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一途な女性とそうでもない男性  作者: 一途な女性とそうでもない男性
5/8

ずっと、貴方に恋をしてもいいですか?

「青木さんこれやり直しできる?」

「成程…できますよ品川さん彼女と喧嘩しましたね」

「別れた」

「書類が雑になってますよ」

この子は本当に周りを見ている

でも、時々辛そうにいてるのはどうしてだろ?

「悪い…今から外回りで」

「やっときますが、2度としませんから」

そう言いながらやってくれるんだよな彼女は

いい後輩をもったよ

「了解じゃあ頼む」

品川さんは私の4コ上で36になるまだ、独身で彼女さんとは彼女さんのナンパで交際していて仕事が忙しい品川さんに怒った彼女さんは何回も電話を電話をかけてきてそれが嫌になった品川さん彼女さんに別れを切り出した。

営業は忙しいもんねそれにしても…ナンパされて付き合うとか驚きだ

さて、書類をなおして

福永さんの案件どうにかしないとなぁ

さて、やりますか!?


「春彦ご飯行くか?」

「あぁ…」

いつも以上に不機嫌だ事さては、例の元担当の患者さんか?

「どうした不機嫌だな」

「圭行くぞ…今日はとことん付き合えいいな?」

うわ、めちゃ当たられるなこれは

でも、まぁいいかこうゆう春彦見るの楽しいし

「お前…夜勤あげだろ大丈夫なのかよ?」

「酒飲まないとやってられない」

無理もないよね散々好きって言われてたし

健気だねその患者さん

「元患者さんと何かあったと?」

「すぐ握られる…散々好きだの愛してるだの言っておきながら」

「へぇ…」

物好きもいるもんだな春彦に恋愛感情とか

だが、春彦は女性人気凄いからな

あれは、ひくは


春彦達は病院から出て居酒屋に入る

しばらく時間が立ち

「また、残業したの…怒られるよその先生に」

「担当じゃないから」

この声聞き覚えがある

まさか、後ろを振り向く春彦

「知らないよその人しつこいんでしょ」

席を立つ春彦

「次は…あれ何処に行くんだよ春彦?」

しつこい男もう2度と会わない人

どうして、こうも心臓が痛いの?


「誰がしつこいって」

え?この声

「…」

「うそっ!?本人?」

「知らない人」

私はビールを飲む

今日だけは飲んでいいお酒

「ビールは駄目って言ってるだろ」

何で個々に居るの?個々は隠れ居酒屋なのに

「美沙…知ってる人でしょ」

「どうも、美沙さん」

この笑顔…機嫌が悪い時の顔だ

「美沙ですけど、貴方が知ってる美沙とい言う人とは違う人です」

「よく言えますね馬鹿ですね」

どうして気づかなかった席が隣同士だった事を

「おぃおぃすみませんね春彦が元ヤン出まくりだぞ春彦」

「やっぱ本人か…さては今きれてるのは美沙が避けるから」

「そうなんですよこの子怖いから女性に逃げられるんです」

志木先生の顔見ないようにしてるけど怖い

「えぇ、この方は逃げるんです」

「いい男じゃんか美沙」

楽しんです春奈を見て少しだけ嫌いになった美沙

貴方の事を忘れようとしたけど駄目だった

どうしてだろ


美沙は春彦を見て

「あんたが悪いんだからなあれ程”好き”って俺に言っておいてふざけるな」

「本性がでてます春彦君」

「…」

あれ、どうしてだろ眠くなってきた

あっ薬の飲むの忘れてた

「美沙?」

「おい?」

「もう逃げません…春奈帰ろうねむく…」

この顔薬飲んでない


「美沙薬飲むよ口開けて」

「おばあ…ちゃん」

「よしっこれでいい」

全く飲んでるっていったのはあれは嘘だな

春彦はずっと美沙の事を見ていた。



おばあちゃんの約束を今思い出したな

あの日おばあちゃんが息をひきとる2日前

私は、おばあちゃんに呼ばれておばあちゃんの部屋に来ていた。

「おばあちゃん入るよ」

「美沙近くに」

「これでいい?」

おばあちゃんは私を抱きしめこう言う

「美沙好きになった人を死ぬまで愛し抜きなさい」

「え?」

「愛し抜くの…そして、この”呪い”を美沙が打ち消すのいい?」

おばあちゃん何を言ってるの?

”呪い”って何?私は何をすればいいの?


「お母さん…来たよお父さんが」

「全五郎さん」

「十四子」

二人はお互い抱きしめあっていた

私のおじいちゃんでお母さんのお父さん

ずっと、離れていたのかお母さんも泣いている

おばあちゃんの一途な愛情

これが、おばあちゃんの最後の愛

大切な人との再会

おばあちゃんは全五郎さんの子供を産んだそれが、お母さん


確か双子を産んでもう一人の子は全五郎さんが育てた

それが、実君のお父さん

お母さんとおじさんは双子としてこの世に誕生した

お母さんが姉でおじさんが弟になる。


「志木先生?」

「はぃ?」

「私の告白は…あれは嘘です本気ではありませんなので、気にしないで下さい」

そうは、全く見えないけど

本気じゃないねぇ

嘘がばればれだろいくらなんでも

「それで」

「今までありがとうございました」

私の精一杯のお別れの言葉

どうか、幸せになって下さい

私は、カフェを出て

歩き出す後ろを振り向かないように


そんなに俺の事が嫌いなのか?

俺の事散々好きっていっておいて

「あの…彼女とかおられますか?」

「今…話しかけるな鬱陶しい」

ん?何だこのイライラした感情は

今までありがとうだ…くそ

絶対…見つけてやるからな




気がついてたら春奈と住んでいる家に戻っていた。

「う…ん?」

「起きましたか?」

どうして志木先生がいるの?

「志木先生?」

「また、しつこいと言うんですか?」

嘘だと言って…またこうして彼と会うと

私の決心が揺らぐ

「美沙起きた?」

「春奈」

「顔色良さそうね」

寝起きだから頭が働かない

どうして私の部屋に志木先生が


「俺の顔を見て」

そう言われ春彦の顔を見る美沙

「…」

「薬はちゃんと飲むように」

「解りました…」

「それで、何ですかあれは?何かのおまじないですか?」

少しでも”呪い”が消えるようにお兄ちゃんに頼んで作ってもらった物

「おまじないです」

それ以上は言えない

彼には関係ないから


「ふぅん」

「逃げたのは貴方を忘れる為です」

「忘れる為?」

「美沙」

「私と一緒に居たら志木先生は不幸になります」

「不幸ね」

本当なんです不幸になるんです

男性の事を本気で好きになっても

「私の家系は、皆結婚せずに未婚のまま子供を育てました」

「それで、俺から逃げたんだ」

「それに、私の病気はおばあちゃんより重いと母が言っていました」

「お母さんは病気ではないと?」

「少しだけですけど…病気です」

お母さんもずっと一人で抱え込んでいた

「俺の事を忘れてどうするつもりだった?」

「忘れようとしても無理でした」


忘れようとしてもいつも間にか志木先生が頭の中に居る

そして、私に笑いかける

「病院を戻せいいな?」

「これ以上…貴方と居ると」

離れられなくなるずっと傍に居たい

私を救えるのは多分志木先生一人だけだから

でも、それはきっと彼を…


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