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ぼくの詩集

申し訳ない

作者: 桜井あんじ

ごめん

いっしょに キャッキャウフフ してあげられなくて


ごめん

そんな がっかりした顔させて


ごめん

りくつっぽいことばかり言って


ごめん

だまりこんでしまって


ごめん

きみの書く台本どおりに

セリフが 言えなくて


ごめん

電話で出なくて


ごめん

いつも つながっていなくて



たいへん もうしわけない



自由と孤独と 友だちになって

一緒にあるく

じぶんの足で

じぶんのゆくべき道を


ただそれだけでよい

そうしたら


いつも あたまをさげて だれかの顔いろを

うかがわなくても

いいんだってこと


いつも まわりをキョロキョロ 見まわして

他のひととおなじ歩調で

あるかなくても

いいんだってこと


そんなかんたんなこと 気づくまで

たくさんの 遠まわりをしてしまった


だからぼくには あんまり 時間がのこされてないのです


もっとうまくやれれば

いいんでしょうけど

もっとてきぱきやれば

いいんでしょうけど


どうにも

なまけものの ぼく


たいへん もうしわけない

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