9……幼稚園児~違った二年生
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なかなか話が進まないのはキャラクターがしゃべりたいことを全部しゃべらせようとしている為です。
読みづらかったらスミマセン。
ファイさんが出してくれた紙に、段ボールが変形しないように歪みを防ぐ木枠をつけ荷造りの為に紐を張り背中と底に当たる部分の木に板を渡す。というデザインを口頭を交えて描いていく。
背中部分の棒にリュックサックのように鞄用の取っ手を二本付ければ完成。
でも、ファイさんの提案で腰部分は板でもいいけど背中が当たる部分は布を張った方が痛くないでしょう?と言ってもらい、変更することになった。流石だ。
問題はいくらかかるかって事だけど……
「取っ手と紐は私が作ってあげるわ。草を編んで作る紐より布を使って編むほうが頑丈よ?」
「そうなんですね?」
「それと丈夫な木の枝ね。私の娘と森に行って見繕ってくるといいわ。板だけは家具屋から買いましょう。代金は私が払って置いて後で徴収しますからね」
「はい。もちろんです。でも節約でお願いしますね」
僕が苦笑しながらお願いポーズをするとファイさんはニッコリした。
「新米の旅人さんに大金を払わせたりしませんよっ」
「それで、娘さんというのは?」
「今年初等科の2年生に上がったのよ。学校が終わればここに帰ってくるはずよ。それまでに私が作る部分の相談をしましょう?」
現在ペリーさんの所の夕番が終わってしばらく経っている。
日が傾いて若干赤みを帯びてきているので、そろそろ宿での夕飯は可能かな……実はお昼抜いたから結構楽しみにしているんだよねぇ。
はっ! 関係ないことを考えてしまった!
ファイさんの娘さんが帰るまでという事で色の好みやら紐や取っ手の幅やらを話していた。
肩にかける取っ手として作ってもらう部分は基本は太めのロープで、肌に触れる面に厚手の幅広帯を付ける案に落ち着いた。
幅広帯の下の部分が筒状になっているのは僕にはよくわからないがファイさんのアイデアらしい。上手くいったら店の商品にも付けようかと言っていた。
試作品一号か!
娘さん早く帰ってこないかなぁ。お腹がすいた。
――――――――――---‐784文字・制作魂に火が付いた?
「ただいま~」
ファイさんが試作品を作っているのを見学していると、元気な女の子の声が聞こえていた。
「おかえり~」
母親の返事を聞き、女の子の足音が近づいてくる。
その視界に作業中のファイさんが見えたのか、カウンターの奥の作業場に顔を覗き込んで入口の横に座っていた僕と目が合った。
驚いたのか途端にすごいスピードで部屋から顔を引っ込めた女の子を見て、ファイさんが噴き出した。
それは無いんじゃないですか? お母さん……(苦笑)
「……こんにちは。いらっしゃいませ」
今度はいるのがわかっているので、しっかり姿を見せた女の子が頭を下げてから営業スマイルをした。
なかなか躾けられている。
「こんにちは。僕は森谷です。君は?」
「あ、聞かれるまで名乗らないでスミマセン!あたしはイフェリオと言います!」
そう名乗った女の子は鮮やかな若草色で肩までなのにくっきりとした波を打つ髪に緑の目をしていて、見た目幼稚園児……もしかしたら一年生くらいか……あ、さっきファイさんが二年生に上がったって言ってたな。
良かった~思い出して。
でも、向こうと学校に上がる年齢が同じとは限らないかな?
「お帰り、エリー。こちらお客様よ。貴女にもお仕事をお願いするから着替えてらっしゃい」
「はーい」
よく見たらチョコレート色のベストとスカートの出で立ちだった。
これが制服なのかもしれない。
パタパタとイフェリオちゃんがいなくなるのを待ってファイさんに一応年齢を尋ねておく。
「29才よ」
ニッコリされました。
「ごめんなさい。イフェリオちゃんのです……」
顔が怖くなってきたので慌てて訂正した!!
イフェリオちゃんは8才でした。学校入学の年齢は向こうと同じと判明。
「それでイフェリオちゃんは木を探すのが得意なんですか?」
「そうね。今日は遅いから森に行くのは明日にするにしても、顔くらいは合わせて置いて良いかなと思ったのよ」
流石です。仕事には合理的。
――――――――――---‐787文字・鮮やかな緑色登場!
『きゃらふと』と言う画像作成サイトを使って作ったイフェリオちゃん投稿です。
作中では髪はもっと波々しててもっと頭身が低いです。