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第10話〜reckless discipline〜

チャイムが鳴る前には間に合い、出席することは出来た。

余談だが担任は前に僕にちょっかいを出してきた先生で間違いはなかった。涼の言うとおり確かに泣きたくなったな。このことだったのかな?ちなみに名前は藤崎というそうだ。



僕達の学校は新学期が始まりと終わりの数日間は数学や世界史といった本格的な授業はなく、午前中で下校、部活に所属する者は部活動となるので比較的楽に授業が終わった。僕達は部活部活に所属する者なので腹ごしらえをしようと学食に僕と涼と仲原(ちなみに真紀は違うクラスなのでここにはいない)は向かっていた。まぁ、大半の生徒が部活動をしているので学食は凄く混んでるんだけど…


そんなことより考えなくちゃならないのが涼に何を奢ってもらうかだ。いつもは値段が高くて買いづらいランチセットDにするべきかはたまたカツ丼・ラーメンという好物を二つ頼むべきか…


「そういえば雅幸。俺はいくら奢るか一言も言っていない」


僕が必死に悩んでいると不意に涼から声がかかった。

はて?どういう意味だろ?


「まぁ、そうだね」


「だから今言う。100円までだ」


……………………………………………………………………………………………………………………………


「ふざけんなよ!僕がどれくらい期待したかわかってるのか!」


「知るか!別に50円にしてやってもいいところを100円にしてやった心優しい俺に感謝し、ひざまずいてもらいたい気分だ!」


「100円じゃみそ汁しか買えないじゃないか!」


「みそ汁を奢ってもらう分得じゃないか!お前はみそ汁の美味さをわかっていないようだな!」


「僕は豚汁の方が好きなんだ!しかし、豚汁を買うには30円足りない!」


「30円ぐらい自分で出せよ!」


「大海!平塚!静かにしろ!」


「「げっ…風紀バカ…」」


今まで喧嘩していたと感じさせないほど見事にハモった。僕達の前に現れた美少女は腰まである長い黒髪と頭につけたカチューシャが特徴である風紀バカこと―――風紀委員長である簓木 雫。3年である簓木先輩と2年である僕達がお互いの名前を知ってるのはこういう出来事が2回や3回ではなく数十回ぐらい起きているのはもうお分かりであろう。


「風紀バカとはなんだ、風紀バカとは!大海!平塚!」


「声がでかいんですよ!」


「あと一々名前を呼ぶな!俺達が教師に目をつけられたらどうするんだよ!」


簓木先輩は年上だから僕は一応敬語(これが本当に敬語かどうかは気にしない)を使ってるけど………涼…せめて努力ぐらいしようよ…


「お前達が静かにすればいい話だ!」


「「なんか筋が通っているようで通ってません(ねぇ)よ!」」


またハモった。敬語かタメ口かの違いはあるが綺麗にハモった。


「あと平塚!さっき教師に目をつけられるとかどうとか言っていたがお前達はすでに目をつけられてるではないか」


「それは…その…ねぇ?話の流れというか…」


流れで言うな、流れで…

これだからこいつは…


「大海!ボケーっとしているがお前も一緒だぞ!」


「なん…だと?」


「何故、そんな今まで知らなかったような演技が出来るんだ?まぁ、いい!みんなが使う施設では静かにしろ!わかったら返事!」


「で、何を食べる雅幸?100円までだけど」


「もうみそ汁でいいから奢って。メインは自分で買うから」


「てめぇら…」


何やら凄くドスの利いた声が聞こえた気がしたので、恐る恐る簓木先輩の方を見ると怒りに全身をプルプルと震わせていた。やめてください。恐怖で僕の足も震えてるから…

あと女の子が『てめぇら』なんて言葉似合いませんよ。せっかく"見た目"はかわいいのに…


気づけばさっきの混雑が嘘のように広々としているではないか。理由は周りの生徒たちは被害を受けないよう5メートル以上離れているだけのようだが…って、冷静に判断してる場合じゃないな


僕は小声で涼に話し掛ける。


「(涼、これ凄くヤバくないかな?)」


「(雅幸、知ってるか?)」


予想に反して落ち着いている涼。そして何を言い出すんだ、こいつは…今の状況がわかってないのか?


「(あの風紀バカはもっと怒らせると髪が逆立ち、カメ〇メ波が撃てるようになるんだぞ)」


「(そんなの僕達が危ないじゃないか!)」


「(お前はその目で見たくないのか?カ〇ハメ波や元〇玉の数々を!)」


「(っ!…………平塚先生…この目で…見たいです…とでも言うと思ったか!)」


僕だってそこまで馬鹿じゃないさ!


「(………チッ!………それじゃあ、ゲームをしよう)」


「(ゲーム?)」


何をいきなり…

ってか、僕達、こんなゆっくりしている状況じゃないよね?


「(一回ずつ風紀バカの悪口を言って怒らせた方が負け。罰ゲームの鉄拳を一人で受ける)」


なるほど。勝ったら天国、負ければ地獄というわけか。


「(やってやろうじゃないか。それで先攻はどっち?)」


悪口を言ったら簓木先輩速攻で殴り掛かる気がするので、今回の勝負は後攻を取った方が勝ちということになるだろう。


「(それで追加ルール。悪口を言う間は待ってる方は動いたり喋ったりしない)」


はて?そんなルールいるのだろうか?変わらないと思うんだけど…


「(わかった。でも先攻は涼がやってよ)」


「(それでいいぞ)」


こいつバカだ!これで僕が殴られることはない!


「(それじゃあ、ゲーム…スタート!)」


意気込んでも無駄だとわからないんだろうか?笑いながら見物してやるよ。

僕が余裕を見せると涼は180゜回転。そのままダッシュ!逃げやがったか!


「追加ルールはちゃんと守れよ!喋ったり、動いたりしたら風紀バカに殴られろ!」


くっ!このためだったのか!しかし、甘いな、涼!簓木先輩を見ろ!

簓木先輩は一瞬、驚いた表情を見せるがすぐに戦闘体制に移り涼に向かって走りだした。そして、少し走り出したところで簓木先輩は叫んだ。


「貴様も来い!大海!」


………え?僕とすれ違いざま、簓木先輩は僕に向かってラリアット。後ろ向きに倒れようとしている僕を空いている左手でがっちりキャッチ。腕とかだったらかわいいものの現実は厳しい。こいつ…首を…。そう思った時フッと体の力が抜け、意識が朦朧としだした。

ヤバいな…まるで人事のように考えはじめた僕の脳はもう末期だろう。そして、意識が途切れた。

次に生まれ変わる時は散々な人生にならないように願いながら…

今、現在、ある女の子が生と死の境界をさ迷っていたとします。その女の子を助けることが出来るのは数少ないケースだけど、二次元では一般人でも助けることがよくあることのように思われます。それじゃあ、この現実世界でその女の子を一般人が助けることが出来たなら、この世界は二次元になって、いろんな髪の色の女の子がキャッキャウフフなことをしている世界へと変わってしまうのでしょうか?


皆さんこんにちは、こんばんは、それ以外の人はおはようございます。ごぼ天です。皆さんは『デュラララ!!』をご存知でしょうか?その中のキャラクターの一人である遊間崎ウォーカーの台詞を真似てたら上の文になっちゃいました。

今でも底辺すれすれをさ迷っている僕の評判をこれ以上下げるのは良くないですね。評判がマイナスに向かうという未知の世界へ行ってしまうようで心配でなりません。


さて、そろそろ話を戻しましょう。サブタイトルについてですが『学校で英語が出来ないからってこういう場で出来ますよアピールしたい』僕のかわいい心をお許しください。


ここから少し世間話。

今日、テストが返ってきました。酷い有様でした。国語(古典)については凡ミスをしてしまい25点も落とすという悲劇に…おかげで補習というプレゼントをもらえましたよ☆

英語と国語が補習かぁ…出来たやつみんな死ねばいいのにwww


以降、謝辞を…

一度やってみたかったんです。一日のうちに二度更新wwwおかげで先に考えていたストックがなくなったのでまた更新が遅くなることをお許しください。

それと最近、後書きが無駄に長いんですがあまり重要なことは書かないようにするんで面倒な人は読み飛ばしてもらって結構です。後書きがやたら長いのは変えるつもりがないのでそこのところご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

最後になりましたが…

いつもここまで読んで下さる方、僕のくだらない小説をチラッとでも見てくださった方、本当にありがとうございます。少しでも笑うところがあったなら僕はそれだけで幸せです。

何度も後書きを書いているので同じ言葉になってしまい気持ちが伝わりにくいとは思いますが本当にありがとうございます。


今回は最近と比べれば短いですがお別れとさせていただく前に三言ぐらい…


今回で終わりじゃないし、主人公は死んでないからね!?なんか成り行きであんな書き方をしてしまったけど、主人公補正というのでしょうか、何度殴られてもピンピンしてるよwww現実的に考えれば何でも死んでるように思えるけど『突然の喧嘩で死亡』とはならない(と思う)のでどうかご安心下さい。


ではではっ、良い日をお過ごし下さいませ。


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