8/13 川下り
今日は午後から遠くの川で川下りをする予定だったので、いつもより早めに起きた。それでも最近は健康的に生きてきたおかげで、そんなに早起きすることは苦にならなかった。
朝起きて準備をしたらば、親戚の車に乗り込む。
私には妹がいるので、今回の川下りには妹も参加することになっていてとても楽しみにしているようだった。私も勿論こういうアグレッシブな競技は大好きだ。
北海道の山というのは高いというよりも『大きい』と表現した方がいいくらいに存在感と迫力がすごい。みているだけで威圧感を感じる。
まさに神の宿る山か。
北海道の富士山、羊蹄山も見れて私は満足だ。
しかし、そんな楽しみムードな私たちに不安な知らせが届く。予約していたはずの会社からメールが届き、なんと予約できていなかったことが判明したのだった。
顔面蒼白になりながらも、私たちは一旦SAに止まりそこであげいもと唐揚げを買うことにした。
そこのSAの揚げ屋はなにやら年間2000万個もあげいもを売り飛ばす人気店らしく、長蛇の列ができていた。15分くらい並んでいると、本当は揚げ芋を2個買うはずが1つは唐揚げに変わってしまっていた。
妹は肉が好きなのだ。
私はあまり鶏肉は好きじゃないんだがね。
買ってから親戚に話されたことで、予約はなかったことになってしまったが、どうやら別の会社に取り付けてもらえたらしく、そこで川下りはできることになった。
もうホッと胸を撫で下ろしてしまった。
本題の川下りまでのストーリーが中々長くなってしまったな。ちょっと巻きでいくか。
川下りでは特別なウェットスーツ?みたいなものを着て、ライフジャケットとヘルメットという重装備。これで殆ど死ぬことはないと思ってしまうくらいだ。
ゴムボートに乗ってパドルを持って、幾つかの合図を学んだ。前漕ぎや後ろ漕ぎ、岩なんかにぶつかりそうになった時はボートの中に入るなど。
あぁそうだ、今回体験したところではゴムボートのヘリに座ってボートを漕いだのだ。まさか、中じゃなくてヘリに座るとは、そこが今回の軽い驚きポイントだった。
ザパザパと川を降る。最初は穏やかで川底が薄く見えた。それだけ透明度が高く、波も静かだったのだ。それでも魚がいなかったのは少し残念なことだったが、その後がすごかったのですぐにそんな思いはかき消えた。
水力発電所から流れる水流との合流地点は今までの数倍ほど急な流れになっていてボートにすごい力が加わった。
思わず笑ってしまったよ。人は興奮すると、笑いがこみ上げるのだろう、こんな思いは久しぶりで新鮮だった。
その後もジェットコースターと同じくらいスリリングな岩場の急流ゾーンがあり、ボートは回転するように下っていった。
川の流れが緩やかな場所にまた出てみると、今度は泳いでみようということで川に飛び込んだ。
川には意外なことに底というものが存在しなかった。
どこまで沈んでも冷たい水だけ。
もがいても意味はなく、足を伸ばしても意味はなく。
焦らずに浮かび上がろうと動かずにいることだけが水面に出れる唯一の方法だった。
泳ぎは得意な方だ。陸でも逃げ切るだけの走りは得意だ。だから、泳いでから船に戻るまでは全く困らなかったが、風に煽られての寒さだけは耐え忍びにくかった。
激流を体験し、高岩から飛び込み、船頭に立って振り回され、転覆すら経験した。
川には鴨や鷲、他にも岸辺に若い学生らが来ており、静かに賑わっていた。空は高く、太陽は熱く、山には雲が靡いていた。
この川下りはそれこそ時間にすれば三時間ほどだったが、3日くらいの時の経験を感じた。
私のいつもの1日はこの川下りの三時間にすら遠く及ばない。それくらい充実し、幸せな時間だった。
帰りの車はぐっすりと。
帰って浴びた風呂はそれはそれは芯まであったまるものだった。
今日もぐっすりと……そもこの日記を……書いているのは………だいぶ夜更なのだが……zzz




