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つかの間の休息

年明けの一発目です。

今後もこのような更新になるのかもしれませんが、ご了承ください。

あの一件の後、ダンジョンへと帰った俺たちは、作戦の問題点の洗い出し反省会をし、その後しばらくは休息日とした。

無論のことながら常時仕事がある整備班や緊急事態に詰めている救護班には、全面的な休息は与えられていないが、それでもローテーションを組んでしっかりと全体の半分は休日にしている。

無論ダンジョンマスターとしてのほったらかしにしていたわけではないが、そうでなくともリザードマンたちとの約束を果たしに少々遠いところまで移動して、交渉を行い。

それが終わったら、近郊にいたアラクネ族やコボルトたちの取り込みと交渉を重ね。

新しい部隊の設立と訓練をしたり。

ダンジョンに来た冒険者たちの相手をしたり、実験台にしたり。

彼女の非公式な逢来を出迎え、かつこっそりと送り返し。

そのあいだに溜まった情報の整理に、缶詰になったり。

新型の装備や艦艇の整備にの指示を出したり。

その合間に、送り届けた先から、新しい仲間を迎えることになったり。

とにもかくにも忙しい日々を過ごした。





そして、休息日もおおよそを消化し、いい加減ダンジョンの全面的な見直しを考えようかとしていた時だった。

非公式ながら、打診があったのだ。会って話がしたいと。

どうやら執事のようだが、執事の顔から主を推察することはできる。

その主についての情報も集めていたので、情報どうりの人間か会って確かめよう。

場所は指定されていたが即座に部隊を展開できるようにしておいた。


「さて行こうか」


「はい」


あとのことを新しい仲間に任せて、指定された場所へ徒歩で移動した。





その場所は街の中だった。

その中でもそこそこの大きさを誇るレストラン。

先にもらっていた、金額を払い街の中に入りその場所を教えてもらい入る。

入った店内では、済まなそうな顔をしながら受付にいた男性が


「申し訳ありません、本日は貸切でしてほかのお客様まご遠慮願っているのです」


と言って追い返されそうになるが、


「問題ありません、彼らを招いたのは私たちですから」


奥から出てきたのは、緑色の裾の長いドレスに身を包んだ俺と同い年の女性だ。

雰囲気は全く違うが、得ていた情報から同い年だと知っている。


「はじめまして、私の名前は……いえ、知っているようですね?」


彼女がこちらに招待状を送った執事の主。

リーファ・ツァイベルト=クーゲンテ、今いるクーゲンテ国の第三皇女であり。

読心の金眼を持つ、星読みの御子でもある。

そんな彼女からの頼みごととは?

厄介ごとの匂いがしてきたような気がする。

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