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人生やり直したら親父を殺すかもしれない1

書きたいことから書きたいように書いていくとこにする。


親父は死ぬまで自分を苦しめていた。満たされない自分に苦しみ、その苦しみを抱えきれず我々にまき散らしながら生きていた。くそみたいな価値観を押し付け、我が子にも家庭にもまったく関心を寄せず、そのわりに勝手なふるまいには怒り、自己満のために行動し、よくわからないが家族を責めた。こんな親に育てられてよく今まで我慢したと思う。私に殺されなかったことを感謝してほしい。


だが、それでも、

父が声も出せず手足も動かせない死の床に至り、家族が集まる風景を見て、安らかに満足して死んでいけたのだろうか。自分が理想だと求めたものを真に諦めることができたのだろうか。もはやなにをすることも叶わず、これ以上なにも達成できず、生きる上でなにも望むこともできない状況にあって、己の人生を幸せだったと感じることができたのであろうか。

そう願う。切に。




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― 新着の感想 ―
[一言] お疲れ様です。 呪いの再生産を防ぐにはおそらく自分自身の内部で呪いを押し殺すしかないのですが……、私には無理です。 あれは人以上の存在……運命とか原罪とか、そういった得体のしれない存在……
2019/02/26 22:55 退会済み
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