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18 宴の出席者に課される諸々の面倒くさいこと

 こうして、私は宴の出席者に選ばれた。

 選定試験の翌日には全校集会が行われ、そのことが宣言された。生徒たちの前に私を含めた宴の出席者六名が並び、紹介されていく。

 私は六名の一番最後に紹介された。魔法科の生徒たちや魔素術科の先輩たちから厳しい視線を向けられるかと思ったが、意外なことにそんなことはなかった。

 集会の後、ジェニファと立ち話をしたときにそんなことを話すと、ジェニファは苦笑混じりに言った。

「魔素術科の上級生のことはわからないけど、魔法科の生徒はシホちゃんに文句言ってこないと思うわよ。あのアンリウォルズ先輩と一対一で戦って無事だった子に文句つけるなんて、誰もできっこないわ」

 それよりも自分の方が肩身が狭い、とジェニファは言った。でも、そうとも限らないのでは、と私は思っていた。

 壇上で感じたのだが、幾つか好奇心というか羨望のような視線がジェニファに向けられていた。ジェニファは美人だし、恋愛的なものかなと最初は思ったが、どうもそういうのとは違う感じがした。

 第一、魔法科から選ばれている公爵令嬢だって、ジェニファとは違うタイプだがかなりの美人だ。だけど、そちらにはそんな視線は向けられていなかったし。……いや、相手は公爵令嬢だから、畏れ多かったとか?

 集会が終わった後、宴の出席者だけを集めて行われた学院側からの説明では、宴は春告げの祭りの日に行われるということだった。宴の内容はまた追って知らされる、と。

 まあ、それについては、私にはホリィという情報提供者がいるからどうでもいいのだけど、問題なのは、宴の本番までに一度、謁見のために王宮へ行かないといけないということだった。

 面倒くさい。

 謁見の話をきいたときにまず思ったのはそんな感想で、次に思ったのは、一体何を着て行けばいいんだ、ということだった。あ、いや、制服を着て行けばいいのか?そうだよね、学生なんだし。前世では、制服は学生にとって冠婚葬祭に通用する万能の服だった。よしよし、悩む必要ないわ。

 そんなことを考えて安心していると、宴について説明していた校長から、謁見に向けてマナー講習を受けなさい、と私に対してだけ声が掛けられた。他の出席者は貴族なので、そういうのはもうできているということなんだろう。

 やっぱり面倒くさい話だった。

 面倒くさい話は他にもあった。宴に向けて出席者の基礎教養やら魔法や魔素術の向上を目指すため、木曜日に特別に七時限目の授業をする、と。これは宴の参加者は全員参加だとか。

 えー、そんなの必要?

本日もう一話投稿します。

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