文字通り昇天しそうな程上下した後の私は何故か空に向かって腕を伸ばしながら、腰を抜かしていた。


よろよろとこけ歩きながら、笑いそうなほどちゃぷちゃぷと動いた内臓の安否を確認して「ちょっとだけまた乗りたい」と思った。


その次にかのクリスタルスカルで有名なインディジョーンズに乗った。

てっきりアレは映画だったから、ディズニー作品じゃないものだと思っていた。


インディジョーズは他の危険そうなアトラクションと違ってエアポケットみたいに落ちるゾーンがほとんどない。その代わりに洞窟内の景色やギミック、スピード感は爽快。ジェットコースターが苦手な人でも乗れるモノだと思う。


かくいう私もこのアトラクションが一番好きかもしれない。


友人の内、Sもこのくらいのアトラクションが一番丁度いいと言っていた。

ちなみに首をやったのもコイツだ。


その後は最近できたソアリンとかいう天空遊泳を体験できるアトラクションで癒されて、センター・オブ・ジ・アースでアドレナリンを上書きしなおした。


丁度おなかが減ってきたところ。SFアクアエリア(勝手に命名)にあるレストランでハンバーグを食べた。夢の国価格にしてはお値段が丁度いい、適当なプライスのボリュームだった。とても美味しかったしね。


店内の内装もすごいメルヘンかつサイバーって感じで凝っていた。


この後も閉演間際までニモのシーライダーみたいなのに乗ったり、アクアトピアでぐるぐる回ったり、ベネツィアのゴンドラに乗ってディズニーの夕暮れをゆっくりとみていた。


そしてなんやかんや閉演になる前にもう一度インディ―ジョーズに乗ろうとしたのだが、15分並んだ末にマシーンの故障で乗れずに断念することになってしまった。唯一の心残りはその位だろう。


でも私たちは最後の最後まで満喫することに余念がなく、マーメイドラグーン内のコーヒーカップに乗ったりしてめまいと酔いを引き起こした。


記念写真もたくさん撮れた、土産にバンダナを買った、分かれる前にオムライスを食べた。


今日という一日は奇跡だ。

私がこんなに幸福でいいのだろうか、今年の夏はおかしくなりそうなほど幸福に満ちている。


願わくば、ずっとこのまま永遠に。




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