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断片の断片 <詩>

にんげんは ふとしたときに ふりかえる

作者: 壱宮 なごみ

本当に 歩んだ道が 正しかったか

本当に 選んだ物が お得だったか


私には 何一つ わからないのだ

長いこと 信じてたのに 振り返るのだ

間違いは おかしてないと 信じたいのだ


この職が 天職と 思いたいけど

あの職に なってたら

面接を もう一度

そんなこと 考えて 自嘲する


この日々が 幸せだ

満足に 生きている

また暗示 自己暗示 かけ直す


暗示の外は どうなのか

本当に 今の私は 満ちてないのか

本当に 飛び出して いいのだろうか



手を抜いた 受験など もう見たくない

意地張った 就活も 思い出さない

信じたい 信じていたい

自分から 選んだことは 私にとって 全部良い


悔いはない なくていい

悔いはない 作らない


振り向くな 信じてる

振り向くな 前を向け


大丈夫 今を見ろ

大丈夫 今生きろ


暗示の外は 危険だよ

暗示があれば 落ち着くよ


過去は捨て 思い出にする

今を見て 歩き出す

昔の夢は なくした理想

夢見すぎてた 幼さの罪


叶うはずなど なかったよ

どのみち私 こうだった



だからお願い もうやめて

もう後ろ髪 引っ張るな

ムリだったんだ 知ってるよ

理想だらけで キャパオーバー



その生き方に 憧れて 未練がましい

あの生き方を したかった 悔いはある

この生き方も 悪くない そう思うけど

どの生き方が 正しいか わからないまま



5・7のみで綴りました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませていただきました! リズムも良く、行分け? も工夫されていますね。壱宮さんの詩は、本当に丁寧に、隅々まで凝って作品を作っているのが、凄いと思います。 ネガティブな潮風は、常に"暗示の外…
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