表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

そのこととなく夏は

掲載日:2024/07/28

夏、特に八月が苦手という方へ

 ある相互様のエッセイを読んだ。

 感想やレビューを書ける気がしない。

 それはあまりに、私の心象風景の相似形だ。


 だから少しだけ自分語り。

 傷を舐めあうわけでもないが。

 ああ、それもいいな。

 だって猫とウサギだし。

 

 八月に手放したものは多い。


 家族やウサギも夏にさよならした。

 恋だの愛だのは、八月の光に砕けた。

 集めた漫画や昆虫も、川原の石も捨てられたね。

 夏休みの想い出と一緒に。

 

 八月に入手したものって何だ?

 そうだ、夏用の喪服セット。


 夏は逝く。

 勝手に何処かに逝くのだ。

 現実を置き去りに。人の想いを慮ることなく。

 項垂れた向日葵は、夏の墓標だ。


 ――そのこととなく、物ぞかなしき


 

 でも生きている。

 まだ生きていける。

 茹だった頭で明日の業務を組んでいる。

 汗を拭って駄文を連ねる。


 痛むのは心だけじゃない。

 悲しい寂しいのは、きっと私だけじゃない。

 

作中一部載せた短歌は、伊勢物語四十五段から引用しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 拝読させていただきました。 何だか不思議なお話です。
[一言] エモい( ˘ω˘ )
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ