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段ボールの底はどこですか?  作者: きりみっ
ジルミ
108/187

は108……スカウトマンは見逃さない!

なかなか話が進まないのはキャラクターがしゃべりたいことを全部しゃべらせようとしている為です。

読みづらかったらスミマセン。

「「触」では引きよせる効果を持たせることは出来ないだろうね。

 私のオススメは「」と言う字だよ。

 よく使われる撫でる、手なづける以外にも、「なだめる」や「手に入れる」なんて意味まで持っているよ」


 そんな漢字があったんだ!

 その意味があれば確かに僕が思ったような効果が出せるかもしれない。


「私が試しに使ってみてもいいかな?」


「はい、どうぞ」


 先生が比較するために「触月音ショッゲオン」をまず使ってみる。

 影が伸びて行って僕の足元まで伸びてくると影の手がぐわっと立ち上がって覆いかぶさってすぐに消えた。

 やっぱり効果は僕の時と同じだね。(びっくりした)


「じゃあ次は『撫月音ブーゲオン』」


 背中をポンポンと叩かれ僕から距離を置いた先生が呪文を唱えると

 魔法の言葉とともに先生の影が伸びて来て、先がスプーン状になってヘルメットのように被さると、思わず動きを止めてしまい何か気持ちが落ち着いて、伸びていた影の部分がグルグル巻きにして足元が浮いて引き寄せられた。

 頭に影を被せる事で視界を塞いで落ち着かせるのは、確か馬とか鳥とかに使われる調教方法だね。

 そのうえで身体を拘束して持ってくる。なかなかな魔法に改良されたみたいだ。


「さすがです。先生」


 僕の様子を見た先生が笑った。


 これでスキル修練講習の五回は終わったね。結構長く感じた。

 風+音、火+土、水、木、月。

 相乗効果が見込める属性は一緒に受ける形になっていたよ。

 僕は適性が低くても全部使えるみたいだし、スキルの使い勝手を学び生活用能力を(自己満足だけど)向上させるさせる事に成功したよ。


 よし改めて生活の改善とか考えて行こう。

 僕にだって今まで以上に何かできるかもしれない。(妄想)

 心の中で小さく拳を握った僕に、月の講習の先生が声をかけて来た。


「君、タータの民の里に行ってみない?」


 ――――――――――---‐754字・スカウトマンが来た。


 【影室】が使えるのは実はタータの民でも一部らしいので、物資を運ぶ代わりに先人の話も聞けるだろうって。

 む~何か出来るかもって考えたばっかりだったんだけど、先に感じた通り閉鎖的な里に断れず困ったことにならないか心配。


「私が知ってる里があるのは西のシルムなので、遠出になるのは覚悟してもらうけどね」


「でもそんな貯えはないですし、【影室】も先生みたいに上級じゃないので【夜鏡】ですよ」


「講習中にも話したけど使い続ける事が重要だからね。この旅はオススメだよ。

 私もいるから私物は最低限で心配いらないし、乗り物も持ってるしね」


 僕が首を傾げると、家畜をつないでおく畜舎に連れて行かれた。

 そうして紹介されたのは四mはありそうなオオトカゲだった。

 オーリュズーと言う騎乗用のトカゲらしい。


「この子の背中に鞍籠を括り付けて、乗るんだよ」


 先生が影室から取り出したのは、鞄の口から出せそうもない、ソファーサイズの籠。

 さすがベテラン。(出せる)大きさが違う!

 鞍籠にはトカゲに噛ませるハミと腹にくくる帯が付いている。あれ?これゴムじゃない?

 でもキャースト(101話登場)もゴムっぽいかな。


 籠自体は楕円形で、ベビーカーのような日除けが後ろに付いている。(開閉可能)

 足元は日除け側2/3が一段高くなっていて荷物入れ兼ソファーになっているみたい。


「夜間も地面に野営するより籠に乗っている方が安全だったのでこの作りなんだよ。

 この籠は釣り棒を立てる事で二段籠に出来るから二人でも平気だよ」


 この中に二人は嫌だなと思っていたら先に言葉を潰された。

 声をかけられた時から怪しんではいたんだけど、先生する位だし気遣いもしてくれるみたいだね。

 相変わらずの流され具合いでシルム行が決定していた。


 ――――――――――---‐719字・雨の際は釣り棒を軸にテント布を張ります。

オーリュズー=オーリートカゲ(ルズー)

名前を決めましたが、通常会話ではトカゲで行く予定です。

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