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花束  作者: TUKA
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向日葵

稚拙ですがよろしくお願いします。

あの日、まだまだ暑くてげんなりしていたあの日、あなたはたった一本だけの花束を無言で渡した。

それはたった一本でも堂々と咲き誇っていた。


本当はいっぱい摘んで渡したかったけど、悩んでる内に花がほとんど枯れてしまったのだと、のちに言われた可愛らしい理由。


枯れた中でも一番綺麗な花を持ってきたんだろう。あなたが精一杯考えてうつした行動は私には意味がさっぱり分からなかった。その意味が分かったのはあなたが投げやりに想いを告げてきたときだった。


貰った花が嬉しくて抱えて、太陽にかざして帰ったあの日。

あなたは差し出しているとき俯いていたから。

どんな表情かも分からなかった。

私が受け取ったあと、無言で走っていくから。

何をしたかったのかも分からなかった。

花があまりにも綺麗に咲いていたから。

その意味を考えてすらいなかった。


愛慕、あなただけをみつめる、と今でも鮮やかに告げる一本の花束。

向日葵。

ありがとうございました。

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