表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

私のくまちゃん

作者: デューク ブラックマン

あれは15年位前だったとおもう ちょうどあの子とつき合って半年が過ぎた頃だった

僕と彼女は、いわゆる遠距離恋愛だった

僕は彼女に会うため高速を走っている 久々の再会だ気持ちは昂ぶりワクワクしている

それもそのはず、2週間ぶりに会えるからだ

それから数時間後、僕は、彼女のアパートについた

ドキドキしながらチャイムを押す はーいって可愛らしい声が聞こえる

「ガチャ」ドアが開き満面の笑顔で彼女は僕を迎えてくれた

彼女は僕が来たことが嬉しくてハグしてくる

玄関先でだ、この時がとても嬉しかったんだろう

ダイニングに行きコーヒーを飲んで一息つくと

僕と彼女は、一緒に買物と食事に出かけた

買い物と食事を終え彼女のアパートに帰ってきた

彼女の部屋に行き楽しい会話が弾んでいる

あれっこのぬいぐるみ何なの??

ベットの枕元にくまちゃんのぬいぐるみが置いてある なんか嫌な感じがする

僕は彼女になんでここにくまちゃん!?そう彼女に尋ねた

彼女はこう答えた私の赤ちゃんのくまちゃんだよ

子供に会えなくて寂しいからいつも子供みたいにかわいがってるのと答えた

そう彼女はバツ1子供は親元に預けてる まあ僕は寂しいって悲しそうな目をする彼女の気持ちが痛いほど感じた

その日は夜遅くまで、彼女の家で過ごし高速で家に帰った

それから一週間後、僕はまた高速を走っている 彼女に会いに行くためだ

今日は、道が混んでる・・当たり前か、クリスマス・イブだもんな

途中で買ったケーキとプレゼントを持って彼女のアパートに急ぐ

渋滞で時間を取られ少し遅くなったが彼女のアパートについた

ドキドキしながらチャイムを押す

「ガチャ」ドアが開き満面の笑顔で彼女は僕を迎えてくれた

今日は、彼女のお姉さんが来ている 挨拶もそこそこに彼女にプレゼントとケーキを渡した

なんか落ち着かないww

それを察してくれたのか彼女は、レストランへと食事に誘ってくれた

食事を終え彼女のアパートに戻って部屋に戻るとあのくまちゃんの人形が無い

いつも枕元に置いてあったあのくまちゃんの人形が・・

驚いてあちこち探す彼女、誰も部屋には入ってはいないはず

ベットの中にその人形はあった・・

あれっ誰が入れた?誰も知らない不思議そうな感じで元の場所にぬいぐるみを戻した

楽しい時間は、あっという間に過ぎ深夜になってしまい、僕は次の日仕事だったため

家に帰ることとなった

それから2時間位経った頃だろう突然電話がなった 携帯で泣きながら彼女が騒いでいる助けてーーって

事情はともかく普通ではないことは確かだ

途中で高速を降りて元きた道を大急ぎで戻る

やっとの思いで彼女のアパートに戻ってきた

チャイムを押すが反応はない・・ヤバイ・・どうしよう・・「ガチャ」ドアが開いた

彼女が大泣きして震えている 事情を聞くとあのくまちゃんのぬいぐるみを足元において寝たようだ しばらくすると何か布団の上を這ってくる感覚が・・恐る恐る目を開けてみるとあのぬいぐるみが動いている 布団の上を這って来るのだ

彼女はそれを払いのけ恐怖に震えた そして僕に電話したのだ

乱雑に布団が落ちその下にぬいぐるみが落ちていた

どうもこれがヤバイかもと思いダンボール箱に詰めて厳重に封をした

今夜は帰らず彼女のアパートに泊まっていくことに決めた まあ会社には休暇取ればいいかと思いその夜は眠りについた

次の日の朝、彼女のお姉さんが来ていた

彼女が呼んだらしい お姉さんいわくあのぬいぐるみおかしいからどうにかしなさいって

言っていたようだ

僕は人形供養やってくれるお寺を調べそのぬいぐるみの入った箱をお寺へと送った

これで一安心と思いその日の夕方、僕はいつもの様に家に帰った

彼女も安心した顔で僕を見送ってくれた

だがそれはまだ終わっていなかった

2日後お寺から電話が来た 「ぬいぐるみは入っていませんが箱を間違えてお送りになったのでは」と一抹の不安が頭をよぎる

ぬいぐるみはどこに・・・彼女の携帯へ電話したが繋がらない・・

僕は不安を抱えながらその夜眠りについた

真夜中、突然携帯が鳴った 彼女からの電話だ 彼女は泣きながら助けてーーって言っている

すぐさま車に乗り彼女のアパートへと向かった

アパートについたのは明け方近くだった

僕は合鍵で部屋の中へと入る そこには恐怖と泣き疲れ震える彼女の姿が見えたのだ

そして僕が側に行くと彼女は、ぬいぐるみが、ぬいぐるみがと指をさす

そこで僕が見たのは、あのぬいぐるみだった、

そのぬいぐるみの傍らにはカミソリが落ちていた・・

落ち着きを取り戻した彼女に事情を聞くと前と同じようにぬいぐるみが

布団の上を這って来たその手にカミソリを持ってだ

彼女は恐怖に震えるからだを動かし払いのけたというのだ

夜が明けるのを待ちそのぬいぐるみを車に乗せ人形供養をやってくれるお寺へと急いだ

お寺に着き住職さんに事情を話し供養をしてもらうこととなった

住職さんがそのぬいぐるみを見るなりこれはまずいすぐに供養を取り行うといった

供養が済み事情を聞くとぬいぐるみに霊魂が入ったらしい

それも死霊のようだとの事だった

供養が済んでからこのような体験はしてはいない



前に書いた短編ホラーです

誤字脱字もあると思いますがご容赦ください。

読みにくいところもあると思いますご容赦ください。(m。_。)m オネガイシマス

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ