?99……先生の肉捌き見本※グロ注意
なかなか話が進まないのはキャラクターがしゃべりたいことを全部しゃべらせようとしている為です。
読みづらかったらスミマセン。
そして捌き方。
まずは腹を割いて内臓を取り出す。
胸を覆っている骨よりも下の部分を開く。
血抜きが済んでいれば余計な部分を傷つけなければ血はあまり出ないみたい。
手の平に握れるくらいの小刀で内臓と骨の間に手を突っ込んで、首元と下腹部の内臓管を切り離すと丸ごと取れるみたい。
なんか膜のようなものに覆われていた。
見た感じ胎盤みたいだね。
でもこれは先生が膜が傷つかないように注意してナイフを入れているから出来る事で、素人はブスッと刺して中身がばらけて周りを予想外のスプラッタにするそうです。
「内臓も洗浄すれば買ってくれるとこがあるから、持ち物の中に保冷機能付きの袋を持っているといいわね」
続いて皮を剥がす。
ここで言う皮とは毛皮の事で、鳥の場合は羽をむしればいいとか。
食べる筋肉部分と毛皮の間にある皮下脂肪部分にナイフを滑らせて剥がす。
短毛種の場合は首から下が、長毛種は頭のてっぺんから全部売れるそうです。
オピは長毛種だね。何となしに見たら、ブルッと震えて袋に飛び込んだ。
油が付くのでナイフは後のお手入れは良くしておくように言われた。
動物性油と鉱石油は性質が違うそうです。
ほっといて腐った匂いがしてもいいなら鉱石油の代わりになるって話。
食用油は劣化するものね。
ちなみに先生の包丁やナイフは変わった黒い箱に刺さった状態で持ち込まれていた。
(黒油石と言って鉱石油の固形版らしい。僕も欲しいなこれ)
魚は内膜が薄すぎるのでばらまくの前提で準備をするそうです。
それを避ける為のスキルが水の【吸着】みたい。
内臓同士をくっつけたまま引き出すまで維持するのだとか。
手早い作業が求められるらしいけど、先生はちゃんとこなして袋の上に持って来てからスキルを解除して見せてくれた。
続けて鱗を剥いで終了。
四足の動物の肉は粗く煮ると固くなる。鳥はその点野営料理に向いているとか。
魚は煮すぎると崩れると注意を受けた。
その肉と魚に、採って来た香辛料の粒を教わりながら潰して揉み込む。
――――――――――---‐820字・文章で想像してしまって気持ち悪くなった方がいたらスミマセン。
野草も喜ばれた。
他にも採って来た人はいたけどね。
他のも扱い方を教わり味付けを手伝う。
素材の味を引き出す肉出汁にネギ系の香味野菜を入れて灰汁を取り、薬草他の野菜を入れて塩と香辛料で味を整える。
灰汁と一緒に油を取り過ぎないように注意。
出来たスープは街で食べたのより美味しかった。
焼き肉は小分けにして木の葉でくるんで集めた石に埋める。
その上から枯れ葉を被せて石をスキルで加熱していく。
一見焚き火に見えるから手を入れての火傷を注意された。
野料理講習は三回ともこんな感じのサバイバル採集らしいけど、先生の気分で思い出したように珍しい知識が得られるからこの講習を趣味にしている人もいると聞いた。
もちろん美味い料理にありつけるので僕は三回とも参加。
先生曰く料理の味は塩のみに有らず。工夫次第で新しい味を見つけるのも醍醐味だ!
その為に狩りで工夫したりもするらしい。
詳しいスキルは戦闘で使っている人に聞くといいと戦闘講習を勧められた。
「あなたは中々サバイバルの順応性が高いみたいだしオススメよ」
そう言う先生に講習後に雑貨屋に連れて行かれた。
目的は僕の作った判別棒の鑑定だね。
こうなったよ。
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食品用判別棒
耐久値・19/35
スキル・【反射】食品選別+7
触ることで食品であるか見極める鑑定道具。
食品(野生生物込み)は貼り付く。
食べられるが食品でないもの(水・鉱物等)は無反応。
食べてはいけないモノは反発する。
使うごとに長さが減る。人の小指ほどの長さになったら使用不可。
味は判別できないので注意!
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先生に自分用に作ってと言われたけど、偶然に出来た道具なので遠慮しました。
雑貨屋になりたいわけじゃないしね。
――――――――――---‐832字・便利な小道具が増えている気がする。
フーディスティンガード=食品+判別する+棒
※私のなんちゃって聞き取りによる発音なので一般的なカタカナ語と発音が違います。




