第5章 新たな同居人
第5章更新!!
いぇい!
今回は少しばかり星瑠の事について、
謎が深まるかも?
ぜひ楽しんで!!
今日は学校が終わって、私と星瑠と綾嶺で
一緒に帰ってる。
まさか星瑠と同じ高校で
しかも同じクラスだったなんて思いもしなかった。
しかも、薄々気づいてはいたけどやっぱり
不登校だったんだね。
でも、それならもう退学すればいいのに…
お金とかも中学よりも断然高いし。
そんな事を思っていると、後ろから声がした。
「星瑠ちゃん!」
そこには男の子がいた。あの子は、、、
「私達と同じクラスの鈴木漆さん?」
えっ知り合い?よくわからないけど、、
「?……漆じゃん!久しぶり〜」
「どうしたの?最近全然学校来てないし」
「ごめんごめん、ちょっと諸事情で〜」
「し、知り合い?」
私がそう聞くと彼はただの幼馴染だと、
教えてくれた。
そして彼は最近全然学校に、来ない星瑠を
心配して話しかけたらしい。
「別に大丈夫だから、心配ありがとう♡」
そう言うと星瑠は帰ろうとする。
「待って!」
「何?これ以上何か用があるの?大事な話なら聞くけど」
そう言うと鈴木さんは黙ってしまった。
「大した話もないみたいだし、行こっ!」
星瑠……流石に厳しくない?だってせっかく
自分の事を気にかけてくれた男の子だよ?
もう少し話ぐらいは聞いてあげたら?
「いいの?星瑠。せめて少しぐらい話は……」
「別にいいの。所詮はただの幼馴染だから」
そう言うと星瑠は別の話をしだした。
そして今回で1つ分かったことがある。
それは、、星瑠は多分だけど友達が少ない!
コミュ力は抜群だけど、人と関わるのを、
好まないタイプだ!(多分)
いや〜………普通に意外!絶対星瑠見たいな
タイプは友達多いかと思ったけど、
不思議ちゃん系タイプか〜。
○
「はぁはぁ…だめだ…皆やられた…」
「バチッバチッ」
くそ、まだ付いてきてる…逃げるなら
逃げるならどこがいい?……
知立あそこの地域なら、
私と同じ階級灑の火紫家と聖水家そして
なんといっても夜闇家がいる。
とにかく、急がなくちゃ。
○
キーンコーンカーンコーン
「はい、席についてー。今日はまたまた
転校生を紹介するぞ〜。」
「えっまた転校生?」「転校生多いなww」
「うちの学校そんな人気だったけ?」
「入っていいぞ〜」
「皆さん始めまして。風神楓奈と申します」
また転校生?どうゆうこと?それに風神って
「ねぇ綾嶺。今日って星瑠休み?」
「多分休みだけど…どうかしたか?」
だめだ綾嶺は気づいてる様子がない。
私が知ってる限り、彼女は私達と同じ霊媒師の家系でランクも同じ灑のはず、でも風神家は確か少し離れた地域に住んでたはず、
どうしてもここに?
「おい、おい、珠琴!」
「わっ!どうしたの、綾嶺?」
「どうしたのじゃねぇよ。
それはこっちのセリフだっつーの」
「ごめんごめん。じつわ……」
私は綾嶺に風神家の事を話した
「なんだ〜そうゆうことかよ。
それなら今からアタシが話てこよっか?」
「よし!紹介も終わったし授業始めるぞ〜」
先生がそう言ったので、風神さんと話すのは
後でにした。
〜昼放課〜
とりあえず授業も終わったし、風神さんと
話そうとすると、
「始めまして。聖水さんと火紫さんですか?」
風神さんの方から話しかけてきた。
「いきなりすいません。今朝も紹介しましが
改めて、風神楓奈と申します。」
、、、すごい礼儀正しい子。お嬢様みたい。
まぁでも階級灑の家に生まれてきたならはげしくお金を使ってない限りは、それなりの
お嬢様か〜
「え〜と風神さんは、お祓いの方の風神さん?」
私がそう聞くとコクッと頭を下げて答えた。
「あ、あのここじゃ少し話しにくいので、、こちらへ、、」
風神さんに連れられて手を引っ張られて
着いたのは学校の屋上だ。
「ごめんなさい。いきなり、でも、少し大変な状況で、、」
そう言って風神さんは、下にうつむいた。
「ところで、今日は夜闇家は来てないのですか?」
「うん今日は来てないね。」
げんみつには、今日はじゃなくて今日も何だけど……
「それで話って?」
「………家族が殺されたの……」
んっ?何か似たような話凄く聞いたことあるんだけど。
「それで私、逃げてきて……」
私と同じパターン?いや、でも私は死んで
風神さんは生きてるから少し違うか。
「ごめんなさいいきなりこんな変な話されても、意味不明ですよね。」
風神さんは、申し訳なさそうに下を向く。
「よし!事情はよく、いやすご〜くよく分かった。つまりアンタは同士!、、って事だろ?」
綾嶺……それ言うの早くない?
風神さん完全にハテナマークじゃん。
とりあえず私達はこれまでの事を話した。
そして風神さんを星瑠の家に連れてく事にした。
○
「星瑠〜帰ったよ〜」
私と綾嶺は風神さんを連れて一緒に(星瑠の)家に 帰った。
星瑠に風神さんを泊めてもあげても
いいかどうかとか、他にもいろいろ話がしたい。
「おかえり〜………誰?」
星瑠がそう聞いてきた。そりゃそうなるよね〜。
とりあえず私は星瑠に事情を説明した。
「とりあえず家泊まるのね?」
「そうだけど、、、大丈夫?」
「別に部屋はめっちゃ余ってるし、全然いいよ」
星瑠はあっさりOKをだしてくれた。
「ありがとうございます。夜闇家の天使様」
?天使様?長女じゃなくて?どうゆうこと?
それに星瑠はどちらかと言うと悪魔の方だよね?
「天使様って?」
私が星瑠に聞くと、星瑠は黙りこんでしまった。
それも不気味な笑みで。
ほら、これは絶対に悪魔の方だよ、、、
「えっ?だって夜闇家自体はもう……」
風神さんが教えようとするといきなり星瑠が
「その名前で呼ばないでくれる?」
なんて事を言ってきた。
しかもトーンがいつもと全然違うしなんか空気がビリビリしてきた。そして風神さんのほうを見ると怯えたような顔で、顔には暑くもないのに汗が出ていた。
「ご、ごめんなさい。な、なんて呼べばいいでしょうか?」
風神さんが怯えた声で言った。
すると星瑠はいつもの声で、
「普通に星瑠って呼んで♡」
「は、はい。よろしくお願いします。星瑠……さん?」
「よびすてで良いよ。あと敬語絶対禁止ね」
「わ、分かりま、あっ…分かった?
よろしくね。星瑠」
さっきのビリビリとした空気もなくなり、
いつもどおりに戻った。
さっきのは何だったんだろう?あきらかに
雰囲気が違ったけど……
「とりあえずアタシらは、部屋に戻ろうぜ」
綾嶺にそう言われて戻ろうとすると、
星瑠が目の前に飛びだしてきて、
「ねぇ聞いて聞いて♡」
星瑠からそんなふうに言うなんてめずらしい何の話だろう?
「どうしたの?いきなり飛びだしてきて?」
「あそこの部屋をリニューアルしたの!」
と言って奥の部屋を指差した。
あそこの部屋って、、、死体部屋!
なんか星瑠が意味不明の理由で保存してる
とか言ってた部屋。
もしかして死体を片付けたのかな?
少し期待して中に入ると、、、、
これは、、酷い。
血塗れの死体を細い糸で吊らして、腕や首があらぬ方向へ向いている。
「……何これ……」
「いや〜今まで気味悪がられてたのは、
床に這いつくばってただからなのか〜って思って。
だから生きてる感じにしてみた!」
よくそんな発想思いつくね。
そして、それを見た風神さんが気になって中を見ようとした。
その瞬間私と綾嶺は自分達の能力を使って
中を見えないように、そして入れないようにしただけどほとんど、妖力をかけてなかったからか片手で突破された。
くそ駄目だったか。
別にバレるのはいい、
ただ、風神さんにあんなショッキングな景色を見せたくない。
「………………なにこれ?………」
風神さんは、意外と冷静だった。
でも顔は思いっきりドン引いてる。
「だ、大丈夫?」
「大丈夫だけど……本当に何これ?」
「……それは星瑠に聞いて…」
「?星瑠、これって」
星瑠は前私達に言った説明をした。
風神さんは終始ハテナマーク&ドン引いた顔を
している。
「…分かった?風神さん。」
「星瑠が少し…いや結構ヤバイ奴だってのは、わかったわ。」
うん、風神さん。それは間違いない。
「酷いよ〜楓奈ちゃん♡」
いや正論でしょ。
「まぁ星瑠がヤバイ奴だって分かった所で、
アタシが部屋案内してやるよ。」
「ありがとう。」
風神さんは綾嶺に連れて行かれた。
……………
「……ねぇ星瑠」
「ん〜どうした〜」
「さっきの天使って何のこと?」
それを言った瞬間また空気が変わった。
「何?」
「……いや天使って何のことかなって」
「それ珠琴に関係ある?」
「ご、ごめん。少し気になっちゃって………」
「興味本位だけで何の関係もないこと聞かないでくれる?」
「ご、ごめん。」
やっぱり何か変だあんまり知られたくないことなのかな。
まぁ私にも知られたくない事
あるし、、、まだ会ったばっかの私が、
首を突っ込む話じゃないか。
読んでくれてありがとう!!
今回は星瑠が少しピリついたけど、
ほとんどほのぼの回だよね!
(とゆうことで)→とことでおまけ!
「ねぇ綾嶺、楓奈。」
「ん〜?」
「どうかした?」
「2人はどうやって高校に転校したの?」
「………なんで?」
「なんでって高校だよ。
普通にテストとかも一応あるし、転校できたとしても、流石に1日じゃ、、、」
「まぁそこは…」
「そこに関しては…」
「お金と家の名前を使って入った。」←(ハモった)
「そんな、息合わせて言う事じゃない、、、」
読んでくれてありがとう!!!!!
面白かったらぜひまた読んでね♡