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花束  作者: TUKA
6/7

桔梗

あの日、あなたと共にいることを認められたあの日、私はあなたに花束を渡した。

それは私達を祝福するような花が咲いていた。


朝から緊張しっぱなしのあなた。そんなあなたを見て面白そうに笑う私。でも、本当は多分あなたの何倍も緊張してたと思う。


色々なことに忙殺されてしまって、あなたは私の決意を正確には知らなかったと思う。私の決意を知ったらどんな顔をするのかな。それを知ったのは2人だけでその日の出来事を振り返った時だった。


花束を握りしめてタイミングを伺っていたあの日。

突然の私の行動に呆けるあなたを見て

昔のあなたのように渡してしまった。

意味を知って赤面するあなたを見て

ついからかってしまった。

幸せに綻ぶあなたを見て

見惚れてしまった。


誠実、永遠の愛、と自ら願ってることを語る花束。

桔梗。

ありがとうございました!

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