ずっと、貴方に恋をしてもいいですか?ずっと
「いらしゃいませ2名様ですねこちらにどうぞ」
カフェに到着し窓際に案内された
とても、日当たりが良い場所である
私は、いつの間にかその席に座っていた
落ち着く…ご飯も何か食べようかな何かあるかな?
「好きなもの頼んでいいよ…俺も食べるし」
忘れてた志木先生も居たんだった
何たる不覚
私は志木先生を見て
「お金は払いますので」
春彦は、うふふっとわらった
その笑顔を見た美沙は顔が真っ赤になってしまう。
「ご注文はお決まりですか?」
「サンドイッチ大盛りとサラダと飲み物はアイスの紅茶で…あっ…アップルパイも御願いしますどうぞ」
メニュー表を春彦に渡す美沙
「サンドイッチ大盛りとスパゲッティ大盛りサラダにホットサンド飲み物はアイス黒ウーロンで」
そんなに食べるんだ医者は大変だな
そう思っていると
真顔で春彦に見られている
「あの…何か?」
「俺から…逃げても追いかけるから意味ないよ」
何を言ってるんだこの人は?
逃げてませんし…逃げてるのかな私は
「そうですね…私は逃げました先生から」
その他人行儀やめろよ
俺は、あんたの事…うん?何言ってんだ俺は
「お待たせしましたごゆっくり」
凄く美味しそうよだれが
さて、頂きますか
「頂きます」
すると、春彦のスマホが鳴り
「はぃ、お疲れ様です志木です。大木さんその事でしたら先程大木先生の机に置いてありますし、今日は俺から逃げる人が居るので病院に行っただけですので…えぇ、困った人なんですよその人は」
それ、私の事だよね
何が困った人だよ…先生もだよね?
逃げる人が居るので病院に…あれどうしよ嬉しい
駄目…この気持ちは駄目!?
美沙のスマホが鳴り
「久しぶり美沙」
この声まさか実君?
私の従兄で私に1番優しかった人
「実君どうしたの?」
「後ろ見て」
後ろ?え?後ろを見ると
「実君」
「久しぶり美沙」
実君と最後に会ったのはおばあちゃんが亡くなった5年前
それにしても、相変わらず眩しいな
「元気そうで良かった」
「美沙も」
頭なでなでされた子供扱いだなこれは…
「お知り合いで?」
「従兄っです実って言います」
志木先生は笑顔で
「どうも、美沙さんの担当医志木春彦と言います」
その笑顔怖いな
多分診察の時の志木先生だ
「お世話になってます美沙が」
「えぇ、世話をかけられてます」
「え?」
それは、言わなくていい
別に世話をかけてないし
実君は少しだけ驚いていた。
隣に座ったら悪いのかよ
俺の前から逃げあって
ずっと、俺の傍に居ろ
俺があんたの病気直してやるから
だから、急に居なくなるな
春彦の顔は切なそうな顔をしていたその気持ちが何なのか春彦本人も理解していない。
私の病気は、おばあちゃんに凄くにている
おばあちゃんは独身だったけど心から愛していた人の子供を産み女1人で子供を育てた。
おばあちゃんと愛する人は結ばれる事はなかった。
おばあちやん辛かっただろうな。
私も…独身のままかな?
「青木美沙さん」
「はぃ」
「お疲れ様でした2300円です」
受付の人は笑顔で私に話しかけてくれた
とても、優しい顔で
私もつい笑ってしまった。
「ありがとうございましたお世話になりました」
受付の人に頭を下げその場から立ち去ろうとしたら
「今日は何できたんですか?おくります」
「バスで来たので…大丈夫です」
その場から立ち去ろうとしたが手を握る春彦
どうして、私の手を握ってるんだろ?
私の告白あれ程断ってたのに
志木先生の顔…どこか
「近くにいいカフェあるのでそこに行きましょう」
え?勝手に決められてる?
手も話してくれない
「解りましたその手…離してください」
「逃げるだろあんた」
「逃げません」
逃げないからその手離して
心臓に悪いから…お願いします
30分実君とお喋りして
仕事があった実君は去って行った。
「ご馳走様でしたそれでは志木先生お金置いていきますね」
お金を置いて立ち去ろうとしたが
手をまた握られた
またしても手を握られてしまった。
「俺が誘ったのでお金は気にしなくていいですそれよりまた、逃げる気で?」
見透かされてますね私はそうですよね
「志木先生暇人って言われて怒ってるんですか?男らしくないですね」
「暇人って言われて怒る男がどこにいるんですか?」
それは、貴方ですよもぅ本当にしつこい
「地元に帰って何するんですか?」
「別に…特には」
「そうですか…成程」
何が成程何だ
「それでは」
もう2度と逢いたくはありません2度と
「待って下さい…そう逃げなくてもいいのでは?大人げないですよいい大人が」
卑怯だそう言われたら…何て性格が悪い先生だ
「逃げてません!?」
「逃げてますよ」
笑ってるし何この顔腹が立つ
「志木先生ってしつこいですよね」
「暇人の次はしつこいか…悪口がとまりませんね青木さん」
嫌味で言って嫌味で返される
この人と居ると…どうしてだろ本来の私で居れるんだよな