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「最近はさー。タバコも肩身狭いよ」

 大きく煙を吐きながら、江島が嘆いた。

「お前のところも?」

 灰皿に、江島はぐしぐしする。訊いて来た越谷に、

「今年の新人、誰も吸わない」

「そういや、ウチも吸うの1人だけだな。入って来たので」

 沢が、

「オレは吸わないけど、匂いは好きだ」

 江島がまたタバコに手を伸ばす。見事なチェインスモークだ。

「副流煙が一番悪いのに、なあ?」

 話を振られた越谷も、タバコに火を付けると、

「それでも、沢は昔からだもんな。いいのか?」

「別に。気にしたことも無い」

 換気扇が頑張っているが、部屋の中には薄いもやのような煙が満ちている。須田も含めて、3人がスモーカーだ。沢も成人前は、多少吸ったらしいが、今では全く手を出そうとしていない。

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