魔皇、部下の尻にしかれる?
セントラルシティに到着したタナトスは、久々の人間界に興奮した。魔界を統べる以上、彼も暇ではないので、なかなか来る機会がなかったからだ。
「とりあえず、まずはヴァンパイアのとこに行かなあかんなぁ」
魔力探知を行い、話に聞いていた洞窟を探す。
「あっこか」
魔力探知に、アルメンテの北東にある洞窟が引っかかった。その奥に、小さい魔力反応もがあるようだ。
「よっしゃ、ほな行っ・・・!?」
突然背後のゲートからとんでもない魔力を持つ者が飛び込んできた。その者はタナトスも良く知っている者の魔力だ。
「な、なんで!?なんでアイラがおるん!?」
魔十狼が一人、葬炎の王 アイラだ。
「全身全霊をかけて、魔皇様の御身を守らせていただきます」
「ちゃうよ!?聞いて!?質問に答えて!?なんでここにおるん!?」
「やはり、我らが魔皇様は人間界には勿体ない存在であることは間違いなく・・・」
「ちゃうて!なんでここにおるんか聞いてんの!!話聞いてんの!?」
「いつでも私は貴方様の欲という欲を満たしま」
「やめて!?来てそうそう誤解されるやん!?やめて!!」
言い争いをしてる間に、またゲートからとてつもない魔力の持ち主が飛び出し、タナトスの身体に抱きついた。
「タナタナ!!ティティ来たよ!?褒めて褒めて!!」
「ティティも!?か、可愛い!?可愛い過ぎるよー!?てかアギダス何やってんねん!!何も管理でけてないやないか!?」
アイラとティティが飛び入りで参加した。
来てくれたことは嬉しいが、冒険者としての普通の生活が送れなくなることが目に見えてしまった。
「はぁ・・・まぁええわ。とりあえずな、お願いやから応えて?なんで二人がここにおるん?」
「私は、タナトス様の身体が欲し」
「あんたちょっと黙っといて!?」
「タナタナの身体が」
「まだ早いよ!?時間も年も!?てかわかって言うてないやろ!?」
「?ティティわかるよ?身体と身体を重ね合わせるんでしょ?」
「マジかよ・・・成長早すぎるぜおい」
ティティの成長の早さに驚愕の色を隠せないタナトス。
お父さん、頑張れ
「まぁ来てもうたんはしゃあないな・・・二人共、僕はこれから人間の剣士として生活していくから、そこだけは邪魔せんとってや!?」
「努力します」
「わかってると思うよぅ?」
「あぁもう!!アギダスお前何しとったんや!?」
タナトスLoveの二人にしがみつかれながら、タナトスはヴァンパイアの元に向かう・・・
後々、この二人も戦闘シーンがあります!




