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速度を落として抱擁を狙え!(5話)

「あの…何で私は椅子に座ったまま後ろから抱き締められているのでしょうか?」(澪音)


「澪音は、こう言うシチュエーションに憧れたりしない?」(那々)


「百歩譲って憧れるとしても、立ち位置が逆ではないかと思うのですが…」(澪音)


「え?澪音は抱き締める方をやりたかったの?代わろうか?」(那々)


「そう言う事ではないのですが・・・代わらなくても良いです…」(澪音)


「やっぱり可愛いなぁ…澪音は♪」(那々)


「恥ずかしいは恥ずかしいのですが、女性はスキンシップが激しいので慣れて来てしまっている自分がいるのが複雑です…」(澪音)


「それなら、もっと刺激的な抱擁を…」(那々)


「ダメに決まっているでしょう!!」(八重那)


「八重那…いたんだね」(那々)


「いたよ!那々、そろそろ交代して!!」(八重那)


「あ…大人しくしていると思ったらそういう方向転換をしたのね…」(那々)


「あの…また交代制でやるんですか?私なんか抱き締めても面白くもなんともないと思うのですが…」(澪音)


「私としてはずっと抱き締めていたいくらいなんだけど?」(那々)


「もう交代の時間だよ!!」(八重那)


「わっとと…八重那が本当にたくましくなってしまったわね。まさか、八重那に強引に澪音を奪われるなんて…」(那々)


「次は私だからね♪」(華)


「華もやっぱり澪音の事を好きなんでしょう?」(那々)


「好きだよ?澪音ちゃん、良い匂いするし抱き心地も最高なんだよ♪」(華)


「どっちともとれる返事なんだよねぇ…」(那々)


「その次は私の番だからね♪」(和真)


「気色悪い声色でさりげなく混ざろうとするなぁ!!」(那々)


「どみふぁぞ!?」(和真)


「おかえり?見事な回し蹴りを顔面に貰ったもんだな?さすがにしんだか?」(栄牙)


「ころすなよ…」(和真)


「本当にしぶとい奴だよなぁ…」(栄牙)


「本当…黒い奴以上よねぇ」(那々)


「あんなのと一緒にするなぼげべ!?」(和真)


「キャーコワーイ、オオゴエデオソイカカッテコナイデー」(那々)


「棒読みすぎんだろ…」(栄牙)


「和真さんが不憫です…」(澪音)


「じゃあ、抱き着かれても良いの?」(那々)


「それは…」(澪音)


「ええっ!?この暴力女の障害がなければ抱き締めさせてくれると思っていたんですけど!?」(和真)


「その自信は何処から来てるんだ…?」(栄牙)


「だって俺イケメンじゃん?」(和真)


「自分で言うんじゃねぇよ」(栄牙)


「自分で言うんじゃなーい!!」(那々)


「どべらげぶ!?」(和真)


「・・・行動が全てをダメにしている気がします」(澪音)


「「「正解!」」」(栄牙&那々&華)


「全員が納得だと!?」(和真)


「あの…握手で良かったら…」(澪音)


「お願いします!!」(和真)


「お前にはプライドがないのか?」(栄牙)


「愛の前では全ては無力!!」(和真)


「ちょっと意味が違う気がするが心意気だけは伝わったぜ…」(栄牙)


「澪音と握手をしたかったら私を倒してからにするのね!!」(那々)


「やってやろうなばづげ!?」(和真)


「・・・どうやら、握手も出来んようだな?」(栄牙)


「今日の所はこれくらいにしておいてやる…ガク」(和真)


「カズマー!?」(栄牙)


「栄牙も棒読みじゃない?」(那々)


「気のせいだろ?」(栄牙)


「そろそろ変わってよぉ?」(華)


「もうちょっとだけ!」(八重那)


「「まだ抱き着いていたのか、八重那さん!?」」(栄牙&那々)


「今日も平和だねぇ・・・」(澪音)

「読者の皆様、今回もお読みいただき、ありがとうございます。こんなワンパターンな展開ですが、次話もよろしくお願いしますね♪」(澪音)


「おお…今回は俺たちの出番要らないな?」(栄牙)


「マジですか!?」(和真)

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