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真実と理解
彼女はいつの間にか眠った
眠ったよ
俺は1度も恋をした事ないから解らないんだよそう言われても。
「泊まっていいの?」
「終電もう無いし着替えはコンビニで買ってきたそれ使って」
「悪いね買ってきてくれて」
「いいょそれにしても…何納得してない顔だね?」
「何の話?」
「不幸になるっ本当なのか?」
「美沙の家系一途な女性ばかりだから愛されたら嬉しいでしょ?」
「その愛が俺には解らないんだよ」
「どうして?」
言っていいのか駄目なのか?
それとも春彦が言うべきか
「こいつの家複雑なのさ…まぁ、愛人の子何だよなだろ春彦」
「認知されてないけどな…まぁ、どうでもいいけど」
愛人の子認知されてない
まさか、この人が美沙の”呪い”を解く男?
母さんは愛してくれたとれも深く
けれど、俺はその愛が理解出来なかった
ずっと、親戚に罵声をあびてきたからだ
「お前は恥さらし」
「お前の母親は風俗」やら
あの時は、とてつもなく辛かった。