(14)書簡〈10〉ファンデール王太子 リアーヌ
( 14 )
書簡〈 10 〉ファンデール王太子 リアーヌ
拝啓、おねえさま、おにいさま。
このおてがみは、貸本屋のとなりにあるカフェでかいています。
リアは貸本屋でお手伝いをしてためていたお金で、ショコラをたのみました!
マノン先生とクルト先生がいっしょだから、あんしんしてね。
きょうは「ミライにおてがみを出す」授業なんだって。
あさっては、おにいさまとおねえさまがひさしぶりにおはなしできる日です。
この手紙は、しあさってごろにとうちゃくするから、ミライあてなの。
おねえさま、おにいさまとケッコンのやくそくはできましたか?
おにいさま、おねえさまにアイをちかいましたか?
リアがしょーめーにんになって、ユビワもこうかんしたかな?
マノン先生は【ユビワのこうかん】はもうちょっとあとのミライだって。そっか、花嫁さんのしたくをしなきゃいけないもんね! おねえさまの花嫁さん、はやくみたいな!
パパとママのときは、どうだったのかなぁ。おじさまにきいてみよっと。
おねえさま、おにいさま、リアは三人でやりたいことがたくさんあります!
かぼちゃ畑でピクニックしたり、パジャマパーティしたり。いっしょに町にお出かけしたり! イシュルバートやエルドラードにいきたいな!
あしたもあさってもしあさっても、ずーっとさきも三人でいられますように。
ふたりとも、だいすき! いっぱい一緒にいてね。
リアーヌ




