表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/25

村?に着きました。

俺たちは今当初予定していた村の宿に泊まっている。と言うかやっぱり村ではなかった。


俺たちが今いるところは、「リリーシモ」という精霊の森近くの都市だ。昔は、それほど大きくない村だったらしいのだが50年前くらいから開拓が進み大きくなったんだそうな。詳しいことはよくわからないが本屋のような店があったので立ち読みした感じだと大雑把にそんな感じだ。


精霊の森というのは、俺がリアに召還された森のことだ。ほとんどの者は精霊が見えないそうなのだが魔法が多少なりとも使えるような者は感じられるらしい。この森には、それほど魔物も多くなく魔法の初心者のような者が修行にする場所のようだ。 まぁ一か月もいて全くあっていないからどうか怪しいけどな。


リリーシモに入るのはとても簡単だった。魔物の脅威もそれほどないから警備も薄く俺が魔法使いであることを話したら簡単に通してくれた。意外すぎて聞き直してしまった・・・


で、無事入ることもでき宿でも取ろうと思ったのだがこの世界のお金を持っていないことにいまさらながらに気づいた。どうしようかとリアに聞いたら想定内だったらしく準備していたようだ。それでも、二日分ほどの泊まる金額しかなかったのでその翌日の今日こんな世界にはやっぱりあるらしいギルドに足を運ぶ予定だ。


リリーシモの町並みは、ヨーロッパのような景色で魔法のある世界だからなのか魔法の技術を中心のした感じみたいだ。現代日本のような石油などを使用した乗り物ではなく車のような形をした若干浮きながら移動している乗り物が町の中を走っている。建物や道などはどうやって作ったんだろうかと疑問に思うほど継ぎ目の後のない作りだ。中には見たことのあるような物もあるがあまり多くなさそうだ。


俺たちは、そんな中を道行く人に道を聞きながらギルドに向けて歩いていた。初めに話して気づいたことだが会話する上では逆転の効果なのか話すことも聞くことも普通にできた。初めのほうで話したように文字を読むこともできた。文字を目で追っていくと頭の中で理解できるような変な感覚だが理解はどうにかできた。ただ、宿で試しに文字を書いてみようとしたのだができなかった。こちらは練習するしかないようだ。


まぁ、そんなこんなでギルドに着いた。


「へぇー ここがギルドねぇ~」


「コウよ 今日はとりあえず冒険者登録をなるものをするのだろう?」


「うん まぁそうだね クーは登録するか?」


「いいや 康だけ登録すればいいよ」


「そうか じゃあ行くか!」


俺たちは、ギルドの中へと入っていった。あ、ちなみにクーとリアは、リィーの背に乗っておりアオは俺の内ポケットの中にいるのではたから見たら大型犬を連れた人みたいに見えると思う。リアは見えないだろうから普通に座っているがクーは一寸法師くらいの大きさになって隠れている。


俺は、近くにいた人に聞き受付の人のところへと移動した。


「おはようございます 今日はどのような御用でしょうか?」


受付の女性がそう声をかけてくれた。うん、美人だね。


「あ~ 冒険者登録をしたいのですが」


「わかりました 登録ですね では、利き手を出してください」


言われた通りに右手をだした。


「あら、珍しいですね。登録をするのには加護を媒介にしますのであちらの方にある部屋に進んでください

。」


ん?カゴ? カゴって加護でいいのか? とりあえず案内されたとうりに奥の部屋へと進む。


「なぁ、リア 加護ってなんだ?」


「私も初めて聞く 最近になって発明された技術かのぉ~」


リアも知らないようだ。うーん名前からして神とかから祝福されるようなモノかな?てか、神っているのか?


部屋に入ると今度は男の人が受付のような席に座っていた。


「あのー 受付の方にこちらに来るように言われたのですが」


「はい、加護を刻むのですね 利き手の方をこちらの本の上にのせてください。」


机の上にあった随分と分厚い本の上に右手を乗せる。すると淡い光を放ちだし男の人が何かを唱えだした。次第に光は俺の右手の甲のあたりに集まり始め、何か模様のようなものを書いていく。時間にすると一分くらいだろうか?光が収まると右手の甲には文字を円の形に並べたような模様が出来上がっていた。


「以上で終わりです。加護の詳しい説明は、こちらの方を読んでください。」


そう言って近くにあった一枚の紙を渡された。パッと見た感じだとこの加護ってのは名刺のような役割があるみたい。ん~模様のところに逆の手を添えてステータス魔法を開くときと同じように念じればよいと早速試してみる。


すると目の前に半透明の薄い板が現れそこに日本語で文字が書かれている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:タチカワ コウ

物:未登録

職業:未登録

加護:なし

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


物って何だろう?加護なしってさっき意味わからん。後でじっくりと調べよう。


俺はお礼を言ってさっきの受付の女性の方に戻った。


「終わったようですね では利き手の方を出してください」


同じように右手を出す。受付の人は筆のような物を取り出し何かを書くような動作をする。


「これで登録は終わりです 確認のため加護を開いてください」


簡単に登録が終わってしまった。言われたとうりに開いてみる。うん、職業の横に冒険者という文字が追加されていた。あとさらにレベルという項目が追加されていた。質問してみる。


「はい、レベルというものは魔物を倒すことで集めることのできる魔素の総吸収量に応じて上昇する数値のことです。このレベルを目安にギルドの方にあります魔物の図鑑を参考にしていただければ比較的安全に依頼をこなすことができると思われます。」


ということらしい。うん、面倒だから習うより慣れろの精神で行こうと思う。


登録は終わったのでお礼を言ったあと依頼の貼ってある掲示板の方に足を運んだ。とりあえず王道系でもよくある薬草採取があったのでそれをすることにした。












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ