意味がわかると怖い話もどき2
注意
前置きが長い。
後半は急ぎ足。
話にまとまりがない。
私はいわゆるいじめられっ子だ。
何か悪いことをした覚えもないのに学校に行くと「汚物が来たぞ〜」と誰かが法螺貝のように言い、それに合わせてクラスメイトが近所同士クスクスと笑う。またある時は学校中の死角となる体育館裏に呼び出され、何回も殴られた挙句に金を取られた。
いじめに加え、さらに私を悩ませている問題がある。実はいじめの主犯格である女子が私にそっくりなのである。おそらく私がいじめられている理由もそれだ。しかし私と彼女を見間違う人はいない。何故なら彼女が明るくハキハキと喋り、胸を張って歩くのに対し、私は根暗でボソボソと喋り、常に猫背で歩くからだ。その為、彼女が太陽であるのに対し、私は冥王星付近の塵に等しかった。人は見かけじゃないとはよく言ったものだ。
いじめは3ヶ月ほど続き、内容は最初に比べかなり酷くなっていた。いじめを行う場所も体育館裏から人気のない廃トンネルに移った。私の呻き声に気づいた生徒が様子を見に来た事があったのが原因だ。その時は近づいてくる生徒に彼女が気づき、腕を引かれてその場から離されてしまった。
廃トンネルでも殴られた。体育館裏の時とは違い金属バットでだ。殴られるのは腕や脚などで顔は一度も殴られなかった。彼女は私に長袖長ズボンで一年を過ごすよう義務付けた。私はそれに従った。反抗すると殺されると本気で思っていたからだ。
その後何十回と廃トンネル内で殴られてやがて冬になった。私は今日も廃トンネルに呼び出された。私がトンネルに着くと彼女は既におり、私を見ると口の端を釣り上げて笑い手招きをした。私の足は勝手に彼女の方へと向かった。それから何度か殴られた。今までなんども殴られてきたのにその比にならないほど苦痛を感じた。何故かと考えて、彼女は今日こそ私を殺す気なのだと悟った。私が逃げようとすると彼女は激昂し、さらに強く私を殴りつけた。そこで私は初めて彼女に反抗した。身を翻し、彼女へと向かった。
が、私は彼女にあえなく殺されてしまった。私は私を残し、私の持っていたバットを持ってトンネルを抜け、背筋を伸ばして歩いた。背骨が若干痛んだ。
解説(作者なりの)
私の反抗は成功しており、私は彼女を殺してしまった。その後私は彼女になりかわり、彼女の死体を私とした。
何故冬にしたのかについては、私が逃げようとして彼女が激昂するという流れにしたかったので、より強く痛みを感じてしまう寒い時期にしたかったから。後、冬であれば彼女も長袖長ズボンであろうことから成りかわりを行い易いと思ったから。
「 が、私はあえなく〜」以降の「私」は、世間的に私とされることになる彼女の死体の呼び名と、世間的に彼女とされることになる私の一人称としての2つの意味を持たせたつもりです。改行と空白は、そこから何かが変わっているということを暗示したつもりでしたが、わかりにくかったです。
「若干背骨が痛んだ」は、彼女になり代わった私が彼女を真似て背筋を伸ばした所、普段から猫背であるが為に苦痛を感じたということの表れであり、殺されたのが彼女の方であることが読み取れる部分かなと勝手に思っています。
この世界はこの文章内で完結しているので、この先彼女の死体が発見され、警察官の取り調べが云々ということは考えていません。実現は不可能です。
一応見直しますが、深夜ということもあって見落としがあるかもしれません。
先にごめんなさいと言っておきます。




