表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/22

最終章

 沢を寝かせ、タバコに火を付けた江島が、

「お前らどーすんの? まだ飲むわけ?」

「さすがに帰るよ。須田は?」

 越谷もタバコを吸いながら言った。

「オレも帰る。明日も出勤だし」

 須田はバッグを肩にかけた。

「悪かったな、とっ散らかして。それ吸い終わったら行くぞ、越谷」

「ん。らじゃ」

「まあ、大掃除のいい機会になったよ」

「すまなかったね。――よし、行こうか」

 灰皿にぐしぐしした越谷が言った。

「おじゃましたね」

「んじゃ」

 越谷と須田が帰り支度を終え、玄関で言った。程よく酔っていて、酩酊感が心地いい。

「いつものことだ。じゃな」

『おやすみー』

 1階まで下りて、越谷は須田と別れた。少しふらつきながら自転車をこぐ。

 何のことも無い、いつもの集まり・大騒ぎ。だが、それは越谷自身にとって、おそらく他の友人たちにもとって、大切な時間だったろう。いつまで続くかは分からないが、今この時だけのかけがえのない時間。その共有は何にも代えがたいものだった。

 ――ぼくらの明日を探す、時間と空間。いつまでもありたい、時間と空間。



半分実話のこの作品。

いかがでしたでしょうか?

友人はいつになっても、大切な財産だと思います。


よろしければ、ご感想をお寄せくださいませ。


読んで頂き、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ