この世界のあれこれ、説明します。〔登場人物 1〕
一部の登場人物の紹介です。
現状の設定なので後日修正入るかも知れませんが大まかなところは変わらないようにしたいと思っています。
こちらは読んでいただかなくても本編に影響ありませんので、気軽に読み流してください。
リオン・フレイド
主人公。
とある事情からビートとジェナに引き取られてすでに十五年。今では二人を本当の親のように思っている。
今後物語が進んでいくなかでリオンの力についてわかっていくが、本人がそもそも自分のことをよく分かっていないし分かっても力を使いこなすことは稀なことなので、自他共に認めるポンコツ。
一応魔導師の部類に入るはずだが、ポンコツなので魔導師登録は無理。自称一般人。
色素薄目の金髪でゆるめの癖毛。キレイなサファイアブルーの瞳。身長はごく平均だがおっぱいは立派。美人かと言われればそうでもないが整った顔立ちで表情も豊かなので人受けはとてもいい。
好奇心旺盛で色んなことに興味を持つわりには女性らしいことには興味が薄い。なので料理や裁縫のレベルはごくごく並みである。
セリード・アルファロス
《アルファロス邸》で説明した通りの、名門一族の次男。
例に漏れず能力持ちとして生まれ、しかも父親の上をいく能力だがそれを公表していない。理由は色々面倒だから。それだけ。
結構厄介な性格。
かなりおモテになる。女に困ったことがないし、結婚する気も全くなく、体の関係だけの軽いお付き合いしかしない。それを了承してくれないとどんなに美人でも付き合わない。自分に踏み込ませない当たりが腹立つ男である。
黒髪、エメラルド色の瞳。騎士特有の恵まれた体格で背が高く手足も長い。精悍な顔立ちでジェスターに似ている男前。とにかく無駄に男から恨みを買う容姿をしている。
世の中に興味がなく、唯一自分を駆り立てていたのが魔物の存在だったが、リオンと出会って世界が色鮮やかになった。
ミオ・カートランス
テイルバ国最強の魔導師であり聖女。
母親カトレアがジェスターの妹、つまりアルファロス公爵家出身で嫁ぎ先もカートランス侯爵家という正真正銘の貴族生まれの彼女だが幼い頃から面倒な奴等と関わって来たせいかなかなかその性格は豪傑で図太い。
今はまだ先見の力を完全には使いこなせずにいるようだが間違いなく聖女様、そのことを見下すようなヤツは口元を扇子で隠しながら大層ご立派なお礼を差し上げて黙らせるようである。
どストレートの黒髪、コバルトブルーの瞳。リオン同様背はそんなに高くなく体つきも華奢だが放つオーラが凄いのであまりそうは見えない。
ジェスター・アルファロス
現アルファロス公爵。
父親がある日突然「俺はこれから遊んで暮らすぞ!」と母親と共に全部ぶん投げて旅に出てしまい強制的に爵位を継承させられた。騎士団団長をしていたときは当時最強と言われ戦いの最前線を守り抜き無敗の部隊と称された。
リオンもすぐ気がついたが性格は色々ヤバイ。
黒髪ブルーグレイの瞳。顔も体格もサイラスとセリードはこの人に恐ろしく似てしまったので、後ろ姿だとよく間違って声をかけられる。
ビート・フレイド
リオンの養父。ただ、父親というよりお兄ちゃん的な要素が強い。
多分ミオでも手こずるだろう、というとんでもない魔導師だがその魔力のほとんどをリオンの魔力の解明のために使用しているので真の実力は隠されたままである。
銀髪ですみれ色の瞳という珍しいタイプ。細身でひょろっとしているので弱そうに見えるが魔力が魔力なので手を出してはいけない。
ジェナ・フレイド
リオンの養母。生き方を常に模索し悩むリオンのよき理解者。
家事全般に天才的な才能を持っていて料理は全て絶品で、のちに国王まで餌付けしてしまう。能力持ちの希少でそのことを隠していたが周りにバレ始めると開き直って「それがどうした!」とふんぞり返って平和な日常を守り抜くようである。
戦いでは役に立たないがある意味チート。
金髪碧眼で、不思議とリオンと似ている。
マティオ・アルファロス
公爵夫人。食器や家庭用品を扱う豪商の娘が身分違いの結婚をしたと当時はずいぶん騒がれたが絵に書いたような才色兼備なので実力で周りを黙らせた強者。
曲者の夫をコントロールするのに日々奮闘しているが、本人は至って真面目な人でリオンと出会ってからは聖獣に興味津々。
栗毛でエメラルドの瞳。ジェスターに嫁ぐまでは毎日家に求婚者が順番で訪れるという伝説を作ったレベルの美人。
サイラス・アルファロス
次期公爵。その性格は父と弟を見ればよく分かる。その場のノリで入籍しに行くのは序の口で突発的に思い付きで行動することが多くタチアナを巻き込んで高笑いしている。不思議とそれで失敗しないのは天性の勘の良さだろうか。
リオンに知識を与え、弟では手の行き届かない部分を補う、リオンの良き理解者。
タチアナ・アルファロス(旧性ルーツ)
男爵家の娘ではあるが非常に素性がいいのは父親の厳しい教育と正しい愛情あってこそ。母親の言動に悩まされ、結婚してからは距離を置くようになる。とある聖獣を一番甘やかす人なのだがその事でリオンにしょっちゅう怒られることを楽しむような大物である。
エルディオン・フォルクセス・39
シンに剣を向けて生き残った数少ない人物。賢帝と称され国家間交渉の達人として難しい領土問題などをいくつも解決した。
リオンと出会ってからは口うるさい良き理解者として、自称『影ながら』応援している老人。
エルディオン・フォルクセス・40
現国王。問題ばかり起こす息子にすでに辟易し、重大な決断を下す覚悟を決めている。その他にも問題を抱えているが国王としての宿命と受け入れている。ビートにタヌキと言われるが本人にはその自覚はないようである。
エルディオン・フォルクセス・41
皇太子として弟、そして魔物による被害に真剣に向き合っている。非常に美男子で、絶大な人気を誇っているがそういうことにあまり興味がない。後に騎士嫌いの女魔導師を王妃に迎えることになるが、王妃と騎士団団長達の凄まじいにらみ合いを微笑ましく見ていられる大物。
聖域の扉から、王家の成り立ちを聞かされる唯一の王となる。それ以降自分を今まで以上に律して祖父を超える賢帝として歴史に名を残す。




