7/15 山月記とキョウチクトウ
やっぱり昨日ちょびっと後ろに書いてあった山月記についての文章ですね。
最近、山月記を読んだ。
そう中島敦の山月記だ。
虎になった李朝と袁傪のヒューマンドラマ。
私はどうしてもアレのことを【サンガツキ】と読んでしまう。
本当は【サンゲツキ】らしいが、どうしてだろうか。
山月ときたら、普通ならサンゲツと読むと私も思う。だってそうだろう。
月という字をゲツと読む回数の方がガツより多いんじゃないか?
そりゃあ、カレンダーの12ヶ月は1月、2月とガツと読むがそれより多い月曜日はゲツだ。
1ヶ月のうちに3回くらいだとしたら36回はゲツと読んでいるはずなんだ。
そう、ゲツと呼んだ方が自然的で、違和感ないはずだ。
それでも私はあの題名を【サンガツキ】と呼びたくなってしまう。
なんなのだろうか。音の響きというやつか?
3月と山月、そういう同音を感じて読んでしまうのかもしれない。しかし、いずれ無意識に【サンガツキ】と言ってしまったら、恥だと思う。
知識マウントを取りたい奴にドヤ顔で【サンゲツキ】だと、笑われるだろう。
私は賢くはないが、無知と言うわけではない。
知っているものを知らないと思われるのは大変遺憾だ。
やはり呼び方を無意識に左右されないために、これからは3月の方をサンゲツと読むようにしようか。
そうしたらば、山月記のことをサンガツキと呼ばなくて恥をかくこともないな。




