世界最強なのに、なぜか剣聖になりたい、無邪気で優しい魔王のお話
初めて書くので、至らないところばかりですが、良かったら読んでやってください!
俺つえーの好きな方は、好きになってもらえると思います!
関西弁で話す魔王なので、嫌いな方には申し訳ないですが、良かったら!
とある世界、そこには人間や、魔族、精霊が共存していた。
人間界、魔界、精霊界と、世界は別れており、それぞれの皇がその世界を統一していた。
1人の皇ではなく、それぞれの国や地域には王がおり、その頂点には王達を統治する皇がいた。
人間界を統治する、覇皇ゼオン
精霊界を統治する、精霊皇アルカディアス
魔界を統治する、魔皇タナトス
全ての種族が、共に穏やかに暮らしていた。
そんな中、剣聖と呼ばれる男が魔皇に牙を向く。
剣聖と戦った後、魔皇は配下に告げた。
「僕、ちょっと剣聖になってくるわ!!」
優しい魔皇に振り回されながら、暖かく見守る配下。
優しい魔王が剣聖になり、世界を旅し、弱き者を守り、気いらない者には絶望を与える、怖いけど暖かい、魔王のお話...
とある世界、そこには人間や、魔族、精霊が共存していた。
人間界、魔界、精霊界と、世界は別れており、それぞれの皇がその世界を統一していた。
1人の皇ではなく、それぞれの国や地域には王がおり、その頂点には王達を統治する皇がいた。
人間界を統治する、覇皇ゼオン
精霊界を統治する、精霊皇アルカディアス
魔界を統治する、魔皇タナトス
全ての種族が、共に穏やかに暮らしていた。
場所は魔界。魔力の元となる魔素があたりに充満し、様々な姿形をした魔族が生活している。
そんな魔界の奥にそびえ立つ漆黒に覆われた太古の城、魔皇城があり、より一層濃い魔素が辺りを覆い尽くしている。
数多の配下を従えた魔皇が君臨する、魔皇城
その玉座にて、2人の男が死闘を繰り広げていた。
1人は大剣を振り回し、人間とは思えぬ動きで男に何度も鋭い斬撃を放つ。
方やもう1人の男はそれらを軽々と交わし、さも遊んでるかのように、相手の大剣を指で捌く。
彼らの周りには、4人の男女が倒れていた。
魔皇を討伐するべく動いた勇者のパーティーだ。
魔法使いとは思えぬ程の露出度を誇るローブを着た魔女。魔皇の攻撃を迎え撃ち、味方の盾となるはずであった重装備の大盾を持った騎士、ヒーラーであろう黄金の刺繍がなされた純白のローブを羽織った女僧侶。狩人のような軽装備、大弓を持った女狩人。
それら4人が倒れており、最後の1人である勇者、そして剣聖の名を持つ男が魔皇と戦っている。
とてつもない殺気を放ちながら1人の男、剣聖
カシムが言い放つ。
「くそ!!!なんで一つも当たらねぇ!!なんなんだ、てめぇは!!!」
カシムの剣技は、人間族の者の中でトップクラスだ。速さ、強さ共に、剣聖の名は伊達ではないのがわかる。
魔族、精霊族の剣士なら、彼に勝てる剣士はいるだろうが、所詮人間界だけで謳われる名だ。
そんな最強の剣士の称号、剣聖の名を持つ彼が遊ばれているのだ。苛立つのもわかる。
魔十狼と呼ばれる魔皇の配下に見守られながら、魔皇は言った。
「なんや!そんなもんなんか剣聖て!めっちゃ期待外れやんか!!!」
「なんだと貴様、う、うあぁぁぁぁぁ!!!」
魔皇タナトスが剣聖に吠える。その声圧だけで、剣聖は吹き飛ばされる。
そんな魔皇と剣聖の戦いを見守る「魔十狼」の1人、葬炎の王、アイラが口を開く。
「我らを出さず、魔皇様が直々に相手をして下さっているというのに、なんなのだこやつは。魔皇様をこれっぽっちも楽しませられないではないか!!」
葬炎の王 アイラ・・・豊満な胸を強調しまくる深紅の薄布を纏った魔皇の右腕。その姿を見た者は、そのの美しさを前にしては剣を抜くことさえ出来ないと言われる程の美女だ。見た目も二十代ぐらいなので、数多の男が言い寄ってくる彼女だが、魔十狼の序列一位。その力は簡単に国を一つ滅ぼせる程。
そんな彼女が、すぐにでも切りに行かんとばかりに走り出そうとするが
「ダメ!アイラちゃん!!魔皇様の邪魔したらあかんの!!」
魔皇と同じような喋り方をする、魔十狼の1人、獣王ティティアがアイラを止める。
ティティアは獣王の名を与えられているが、その容姿は人間で言えば、六才ぐらいの女の子の容姿をしている。
そんな女の子に咎められる大人の女。
傍から見れば、娘に怒られる母親のようだ。
それに気づいた魔皇タナトスが2人に優しく咎める。
「二人共、喧嘩したらあかんよ?ほんまに仲良しやなぁ二人は」
剣聖の攻撃を軽くいなしながら、魔王は微笑んでいる。
「くそ!余所見なんてしやがって!舐めやがってくそが!!てめぇらもてめぇらだ!!くそ女が図に乗りやがって!!!こいつを殺った後にお前らで遊んでやるよ!!勿論遊んだ後は皆殺しだ!遊んでるから、黙って待ってろ!!」
カシムがそう言い放った瞬間、城の雰囲気が一気に重くなった。
魔界全体が震える程の魔力が、その空間に押し寄せる。
魔十狼達が魔力を全開放し、慌てて魔皇を止めにかかる。
「この阿呆!!一番言ってはいけないことを!!」
「まずい!皇を止めないと!!!」
「お気を確かに!!ただの人間がほざくことなど、気にしてはなりません!!」
魔十狼が全力で魔皇を抑えようと試みるが、魔力が収まる様子はない。
むしろ、瞬きをする度、魔力が爆発的に膨れ上がっていく。
「おい!!剣聖とやら!!今すぐ土下座しろ!!ひたすら謝り続けろ!!!」
「はぁ!?なんで俺がそんなことをしないといけないんだ!!俺はお前らを倒しにきたんだ!!誰が頭なんて下げるか馬鹿が!!」
「うるさい!!いいから早く謝れ!!貴様の世界もろとも、滅びてしまうぞ!!」
「あぁ!?てめぇら部下を倒すって言ったぐらいで、世界を滅ぼすってか!?頭おかしいんじゃねぇのか!?覇皇や精霊皇が黙ってねぇぞ!?やれるもんならやってみやがれ!!」
その時、今もとてつもない魔力を放ち続けるタナトスが口を開く。
「覇皇?精霊皇?あいつらは俺の大事な友達や。せやかて、あいつらが束になったところで俺に勝てる訳ないやろ。ええ加減にせえよ、ワレ」
魔皇の眼が蒼く光る。その眼がカシムを捉えたその瞬間、剣聖カシムの身体に衝撃が走り、身体中から鮮血がほとばしった。
「ひぁっ!!く、はっ・・・い、痛い!!痛いぃぃぃぃぃぃ!!!・・・」
先程までの威勢が嘘のように、ガクガク震えながら膝をついた。身体中を八つ裂きにし続ける痛みが、彼から勇気を引き裂き、心を折らせる。
とてつもない魔力がカシムに襲いかかっているのだ。意識を失ってもおかしくない。
「俺を馬鹿にするだけならまだしも、俺の女と娘をやるやと?そんだけ言うて、楽に死ねると思てんのか、お前は」
ゆっくりと、魔皇タナトスが剣聖カシムに向かって歩き出す。
「死んだ者は皆平等に、魂が輪廻し転生する。それは世界がくれた愛や。ただお前は無理や。永遠の苦しみをお前にくれたるわ」
そう言い放った瞬間、蒼く光る、しかしとてつもなく暗い魔力がカシムを包む。
『輪壊投獄』
カシムの身体の中から、輪廻の際に導くはずの淡い光が現れる。その光が、蒼く燃える炎が喰らい尽くした。その瞬間、カシムの身体が蒼炎に包まれ、消えていく。
カシムが最後に見せたその顔は、絶望を悟った顔だった
更新もバラバラですし、お読み頂くのも恥ずかしいぐらいですが、1度書いてみたいと思っていたものなので、暇つぶしにでも読んでやってください!!




