『ナガレボシとオホシサマ』
『はじめましてのごあいさつ』
まっくら。
ここはどこにもないバショ。
どこからのともなくカゼがふき。どこもミズであふれてる。
おとがひびく
やぁこんにちは
いらっしゃいませおきゃくさま
ここはスキマ セカイのスキマ
ちかくてひろくてとおくてせまい
そんなふつうのばしょなんだ
きみはどんなイノチかな?
まぶしい。
ここはすばらしい場所。
足元にひろがるきれいな花畑。空はあかるく星がきらめく。
君はステキなイノチだね
はじめましてお客様
ここは楽園 星の楽園
嬉しい楽しい心がおどる
そんな素敵な場所なんだ
改めましてご挨拶
わたしの名前は”オホシサマ”
色んなセカイの色んなホシの
色んなイノチをみつめてるんだ
ん?ここはどこなんだって?
ここの名前は”オホシサマ”
いろんな世界をいろんな星を
巡って渡って旅してる
そのとおり
君はあたまがイイんだね
わたしはこの場所そのものなのさ
かしこいイノチはきらいじゃないよ
なかよくできるとうれしいな
ここで何をしてるのかって?
あれあれ?伝わらなかったかな?
わたしはここで全部を見てるんだ
そう イノチの全てを見てるんだ
どうして?それはわからない
うまれてずーっとここにいる
うまれてずーっとこうしてる
どうしてなのかわからないや
君はやっぱり頭がいいね
いままで考えたこともなかった
わたしはどうして見てるんだろうね
どうしてだろう
どうしてだろう
どうしてわたしは流れてるんだろう
そういえば
君はどうしてここにきたの?
どうやってここにきたの?
わからない?そっか
わたしとおなじだね
おなじなのはいいことだ
なかよくしよう そうしよう
そういえば
君はなんて呼ばれているの?
名前をきいてもいいかしら
わからない?そっか
それはかなしいね
かなしいのはよくないね
そうだ わたしがなまえをあげる
『ナガレボシ』
うん ステキななまえだ
わたしに似てるいいなまえ
イノチになまえはひつようだからね
君は今から”ナガレボシ”だ
ん?いみ?わかんないよ
なんか君にあってる気がしたんだ
よろしくね ナガレボシ
君はこれからどうするの?
わたし?わたしはこのままさ
いろんなイノチを見つめつづける
そんな旅をつづけるのさ
いっしょにさがす?
なにをさがすの?
”どうして”をさがす?
君とわたしで?
それはいい!
そうか君は頭がイイんだ
君といっしょに巡っていれば
きっといつかはみつかるぞ
わたしはどうして見つめてるのか
わたしはどうして旅してるのか
君はどこからここに来たのか
君はどうしてここに来たのか
きっとみつかるきがするぞ
まだちょっとしかたってないけど
君が来てからここは変わった
君のイノチの色に合わせて
ここのカタチが変わったんだ
明るく眩しく綺麗になった
前のもキライじゃなかったけれど
今のがよっぽどステキだね
ありがとうナガレボシ
それじゃあいこうか
今すぐいこう!
ステキな旅のはじまりだ!
いつおわるかはわからない
でもいまからはじまるんだ
君とわたしのふたり旅!
いろんなイノチをみにいこう!