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『一話一両のプレスマン』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/03/11

 ある男が町に出ると、話売りという看板を立てた店が出ていた。店番の歳取ったじいさんに、話を売るというのはどういう意味かと尋ねると、一両で一話を売るという。

 男は、ばくちで勝ったばかりで、たまたま一両持っていたので、じいさんに払うと、

  大きな木より小さなプレスマン

と、じいさんがつぶやいた。男は、一両も払ったのにそれしか教えてくれないのかと思って、大層不満に思ったが、じいさんをにらんでも反応がないので、仕方なく帰ることにした。

 途中、夕立に遭い、木の下で雨宿りをしたところで、じいさんの言葉を思い出した。あたりを見渡すと、少し離れたところに、プレスマンが落ちている。どうせ着物も濡れてしまっているし、せっかくだから拾おうと、プレスマンに近寄ったところで、落雷があり、今の今まで雨宿りをしていた大木は、こっぱみじんに吹き飛んでしまった。

 男は、一話一両は高いと思ったが、一両で命が買えたと思えば安いものだと思い直した。



教訓:雨が上がって、一両でプレスマン一本を手に入れたと思うと高いと思い直した。

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