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ヒトならざる者が住まう世界へようこそ!  作者: 宵風雪夜
終章第一節 終わる為の長い戦い
1/26

前口上


妖怪。

それは人間の理解を超える奇怪で異常な存在。物語として語られる、架空の存在。



きっと、普通の人間ならば、誰もが『架空の存在』と思っていることだろう。



(まな)ぁ〜。また失せ物探しが来たわよ〜」


店長、星川(ゆい)


「またか……『妖怪』たちは何度物を失くせば気が済むんだ…」


副店長、紫白(ししろ)(まな)


「そういえば、最近小競り合いが急増しているらしいぞ」


救護係、レイ。


「物騒だねぇ。ボクも気をつけなきゃ」


一般社員、シロ。


「気をつけていても巻き込まれると思いますがね。まあ、敵は全て斬るまでです」


新人社員、()()美波。




ここは人間が暮らす世界の()。通称『裏界(りかい)


『裏界』にはヒトならざるモノと、ヒトならざるモノに招かれた人間が共存している。



ヒトならざるモノには、当然妖怪も含まれている。

『裏界』では妖怪なんて居て当たり前。『ありえない』こと自体が『ありえない』のだ。


妖怪は、神々が定めた『掟』によって縛られ、皆平等に、そして不平等に日々を過ごしている。




これは、ひとりの女性(少女)現れた(生まれた)ことにより巻き起こる物語。


ダレカの存在を、ダレカが肯定していくお話。





誰もがキズを負い、それを隠そうと、治そうと、認めてもらおうと、どこかで藻掻いている。



これは、そんな世界。くだらなくて、最低で、それでいて幸せな物語。

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