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「〆切が明後日っての、辛いな。休みのうちに終わらせるしかない……。待てよ? 作業資料持って来たっけか!?」

 越谷は慌てて、ネットブックを取り出し、立ち上げた。起動するまで落ち着かず、またタバコに手が行く。タバコを半分ほど吸って、立ち上がったネットブックを確かめる。

「あった~。ふう、ビビった」

「おめでとさん」

「全然めでたくねーのよ。仕事が1つ増えた」

「『愛』なんだろ?」

「はいはい、その通り。――ん。メールだ」

 越谷のポケットの中で、アニメの着うたが流れている。どっこらせと取り出した。確認している。

「――ほう。沢からだよ。都合が付けば会わないか、だって。あいつもこんな時間まで、何やってんだか」

「呼ぶか? 久しぶりに」

「お前がいいなら。須田にも言っといた方が良くね?」

「メール入れとく。沢にレスして。ここまで来いって」

「らじゃ」

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