あとがき
俺が振られた理由はなんだろう。3週間経った今でも、毎日考えている。
未練がある訳ではない。だが、他の未来がきっとあったんじゃないかと、今でも考えてしまう。
原因は大きく分けて、俺からの愛が足りないと感じたか、なつみが俺を愛せなかったか、もしくはその両方という推測はついた。
原因
その1
男としての魅力が無かった
なつみが「男らしい人が好き」と教えてくれたのはつい先日のことだった。
これに関してはどうしようも無かったし、俺が完全に悪いというしかない。
俺は努力ができない人間だということは先に書いた通りである。なつみと付き合う・別れるを繰り返していた中学生の頃にも、「付き合う前に1ヶ月時間をくれないか」と相談したことがあった。その理由は言えるわけがなかったが、1ヶ月オナ禁して自信を持ちたかったのである。なつみに自分から自撮りを送れるくらいマシな見た目になって、自分に自信を持ちたかったのである。
その時は「いいじゃん、付き合おう」と押されて付き合うことになったが、
仮に最愛の人が1ヶ月待ってくれていたとしても、俺は自分に負けてしまっていたと思う。
俺は本当になつみと会うということが決まらないと、いつまでも自分に甘えて何も努力できない人間なのであった。
なつみから久々に連絡が来てから会うまで2週間も無かった。
その2週間でさえ、
「禁欲=ヤリモクじゃないか。俺は初めて会った日からやりたいなんて思っていないし、やる予定も無いから禁欲しない」
なんていう言い訳を自分にして、禁欲することができなかったのである。
(禁欲にどれだけ効果があると信じているんだこの馬鹿は。他にやることがあるだろう)
その2
俺からの愛が感じられなかった
なつみは会ってから俺の態度が急変したことに対して、不信感を持っていたのだと思う。
つい先月、半年ぶりのメッセージが来た時には「何か用?」と返していた俺が、実際会ってみると思いの外心が温かい人だったというギャップに戸惑ったらしい。
会う前にも、別れる原因として「遠い人にはどうしても優しくできない」と言ったことが何度かある。
これは半分真実で、半分言い訳だった。
「経験人数20人」と言った俺に対して、会える状況になって突然優しくしてきたことにどうしても不信感を抱いてしまったのかもしれない。
これは、読者の皆様から客観的に見てどうだろうか。
筆者を信じるか、なつみに同情するか。
この説に対して俺は断固として否定する。
前にも書いたが、他に好きな人ができて振るのはいつもなつみだった。
都合のいい時だけ求めてきて、話し終わればすぐにブロックされて去っていく。こんな人に毎回ベタベタ優しく迎えていたら、それはそれでなつみも俺の優しさに価値を感じなくなるし、合うという所まで続かなかったと俺は思う。
俺は感情を押し殺して冷たく振舞っていたのである。無論、いつも一緒に過ごしたかった。
俺がなつみに言いかけたあの言葉は
「一生Hできなくても一緒にいたいと思える」
なのだ。




