8/6 夏の話かと思えばギリシャ神話
あぁ、海行きたい。
青い空、巨大な入道雲、熱すぎる砂浜の上ではしゃぐ客。
おまけに海の家の賑わい具合。丁度いい酒の香りを乗せて、七輪ではさざえのつぼ焼き。
あぁぁ、海行きたい。
人は海から生まれた生物なんだから、海への帰巣本能があってもおかしくはない。
夕暮れに水平線に沈む太陽や昇る満月を見たい。
夜は打ち上げ花火だ。着物、甚平、華やかに着こなして手持ち花火を持って踊る。近くの神社で盆踊り、射的に、ヨーヨー釣り。
スイカなんかも食べて、セミの音のうるささに汗ばみたい。
用は夏を満喫したい。
しかし、無理。
あぁ、プレアデス星団に祈りでも捧げれば、この最悪な騒動もおさまるだろうか。マイア、エレクトラ、ターユゲテー、アルキュオネ、ケライノー、アステロぺ、メロぺ。
おおどうか、私に豊かなる夏を。大いなる恵みを。そして厄災を退け給え。
話は180度変わるが、そう最近の私はギリシャ神話の女神集団プレアデスにご執心なのだ。
小説の設定にぴったりというか、どのキャラクターも主要とはいえなくとも、関わりが凄いのだ。
そもそもプレアデスというのは天を支えるアトラスの七人の娘たちのことを指し、彼女たちは月女神にしてオリオンの恋人アルテミスに使えている。
その中でも、マイアはゼウスとの間にヘルメスという偉大なオリンポス十二神の内の一柱を産んでいる。そのヘルメスはエジプトのセト神とも同一視されており、両者が集合された姿は神人ヘルメス・トリスメギストスと呼ばれる。
一方でマイアはローマ神話の春告げ神とも集合されており、メイデイの神としてたたえられている。同様にヘルメスも祀られることが多い。
素晴らしきかなヨーロッパ、そしてギリシャ!最高なのはプレアデス!
どうしてここまで設定の盛り込まれた女神たちが創作で使われていなかったのか、まるでわからない!もちろん私は描くぞ、彼女たちをモデルにしたキャラクターを!




