なろうコン投稿用に書いたあらすじです。第七章までのネタバレを多分に含みますので御注意下さい。
記憶喪失の『僕』は薄暗い迷宮に倒れていた。苦難を乗り越え、『僕』は脱出を果たす。
その後、『僕』は見慣れない草原の真っ直中にいつの間にか立ち尽くしていた。すぐさま危機に陥るが、済んでのところで少女剣士ミレナに命を救われる。
旅を始めた二人は道すがら、都を目指す僧侶の少女エリシアと、盗賊の少年フォドに出会い、紆余曲折を経て彼らも一行に加わる。道中、四人は倒れていた薬売りメノを助け、彼女からの依頼を引き受ける事になる。
メノと別れた一同は、ノルスという少年と出会った。彼はミレナの知り合いで、勇者として広くその名を知られていた。一行は彼を仲間に加えて都へと向かう。
遂に都へと到着した彼らは、エリシアの用事を済ませる事にした。彼女は王への謁見を求めていて、その理由はある予言を伝える為だった。その内容は曖昧なものだったが、どうやらノルスが倒した魔王が何らかの理由で復活を果たしたらしい。それから一同は『ミレナの父であり剣士のワズリース』『占い師イルラミレ』といった面々と出会う。イルラミレの魔法により、『僕』の本当の名前が『レン』である事も判明した。
次の日。レンとミレナは少年騎士セディルと出会う。手合わせする事になった二人と別れたレンは再びイルラミレと遭遇し、『地術師なの?』と不可解な質問をされるも、答える前に泥棒の人質とされてしまい、連れ去られた。泥棒の正体はセティという少女で、レンは彼女の計らいで無事に城下町まで戻る事が出来た。
宿に戻ったレンはワズリースによってミレナの過去を知る。宿に戻ってこない彼女をレンは探し、セディルがミレナを騎士団に誘っている場面に遭遇してしまう。険悪な雰囲気の中、彼はレンに大会で勝負する事を持ち掛けた。スライムですら満足に倒せない実力だとはいえ、そこまで言われれば断る事も出来ず、レンはその場の勢いで勝負を受けてしまったのだった。